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LIFE

『山女』で村の偏見と闘う少女を演じる、山田杏奈さんの強さと輝き【福永壮志監督と2ショットインタビュー】

  • 金原由佳

2023.06.30

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『遠野物語』にインスパイアされた物語。現代に通じる日本人の心の村に潜む心理とは?

『山女』場面写真1

『山女』は柳田國男による説話集「遠野物語」から着想を得た物語。18世紀後半、大飢饉に襲われた東北の村で凛は暮らしている。

昨年の東京国際映画祭のコンペティション部門に選出された福永壮志監督の『山女』。18世紀末の東北のとある村を舞台に、先祖の罪を代々背負う一家に生まれた凛というヒロインの受難劇となります。村は日照り不足で、米の凶作に見舞われ、村人の不安や不満は、凜とその父がは捌け口となって、容赦なく降り注がれます。

日本の歴史の差別の源流を辿る物語であると同時に、演じる山田杏奈さんの強い眼差しが、女性の居場所や女性の権利といったテーマを身近なものにしてくれる作品です。

アメリカの大学で映画を学び、海外での活動が長かった福永壮志監督は、長編デビュー作の『リべリアの白い血』から、北海道のアイヌの少年を主人公とする『アイヌモシㇼ』など、一貫して、アイデンティティとルーツを題材とした作品を発表。『山女』は柳田國男の「遠野物語」にインスパイアされ、自らの意思で禁じられた山へと入る女性の選択について描きます。

お二人に、映画のバックグラウンドについて伺いました。

山田杏奈 ANNNA YAMADA
2001年生まれ、埼玉県出身。2011年『ちゃおガール☆2011 オーディション』でグランプリを受賞しデビュー。2018年『ミスミソウ』で映画初主演。2019年『小さな恋のうた』で第41回ヨコハマ映画祭最優秀新人賞受賞。その後、数多くの映画・ドラマに出演する。2022年は、ドラマ「未来への10カウント」「17才の帝国」「新・信長公記~クラスメイトは戦国武将~」「早朝始発の殺風景」等、話題作に多数出演、また初の舞台作品となる「夏の砂の上」へ出演を果たした。

福永監督2

監督・福永壮志 TAKESHI FUKUNAGA
初⻑編映画『リベリアの白い血』が、2015年のベルリン国際映画祭パノラマ部門に正式出品、ロサンゼルス映画祭で最高賞受賞、2016年のインディペンデント・スピリットアワードでジョン・カサヴェテス賞にノミネートする。⻑編2作目の『アイヌモシㇼ』は、2020年のトライベッカ映画祭の国際ナラティブ・コンペティション部門で審査員特別賞、グアナファト国際映画祭で最優秀作品賞を受賞。本作『山女』が長編3作目となる。近年では、米ドラマシリーズ『SHŌGUN』の7話、『TOKYO VICE S2」の5話、6話の監督を務める。

山田さん自身がもともと持っている強さ、輝きが救いとなる物語(福永)

──山田杏奈さんはスクリーンの中で、肉体の持つ重さを表現する俳優だとかねがね感じていたのですが、『山女』では、厳しい環境で生きる凛という女性を演じています。聞くところによると、福永監督は、山に実際にいそうだということでキャスティングされたと聞きましたが。

福永壮志(以下、福永) 以前から出演作を見ていたのですが、特に印象的だったのは『ミスミソウ』で、あの作品でもなかなかつらい境遇の役だったんですけど、セリフに頼らず、表情が豊かで、 なんていうか、真の強さを失わない佇まいが感じられて。初めてお会いしたときに印象的だったのが、山田さん、基本、明るい方で、飄々としているんですよ。多少のことには動じず、どんな状況でも変わらないような目の奥の輝きを感じたんです。

『山女』は凛という少女に困難なことがたくさん起こる物語なのですが、その中で山田さんが元々持っている強さだったり、輝きっていうのが観客にとって救いになる。山田さんじゃないと、観ていてあまりに可哀そうな画になってしまっていたとかもしれません。

──その言葉を受けての感想は?

