「額の三分割」に「論理的思考」のプロセスが表れる

額を横から見て、眉の真上から眉の真上から額のてっぺんまでが凸→凹→凸となっている人は、物事を論理的な思考の持ち主。相貌心理学でこの特徴を「額の三分割」と呼びます。目に見えて額に凸凹がある人はそう多くありませんし、慣れるまでは見分けにくいかもしれませんが、「額がつるっとなめらかではない」ぐらいに捉えればOK。「額の三分割」は女性よりも男性に多く見られる特徴です。前回の相談者・LEE100人隊のさとささんの額にも、この三分割が表れていました。

「額の三分割」の一番上の凸は「想像」を表す部分。ここの部分が広い人は0から1を生み出す優れた発想力の持ち主です。真ん中の凹は「熟考」を表す部分。ここが引っ込んでいる人は、自分の思い付きやアイデアを客観的に検証することができます。一番下の凸は「観察」を表す部分。ここが盛り上がっている人は、物事の本質を見極める力の持ち主です。以上の3ステップを上から順に辿っていくプロセスは、「論理的思考」そのもの。ゆえに、「額の三分割」が表れている人は論理的思考の持ち主であると言われます。

額の最上部が丸く傾斜している人は直感力に優れるが…

額を横から見て、最上部が弧を描いたように丸く傾斜している人は、直感力が優れています。「額の三分割」の一番上の「想像」を表す凸部分＝額の最上部は「発想力」を担う部分。この部分が弧を描いたように丸く傾斜している人は「直感」を導き出す力に長けています。

一方で、額に傾斜がつき過ぎている人は、思考スピードが速過ぎる傾向があります。相手の話をきちんと聞かずに「わかったつもり」になって、早とちりして先走ってしまうことも。また、相手に抱いた第一印象がなかなか覆らない傾向があります、例え相手がその印象を逆の言動をしても「いや、そんなことはない」と……。

眉毛を見れば「洞察力」「集中力」の高さがわかる

「額の三分割」に関連した相貌心理学的特徴が見られるのが「眉毛」です。「額の三分割」の一番下の「洞察」を表す凸部分＝眉毛のすぐ上の部分がボコッと出ている人は、非常に高い「洞察力」の持ち主です。

また、眉と目の距離が近い人は高い「集中力」の持ち主。何かを集中して見るときに、眉がキュッと目に寄るように、眉と目の間の距離の近さは集中力の高さを表します。相貌心理学では「集中力」＝「責任感」と捉えます。責任感のある人は、しっかりと目の前を見ていますよね。ゆえに眉と目の間の距離の近さは、相手に「真面目」な印象を与えます。

目の開き具合の左右差から「現在と過去の比較」を分析

相貌心理学では、人間の顔は左右に違いがある、左右非対称であることが前提。利き手側の顔は現在を、反利き手側の顔は過去を象徴します。バックナンバーで既に解説済みですので詳しくはこちらをご参照ください（https://lee.hpplus.jp/column/2049344/）。

今回、顔の左右非対称について新たに解説するのは「目の開き具合」の非対称です。片方がパッチリ、片方が細い、といった具合に左右の目の開き具合に非対称が表れている場合、その人の現在と過去の比較が分析できます。前回の相談者・LEE100人隊のさとささんは、利き手側の右目の方がパッチリと開いていました。過去よりも現在の方が好奇心旺盛で、知識や情報を取り入れたい欲求が高まっていることの表れです。

“顔”で解決したい
お悩みテーマ、募集中！

イラスト／つぼゆり　取材・文／露木桃子