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大人のバレンタインに♡「コーヒーチョコスコーン」レシピ/「歩粉(ほこ)」磯谷仁美さんの、おうちで作れるやさしいお菓子

  • 磯谷仁美

2024.02.01

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シンプルで素朴ながら素材の風味をしっかり感じられるスイーツに定評がある、京都の大人気カフェ『歩粉ほこ』。“やさしい”味わいを、おうちでも再現できる“やさしい”レシピで、店主・磯谷仁美さんに提案していただきます!

Vol.

026

大人のバレンタインに♡「コーヒーチョコスコーン」

「歩粉(ほこ)」磯谷仁美さんのレシピ「コーヒーチョコスコーン」できあがり01

2月といえば、バレンタインですね。そしておいしいチョコレートが出回る時期です。自分用にもスペシャルなチョコを購入したり……いろいろ誘惑があって困ってしまいます。

プレゼントには、ぜひ手作りのチョコを! プレーンのスコーンは連載第1回目に登場しましたが、こちらはそのアレンジバージョン。甘いのが苦手な男性にも喜ばれるに違いない、大人ビターなコーヒー味のチョコスコーンです。

材料(スコーン 12個分)

  • A
    • バター(食塩不使用)  80g
    • 薄力粉  200g
    • 全粒粉  50g
    • インスタントコーヒー 20g
    • きび砂糖  30g
    • 黒糖 20g
    • ベーキングパウダー  10g
    • 塩  1.5g
  • 牛乳 約100~150ml
  • ビターチョコレート 60g


下準備

  • バターは1cm角に切る
  • ボウルに入れたAと牛乳、すべて冷蔵庫で冷やしておく
  • ビターチョコレートは、適当なサイズに刻む
  • オーブンを190℃に予熱する
「歩粉(ほこ)」磯谷仁美さんのレシピ「コーヒーチョコスコーン」下準備

作り方

  1. Aが入ったボウルに冷たいバターを入れ、指先でバターをつぶしながら、粉に混ぜ込んでいく。両手ですり合わせ、さらさらの状態にする(フードプロセッサーで攪拌するとラク)。
    「歩粉(ほこ)」磯谷仁美さんのレシピ「コーヒーチョコスコーン」の作り方01
  2. 冷やした牛乳の約半量を全体に回しかけ、粉に水分を入れ込む感じで、両手で底の方からすくい上げるようにして混ぜる。
    「歩粉(ほこ)」磯谷仁美さんのレシピ「コーヒーチョコスコーン」の作り方02
  3. 残りの牛乳は、生地の湿り具合を見ながら、少しずつ加えて混ぜていく(生地がベトベトしても、乾きすぎていてもよくなく、ほどよい湿り具合に。写真参照)。刻んでおいたビターチョコレートを加え、生地全体にまんべんなく散らばるように混ぜる。
    「歩粉(ほこ)」磯谷仁美さんのレシピ「コーヒーチョコスコーン」の作り方03
  4. 台に打ち粉(強力粉、なければ薄力粉でも。分量外)を振って生地をのせ、12等分(約50gずつ)に分け、丸める(焼き始めると生地が下がるため、少し高さを出して丸めておく)。
    「歩粉(ほこ)」磯谷仁美さんのレシピ「コーヒーチョコスコーン」の作り方04
  5. オーブンシートを敷いた天板に並べ、190℃に予熱したオーブンで20分焼く。途中、10分経過した頃に天板の前後を返す。
    「歩粉(ほこ)」磯谷仁美さんのレシピ「コーヒーチョコスコーン」の作り方06

「歩粉」的おいしさのヒミツ

今回私が使ったインスタントコーヒーは、インドネシア産のかなりビターなもの。それにチョコレートもカカオ分65%のビターテイスト。

その掛け合わせでとても大人好みな味に仕上がりましたが、コーヒーはメーカーによって風味や苦味も異なりますし、チョコもミルクチョコレートや甘めのものを選ぶと、少しやさしい味わいになると思います。

「歩粉(ほこ)」磯谷仁美さんのレシピ「コーヒーチョコスコーン」できあがり02

スコーンは、食べるとき温め直すのがオススメです。

ほろ苦いこのスコーンに、バニラアイスクリームやホイップクリームをつけて食べると、バッチリの組み合わせ!

「歩粉(ほこ)」磯谷仁美さんのレシピ「コーヒーチョコスコーン」できあがり03

ラッピングして、バレンタインのプレゼントとしても喜ばれること間違いなしですよ。

チョコレートがおいしく感じるこの時季に、ぜひ作ってみてくださいね。

『「歩粉」磯谷仁美さんの、おうちで作れるやさしいお菓子』は、毎月1回更新。
次回は3月1日に更新予定。お楽しみに!

Staff Credit

製作・撮影/磯谷仁美 バナー写真撮影/津久井珠美

磯谷仁美 Hitomi Isotani

「歩粉(hoco)」店主

おいしい焼き菓子やデザートと、ぬくもりのある空間が大人気のカフェ『歩粉』の店主。2015年2月まで東京・恵比寿で、スイーツ好きから圧倒的な支持を集めるも、建物の都合で閉店。その後、渡米。偶然が重なり「シェパニーズ」でインターンシップを経験するなど、アメリカンベイキングを学ぶことに。帰国後、2018年に京都・大徳寺そばに現店舗をオープン。著書に『歩粉のお菓子』(文化出版局)、『歩粉のポートランド&バークレー案内』(誠文堂新光社)、『朝食おやつ』(文化出版局)など。

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