山田杏奈(以下、山田) 嬉しいです。私自身、そこそこ気が強いので。凛は肝が座っている人で、私が演じた結果、可哀想に見えないと言われることは何よりだなと思います。状況は可哀そうなんですけど、それだけの話じゃないので。

芝居でしか出来ない表現への参加は意味がある(山田)

『山女』場面写真2

山の中では裸足の撮影が多かった。凛は山で生まれて初めて、しがらみのない自由を満喫する。

──山田さんは、『小さな恋の歌』では沖縄の基地問題がテーマで、『彼女が好きなものは』ではLGBTQやアウティングについて言及するテーマを演じ、本作では共同体での差別の構造が描かれています。いつも、きちんと理解しないと演じきれないテーマを向き合っていて、頼もしいと思ってみていました。

山田 社会的なテーマで作品を選んでいるわけではないんですけど、取材の時にそういった指摘を受けることが多く、責任を感じます。私個人の力でなんとかできることではないのですが、作品を通してでしか、お芝居でしかできることはないか、そういった表現に参加できることは意味があるし、これからも何かをできたらいいなと思います。

スタッフの時間と能力とお金をかけるのなら、陽の目をみない人の物語を選びたい(福永)

福永監督1

──福永監督に聞きたいのですが、柳田國男が「遠野物語」で岩手の遠野地方の伝承や言葉を記録として残したのは、教育勅語が発令されたことで日本の豊かな地方性が失われる事への危機感からだと聞いたことがあります。

福永監督のフィルモグラフィも、登場人物が自身のルーツやアイデンティティを失わずに生きることを模索する話が多いのですが、そこにひかれる理由は?

福永 シンプルに、個人的に興味関心があるテーマだということと、独自のルーツや文化、アイデンティティに豊かさや、美しさを感じるからというのが大きいですね。あと、映画になる題材はもちろん色々とありますけど、多くのスタッフ、キャストと、時間と労力とお金をかけて何かを作るのなら、やっぱり、できるだけ意味のあるものを作りたい。とはいえ、内容が面白くないと意味がない。映画として面白い作品作りをめざしながら、出来るだけ社会的に意味があるものを描きたい。特にマイノリティや、なかなか陽の目を見ない人たちの話を選んでやりたいなと思います。

『山女』場面写真3

凛の家と同じく、村に田畑を持っていない泰蔵は凛の良き相談相手である。泰蔵を演じるのは去るカンヌ国際映画祭のACID部門に選出された『逃げ切れた夢』の二ノ宮隆太郎監督。

──山田さんは撮影前に、北海道の阿寒湖にあるアイヌの集落に暮らす少年が、所属するコミュニティやアイヌ文化から距離を置こうとする福永監督の『アイヌモシㇼ』を撮影に入る前に御覧になったと聞いておりますが、そのときの感想は?

山田 『山女』を演じるという前提で見たんですけど、すごくプレッシャーを感じました。プロの役者ではない、実際にそこで暮らす人々を起用されていて。あれだけ生の感情を描いていて、皆さん真摯にそこの風景と文化に向き合っている。もし、私が一緒に、そこの中に入ったとき、どう思われるんだろうと思いました。

前作では役者ではない人を使うという選択をした福永さんの作品に、実際、自分が入ってお芝居をするときに、どうしたらいいんだろうっていうのはすごい考えながら演じましたね。『山女』でも自然が美しいし、遠野地方の文化に焦点を向けているのですが、それを綺麗事で描くということをせず、知らない人が映画をみてお勉強をしましょうみたいな話でもないのがとてもいいなと思いました。



「遠野物語」の話が存在していた時代、話を信じた人の世界観を描きたい(福永)

『山女』場面写真4

村を捨て、山へと入った凛を、ある切迫した理由から村人はマタギと共に捜索することになる。

──今回の映画がきっかけで何十年ぶりかに『遠野物語」を読み直したんですけど、映画で発想を得た「山女」「山男」には短くて、不思議なエピソードが多いですね。獣しかいないような山奥に美しい女性が突如現れたとか、山に入った女性が30年ぶりにひょっこり戻ってきたとか。それぞれのエピソードをこう繋げるのかと面白く見ました。現在オンエア中のNHK朝の連続テレビ小説「らんまん」をてがけている長田育恵さんとの共同脚本ですね。

