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「ココナッツオイルで作る簡単バナナケーキ」レシピ/「歩粉(ほこ)」磯谷仁美さんの、おうちで作れるやさしいお菓子

  • 磯谷仁美

2023.06.01

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シンプルで素朴ながら素材の風味をしっかり感じられるスイーツに定評がある、京都の大人気カフェ『歩粉ほこ』。“やさしい”味わいを、おうちでも再現できる“やさしい”レシピで、店主・磯谷仁美さんに提案していただきます!

#18「ココナッツオイルで作る簡単バナナケーキ」

歩粉 磯谷仁美さんの「ココナッツオイルで作る簡単バナナケーキ」

先月のレシピ、「揚げないドーナッツマフィン」を作る際に激推ししたココナッツオイル。

マフィンが焼きあがってすぐにココナッツオイルをまとわすというやり方で、簡単に風味よいドーナッツができるとあって購入したけれど、まだ全部使えず残ってしまっている…という方にもぜひオススメしたい!ということで、今月はココナッツオイルで作るバナナケーキです。

材料(18×8×高さ6cmのパウンド型 1台分)

  • ココナッツオイル(なければバター(食塩不使用)) 100g
  • 卵 60g(Lサイズ 約1個)
  • きび砂糖 80g
  • 塩 ひとつまみ
  • バナナ 200g(約2本)
  •  A
    •  薄力粉 160g
    •  ベーキングパウダー 6g

下準備

  • 型にクッキングシートを敷く。
  • ココナッツオイルが固形になっている場合、湯せんにかけるか、電子レンジで1分半くらい様子を見ながら溶けて温かい状態にしておく。
  • 卵は室温に戻しておく。
  • オーブンを170℃に予熱する。
  • バナナはフォークでつぶしておく。
    歩粉 磯谷仁美さんの「ココナッツオイルで作る簡単バナナケーキ」レシピ 事前の準備 つぶしたバナナ

作り方

  1. ボウルに卵を入れて泡立て器でよくほぐし、きび砂糖と塩を加え、ざらつきがなくなるまですり混ぜる。
    歩粉 磯谷仁美さんの「ココナッツオイルで作る簡単バナナケーキ」レシピ 01
  2. 準備しておいたバナナも加えて混ぜ、Aをふるい入れ、ゴムべらで粉気がなくなるまでさっくり混ぜる。
    歩粉 磯谷仁美さんの「ココナッツオイルで作る簡単バナナケーキ」レシピ 02
  3. 準備しておいた温かいココナッツオイルを3~4回に分けて加え、そのつどよく混ぜる。最初は油分が生地に入っていかない感じがするかもしれませんが、ゴムベラで混ぜていくとちゃんとなじんできますので、全体がツヤっぽい生地になるまでしっかり混ぜてください。
    歩粉 磯谷仁美さんの「ココナッツオイルで作る簡単バナナケーキ」レシピ 03
  4. 型に流し入れ、170℃に予熱したオーブンで45分~1時間くらい焼く。途中で天板の前後を返す。きつね色のおいしそうな色になってきて、まだ中心部分が焼けてなかったらアルミホイルをかぶせてさらに焼く。真ん中に竹串を刺し、何もついてこなければ焼き上がり。歩粉 磯谷仁美さんの「ココナッツオイルで作る簡単バナナケーキ」レシピ 04
  5. 型から取り出し、ラップで全体を包んで冷ます。歩粉 磯谷仁美さんの「ココナッツオイルで作る簡単バナナケーキ」レシピ 05

 



歩粉的おいしさのヒミツ

作り方は、と~っても簡単で、ワンボウルで混ぜていくだけ。

油分の種類が違うだけでこんなに風味が変わるものか!というくらい、鼻に抜けるココナッツの甘い香りとバナナと相性バッチリのケーキができあがりますので、ぜひお試しくださいね。

歩粉 磯谷仁美さんの「ココナッツオイルで作る簡単バナナケーキ」レシピ ココナッツオイル

ケーキによってはホイップクリームやバニラアイスを添えて食べるとよりおいしく感じるものもあるのですが(たとえばチョコレート系のケーキにはホイップクリーム。温かいアップルパイにはバニラアイス…など)、このシンプルなバナナケーキは、何もつけずそのまま食べるのが一番おいしいかな?と思っています。

パウンド型で焼く今回のバナナケーキは、好きな厚さに切ってそのまま朝ごはんとして食べるもよし、プレゼントにも1本もしくはスライスしたものを渡しても、喜ばれるに違いないので、バナナが熟してきたらさっと作ってみてくださいね。

歩粉 磯谷仁美さんの「ココナッツオイルで作る簡単バナナケーキ」できあがり

 

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『「歩粉」磯谷仁美さんの、おうちで作れるやさしいお菓子』は、毎月1回更新。
次回は7月1日に更新予定。お楽しみに!

製作・撮影/磯谷仁美 バナー写真撮影/津久井珠美

磯谷仁美 Hitomi Isotani

「歩粉(hoco)」店主

おいしい焼き菓子やデザートと、ぬくもりのある空間が大人気のカフェ『歩粉』の店主。2015年2月まで東京・恵比寿で、スイーツ好きから圧倒的な支持を集めるも、建物の都合で閉店。その後、渡米。偶然が重なり「シェパニーズ」でインターンシップを経験するなど、アメリカンベイキングを学ぶことに。帰国後、2018年に京都・大徳寺そばに現店舗をオープン。著書に『歩粉のお菓子』(文化出版局)、『歩粉のポートランド&バークレー案内』(誠文堂新光社)、『朝食おやつ』(文化出版局)など。

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