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年末は「大皿料理」上手になりたくて

フライパンひとつでお店のような味「サルティンボッカ」レシピ/arikoさん

  • ariko

2023.11.07

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年末は「大皿料理」上手になりたくて

イベントいっぱいのこの時季。今年はおもてなしの機会も再び増えそうなので、ぜひマスターしたいのが大皿料理。どーんと出せば、気取りなく、それでいて華やかに。食べごたえのある一品を一度においしく作れたり、取り分けながらおしゃべりが弾むのも、大皿ならではの楽しさです。今回は、達人がとっておきの極意を伝授。スペシャル感アップのテクニック、この冬大活躍するレシピ&アイデアをご紹介します!

ごちそう感満点でいて、手間抜きポイントも!

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arikoさんの大皿料理スペシャリテ

いつものスーパーで手に入る生ハム。ちょっとだけよそいきの食材に頼れば、シンプルな手順で格別な味わい!

arikoさん

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ariko’s platter
“巻いて焼くだけ”でお店のような味に!

サルティンボッカ

フライパンひとつでお店のような味「サルティンボッカ」レシピ/arikoさん

調理時間20分

まるでイタリアンレストランの一品のよう! 一見難しそうだけど、生ハムの塩気が調味料となり、調理はフライパンで完結します。

材料・4人分

  • 豚ヒレ肉(ブロック)……500g
  • 生ハム……100g
  • セージの葉……16〜20枚(肉の数に合わせる)
  • オリーブ(ブラック・グリーン/種なし)……各8粒
  • 薄力粉……適量
  • 白ワイン……100㎖
  • レモン汁……大さじ1強
  • 粗びき黒こしょう(好みで)……適量
  • バター……30g
  • オリーブオイル……大さじ2

作り方

  1. 豚ヒレ肉は2㎝厚さに切り、肉たたきなどでよく叩いて半分程度の厚さにする。中央にセージの葉を1枚ずつのせ、生ハムで包む。薄力粉を全体に軽くはたく。
    セージをのせた側に生ハムの巻き終わりがこないようにする
    セージをのせた側に生ハムの巻き終わりがこないようにすると、仕上がったときにセージのグリーンがほんのり透けてきれい!
  2. フライパンにオリーブオイルを中火で熱し、セージをのせた面を下にして焼き始める。焼き色がついたら裏返し、両面こんがりと焼く。
  3. ②にオリーブを加え、ワインを注いでとろみがつくまで煮る。仕上げにレモン汁とバターを加え、混ぜながら溶かす。器に盛り、セージの葉(あれば・分量外)を飾る。好みでこしょうを振る。

失敗できないおもてなし料理こそ、普段ごはんをブラッシュアップする気軽さで

「できたてを食べてほしい料理は、オーブンまかせの調理や火入れ時間の短いものを。前もって作っておけるタリアータなどと組み合わせれば、当日の作業はぐっとラクに。また、初めての一皿をお客さまに出すのはなかなか冒険だから、普段ごはんで練習しておくと○。おもてなしにはちょっぴりいい食材を使ったり、トッピングを華やかにすればOKです」(arikoさん)

素材の組み合わせ方や調理法次第で、簡単に外食気分を味わえます。

「自宅でも素材の組み合わせ方や調理法次第で、意外と簡単に外食気分を味わえるんです」とarikoさん。「作り慣れた料理だからこそ、おもてなしで自信を持って振る舞えるんですよね」(arikoさん)



arikoさん

教えてくれたのは

arikoさん

編集ライター

SNSに投稿されるごはんが話題。「たっぷり盛れる大皿は“好きなものを好きなだけどうぞ”のワクワク感が最高です。器は、適当に盛ってもサマになるオーバル型がおすすめ。今回は、マリネしたり、作り置きでOKだったりの、当日ラクするポイントもお伝えします」

本業は編集ライターながら、おいしいレシピが絶大な人気で料理本も多数出版!

料理本も多数出版 arikoさん

Staff Credit

撮影/須藤敬一 スタイリスト/山口裕子 取材・原文/福山雅美
こちらは2023年LEE12月号(11/7発売)『年末は「大皿料理」上手になりたくて』に掲載の記事です。

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本業は編集ライターながら、おいしいレシピが絶大な人気で料理本も多数出版!SNSに投稿されるごはんが話題。

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