福永 『遠野物語』そのものの物語を描くというよりは、そういった話が生まれた時代に、不思議な存在や出来事を現実のものとして信じている人たちの世界観を描きたいと思って作りました。僕が想像をいろいろ膨らませて、人だったり、場所だったりをベースに、話を一から組み立て、その書いたものに対して長田さんと意見を交わし、交代で執筆しながら、脚本を作り上げていきました。

『遠野物語』は河童だとか、座敷童子とか、そういったイメージが先行して世に周知されていると思うんですけど、僕自身は、そういうオカルト的な部分ではなく、人間に興味がある。昔の書き物って、どうしても身分の高い人や、裕福な環境にいた人たちが書き残したものが今に伝わっている。でも、『遠野物語』には、江戸時代の遠野に生きて、中央ではなく、 隅に生きていた人間の話が伝説として残っている。そういった人々の姿や、信仰、自然との関わりなどを描きたいと思ったのが、この『山女』の着想となっています。

現代の日本社会では、まだまだ女性に対する差別がある(福永)

『山女』場面写真5

祖先の失火の罪を未だにとがめられ続けている凛の一家。永瀬正敏さん演じる父親は、村での理不尽な扱いに怒りを露にするが…。

──凛の家族は、先祖の過失を代々背負っていて、村では喪の仕事を請け負って生きています。この映画は人の心の中に巣くう同調圧力的な「村」の本質を描いていると思いますが、現在でも「こうあるべき」と人の行動を制限したり、過ちを犯した人を徹底的に世間で裁くなど、今に通じるような描き方をされているなと感じました。

福永 特に脚本を書いて制作準備をしていたのがコロナ禍だったので、今、話されたような当時日本で起こっていた事例を物語に反映させました。時代劇ですが、今、作るなら、今に通じるものをできるだけやろうという気持ちがあるので。現代の日本社会では、まだまだ女性に対する差別がありますし、 村社会的な同調圧力も現代に重なる部分だと思い、できるだけ入れようっていう気持ちはありましたね。

──永瀬正敏さん演じる凛の父親が、貧しすぎて、選択肢がないので、凛の弟だけを大切にし、あとはもう全部捨てるというようなドライな判断していて、そこの優先順位がひっくり返らないつらさがありましたね。

山田 凛を含め、そういうものとして生きてきた人が多いのだと思います。私、兄弟がいるんですけど、『山女』の時代ではないですが、ときどき、今、この状況で両親に愛情を天秤でかけられたら、私は、絶対に選ばれないな、って思う時があります(笑)。でも、逆に、私が選ばれる時もある。ほんと、ちょっとした出来事でのことですけど、親子関係って、そういう小さなことだけど、愛情の掛け方って子供からすると、日々わかりますよね。

『山女』場面写真6

跡取りである弟は視力を失っており、凜は亡き母に代わり、愛情を注いでいる。二人が持つリンドウの花言葉には「あなたの悲しみに寄り添う」という意味があるそう。

──子どもは敏感だから、わかってますよね。反省しなければ。

山田 今の状況なら、こっちを優先にするだろうなみたいなね。私の小さい家族の中ですら、そういうことがあったので、『山女』での閉鎖的な村だと、凜は誰よりも繊細に感じていたのかなと思います。

──凛を演じるうえで、山田さんは冒頭からずっと働いていて、昼間は人を弔う仕事をし、夜は夜で内職の仕事をしていて、肉体的な準備作りに、監督はどれだけリクエストされたんですか?

福永 何よりも求めたのは、遠野の方言です。方言って、当然、今よりも古い言葉であり、その地方特有の文化でもある。映画にリアリティを持たせるには、現代とのギャップを埋めることが大事だと思っていたので、その方法のひとつとして方言を徹底しました。俳優の皆さんには、方言指導の先生が録音したセリフをお渡しして、ちゃんと練習してもらいました。

──山田さんは本当にお上手ですよね?

