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母さん、父さんのラクしてつづく一点豪快弁当

みんな大好きなからあげを豚薄切り肉で!「豚唐揚げ弁当」レシピ/ワタナベマキさん【一点豪快弁当】

  • ワタナベマキ

2023.03.21

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少数精鋭、たっぷりおかず。実は子どもに好評です ワタナベマキさんの“一点豪快弁当”見せてください!

息子さんは食べ盛りの高校生。「好きなものだけ、たっぷり食べたい!」のリクエストにこたえて作るのが、こんなお弁当です。

おなかいっぱい、楽しく食べきればそれでよし

「意外に子どもって、お弁当にバリエーションを求めていないことがわかったんです」とワタナベさん。例えば、メインの唐揚げ。

「今回は豚薄切り肉ですが、もちろん鶏肉でもいい。しょうがをカレー粉に替えるとか、そんなことで十分で。わが家は、ごはんが進むメインがどん!とあって、あとは副菜1〜2種、くらいのほうが、おかずが少しずつたくさん入っているより食べごたえがあって満足できる様子。お昼休みって限られているから、うちは副菜も、『サッと食べられる、お箸でつまみやすい大ぶりなものがいい』と言われます」(ワタナベマキさん)

以前は、栄養や彩りも考えていましたが、今は「気分よく、おなかいっぱい食べてくれればOK」(ワタナベマキさん)。

そんな境地でも、時折入れるのが肉巻き。「お肉に見えるけど、実はほぼ野菜だよ、なんて(笑)」(ワタナベマキさん)

ワタナベさんのリアルお弁当

「大好きな唐揚げをあふれるほど。好物なら3日連続でもOK(笑)」(ワタナベマキさん)

「大好きな唐揚げをあふれるほど。好物なら3日連続でもOK(笑)」(ワタナベマキさん)

「揚げ物の衣に青ノリを混ぜるだけで、見た目も風味も変わります」(ワタナベマキさん)

「揚げ物の衣に青ノリを混ぜるだけで、見た目も風味も変わります」(ワタナベマキさん)

「つくねバーグがドーンと入っています。副菜もざっくり大きめで」(ワタナベマキさん)

「つくねバーグがドーンと入っています。副菜もざっくり大きめで」(ワタナベマキさん)



豚唐揚げ弁当

おなかいっぱい、サッと食べられて子どもに好評!「豚唐揚げ弁当」レシピ/ワタナベマキさん

唐揚げは、お弁当の人気者。豚薄切り肉を丸めたバージョンは、かたまり肉よりもやわらかく、火が入りやすいのでよりお弁当向き。「しょうがの風味をきかせて、ごはんが進む味つけに。せっかく揚げ油を使うなら、ついでにスナップえんどうも揚げちゃいます。副菜は、卵1個なのにふんわり仕上がる卵焼きとレンチン蒸し野菜で」(ワタナベマキさん)

材料・1人分

  • ごはん……適量
  • 梅干し……1個
  • 青じそ……1枚

【豚唐揚げとスナップえんどうの素揚げ】

  • 豚切り落とし肉……150g
  • スナップえんどう(すじを取り除く)……2〜3本
  • A)
    • しょうがのすりおろし……1かけ分
    • 酒、しょうゆ……各小さじ2
    • 塩……少々
  • 片栗粉……大さじ2
  • ごま油……大さじ3

【卵1個で作る卵焼き】

  • 卵……1個
  • A)
    • 牛乳……小さじ1
    • 砂糖……小さじ1/4
    • 塩……ひとつまみ
  • サラダ油……少々

【レンジ蒸しさつまいも】

  • さつまいもの輪切り(1㎝厚さ)……2枚

作り方

【豚唐揚げとスナップえんどうの素揚げ】

  1. 豚肉にAをよくもみ込み、3等分に分けてそれぞれ小判形に丸める。全体に片栗粉を薄くまぶす。
  2. 小さめのフライパンにごま油を中火で熱し、①とスナップえんどうを入れる。
  3. スナップえんどうは途中上下を返し、1分ほどで取り出す。②の豚肉は上下を返しながら、全体がカリッとするまで2~3分揚げる。

【卵1個で作る卵焼き】

  1. 卵を溶きほぐし、Aを加えて混ぜる。
  2. 卵焼き器にサラダ油を引いて中火で熱し、①を流し入れて全体に広げる。

卵焼き器にサラダ油を引いて中火で熱し、 を流し入れて全体に広げる。

  1. 表面が半熟になったら、少し火を弱め、奥から手前にひと折りする。

表面が半熟になったら、少し火を弱め、奥から手前にひと折りする。

  1. さらに左から右にひと折りする。

さらに左から右にひと折りする。

  1. 真ん中にへらで跡をつけ、奥から手前にもうひと折りし、卵焼き器の角を使って形を整える。裏面も焼いて中まで火を通す。

真ん中にへらで跡をつけ、奥から手前にもうひと折りし、卵焼き器の角を使って形を整える。裏面も焼いて中まで火を通す。

【レンジ蒸しさつまいも】

  1. 耐熱皿にさつまいもと水大さじ1を入れ、ふんわりとラップをし、電子レンジ(600W)で2分30秒加熱する。

教えてくれたのは
ワタナベマキさん

ワタナベマキさん

素材を生かしたシンプルなレシピで、雑誌、テレビ、広告など多方面で活躍。お弁当歴は幼稚園、中学、高校と通算8年。「息子はあっという間に高校生。子どもっぽいと思ったら、意外に渋好みなんですよね」(ワタナベマキさん)
Instagram:maki_watanabe
公式サイト:https://maki-watanabe.com/

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撮影/鈴木泰介 スタイリスト/朴 玲愛 取材・原文/福山雅美
こちらは2023年LEE4月号(3/7発売)「母さん、父さんのラクしてつづく一点豪快弁当」に掲載の記事です。

ワタナベマキ

料理家

ケータリングをきっかけに、本、雑誌、広告などで料理を提案するように。デザイナーの夫、中学生の息子との毎日から生まれる実践的、かつ体に優しいレシピが好評。『ワタナベマキの10の定番弁当』 (扶桑社ムック)、『旬菜ごよみ365日 季節の味を愛しむ日々とレシピ』(誠文堂新光社)ほか著書多数。

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