福永 めちゃくちゃうまかったですね。耳がいいのかな。

草鞋を作る練習で、家の中がワラだらけになった(山田)

『山女』場面写真7

行商人として働く泰蔵の思い人は凛だが、春という女性がアプローチしていく。

山田 たまに言われます(笑)。遠野弁にはすごく、助けられました。私自身、東京から急に、撮影場所の山形に行って、すぐに芝居をしてってなった時に、方言があるのとないとでは全然違っただろうなと思います。あと、何かを作るとかの手作業の場面が多くて、それもかなり準備をしました。

ワラでいっぱいの袋を家に持って帰り、足で草鞋をつくる練習をずっとやっていたので、もう家がの中がワラだらけになっちゃったんです(笑)。肉体的な準備はとてもありました。

凛と山男が暮らす洞窟は縄文人が暮らした遺跡(福永)

──山形では自然豊かな庄内エリアを中心に撮影されたと聞いておりますが、お二人がインスパイアされた場所はありましたか?

福永 日照不足で、飢饉に陥っている村のセットは庄内映画村で撮影したのですが、凛が村を見限り、入っていく山のパートは、縄文人や弥生人が実際に住んでいた洞窟を借りて撮影したんです。

『山女』場面写真8

山に入った凛が出会う山男を演じるのは森山未來さん。その歩き方、風貌が威風堂々たる野生動物のよう。

──森山未來さん演じる山男が暮らし、焚火とかしていたあの洞窟ですか?

福永 ええ、あそこは遺跡なんですよ。凛が彷徨う森の大木も、樹齢何百年というもので、時代の気候の変化を受けて、すごく変形しているんですよね。

山田 私は撮影が終わるまで、あの洞窟が遺跡ということを知らなかったんですけど、むしろ、 知らないまま演じられてよかったです。

福永 地域のみなさんの協力のおかげで、あの洞窟で撮影することができました。あの森はずっと 個人の方が所有していたから、開発もされず、人の手も入らず、今に至るまで守られてきたそうです。

森山未來さんがとった人類学的なアプローチ

山田  やっぱり山の中に入ると木や、場所や、自然の存在そのものが大きすぎて、力があるなと思いました。あと、山男を演じた森山未來さん。

福永 森山さんは山男として腕に白く塗り物をされていたんですけど、それは森山さんのアイデアです。それには意味があって、山で暮らしている人が、虫よけに樹液を体に塗ったりしていたそうです。先ほどの方言じゃないですけど、土地と自分の間をどうやって埋めて、あの世界にちゃんと存在する方法を探していた気がします。

ただ、見た目の効果でやっているんじゃなく、山男の造形や、身に着けているものは、森山さんはじめ特殊メイクの方や衣装の方などと話し合い、きちんとストーリーや実用性をベースに作っていきました。

『山女』場面写真9

村には確固たる身分差があり、男性に物申せない女性たちは、感情のはけ口として凛に厳しい言葉を投げつける。

──すごい。そこまでいくともう、人類学、民俗学の領域ですね。もうひとつ、うかがいたいのは、村の共同体を維持するために、誰か犠牲者の役割を担わされる構図についてです。災害や厄難が起きた時に人柱をたてるのはいろんな神話、民話に残りますが、本作でも若い女性を生贄とする村の男たちのエピソードが出てきます。

福永 最初から犠牲の話を入れようと考えていたわけではなくて、当時の厳しさや生きることの大変さ、過酷さを描こうとうとしているうちに出てきた話です。もちろん、観客を悲しませたいからからそういう場面を作っているわけじゃなく、それに屈しない凛の力強さを描きたいから。

冒頭に口減らしの話が出てきますが、それは遠野だけじゃなく、いろんなところで行われていたことだし、現代でも、形を変えて、誰かがどこかで犠牲になって、社会が成り立ってるじゃないですか。見えないだけで、例えば、誰かが動物を殺しているから、お肉を食べられる。不可視化されてるだけで、犠牲って社会の中にはたくさんあって、そういう意味では、凜の時代も今もそう変わらないことがたくさんあると思う。

生贄を求める儀式や、背景に、創作物を見るうえで興味がある(山田)

『山女』場面写真10

日照不足で、耕作の実りが悪く、ついに人柱を立てようということになる。

──山田さんは、自分の知らないところで凛を人柱に立てようと決めた男たちだけの話し合いの風景を出来上がった映画を見て、どう感じましたか?

山田 私、映画の中で何度か生贄になってるんですよ。これまで3回ぐらいやってます。

福永  なかなかいないよね(笑)。

山田 『ミスミソウ』でも『樹海村』でも勝手に生贄にされて、演じるたびに、周りの人って勝手だなって思うんですけど、私個人的には、そういう生贄を求める儀式的なこととか、創作物として見る分にはかなり興味があって。今だったら、科学で解明できることを、昔はどうにかしようとして、人柱とか、そういう存在を求めてしまうほど必死なんだろうなと。

山田さんが思わず、本気で怒った場面とは

福永 今の話を聞いて思い出したんですけど、凛が父親の罪を庇う場面の後、山に向かう凛のシーンで、山田さんがすごい怒った顔をしていたんです。それは、僕がお願いした演出によるものじゃなく、山田さん自身から湧き出た感情で作ってくれた場面ですが、そのテイクの後に、「結構、怒っていますね」と僕が声を掛けたら、「いや、だって、さすがにめちゃくちゃじゃないですか。みんな、勝手じゃないですか」って。

それまで、凛として感情を抑えて必死に生きてきた人物だったのが、ここにきて、本気の怒りを出してきたなと。

山田 そりゃ、そうですよ。うん、ひどいです!

伝わってほしいのは、凛の生きる力強さ

──そうやって、山田さんから生々しい感情が出てきているから、私たちは、これは昔話ではなく、今の女性と通じる物語だとみることができます。最後に一言、山田さんに現代の観客に伝わったらいいなと思うことを一言もらっていいですか?

山田 うーん、難しい。監督は色々と考えていると思うんですけど、私はこの映画でこう感じてほしいって思う立場にはいないと思うんですよ。だけどいろんな周りの力をもらって、凛として生きたのは、事実なので、そのまま見てもらえたらいいなと思います。多分それは生きる力強さなのかなとおもいます。

山女

『アイヌモシㇼ』の福永壮志監督による、柳田國男による説話集『遠野物語』から着想を得た時代劇。18世紀後半、東北の村は冷害で大飢饉に襲われていた。凛は飢えに耐えかね盗みをはたらいた父の罪をかぶり、立ち入りを禁じられた山奥に自ら足を踏み入れる。決して越えてはならぬと昔から伝わる山の奥で、凛は年齢不詳の、不思議な男と出会うが……。女性の権利、自由の確保などを考えさせる作品。

監督:福永壮志
脚本:福永壮志、長田育恵
出演:山田杏奈、森山未來、二ノ宮隆太郎、三浦透子、山中崇、川瀬陽太、赤堀雅秋、白川和子、品川徹、でんでん、永瀬正敏ほか

(C)YAMAONNA FILM COMMITTEE

★ユーロスペース、シネスイッチ銀座は公開中。7月1日(土)より新宿K‘Sシネマ他、全国順次公開

『山女』公式サイト

撮影/藤澤由加
スタイリスト/中井彩乃
ヘアメイク/菅長ふみ(Lila)

 

金原由佳 Yuka Kimbara

映画ジャーナリスト

兵庫県神戸市出身。関西学院大学卒業後、一般企業を経て映画業界に。約30年で1000人以上の映画監督や映画俳優のインタビューを実施。映画誌、劇場パンフレット、新聞などで映画評を執筆。著書に『ブロークン・ガール 美しくこわすガールたち』、共著に『伝説の映画美術監督たち×種田陽平』。映画祭の審査員、トークイベントなど講演・司会も多数。

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