星が教えてくれる
激動の年の「運勢と乗り切り方」
「平成」が終わり、新しい元号へ。さらに10月には消費税増税など、時代の変化の波が押し寄せる2019年。変化の時代は人の心も荒れがちですが、占星術という眼鏡を手に入れると、時代の波を読めるようになると同時に、なぜこの人が自分とこんなに違う考え方をするのかがわかるはず。人間関係のモヤモヤがスッキリ晴れること間違いなしです。
2019年は、いろいろと“手放す”ことで飛躍する年に
おうし座に天王星が移動 ~2019年は激動の年~
ここで時期的なことをお話ししましょう。2019年は、3月6日に天王星がおうし座に入るという大イベントが控えています。天王星は、ローカルな壁を壊し、外の影響を持ち込む星。そして、おうし座は、「安定や物質、お金、豊かさ、大地」などを表すので、これまで私たちが変わらないと思ってきたものが変わることもあり得るのが2019年なのです。
前回、天王星がおひつじ座に入りきったのは2011年3月12日のこと。「東日本大震災」で始まったとも言えるサバイバルな「おひつじ座の天王星の時代」は、2019年3月6日から、本当の豊かさを求める「おうし座の天王星時代」にシフトすることになります。
実は、2018年も5月から11月にかけては天王星が一時的におうし座に入り、2019年の先触れを私たちにもたらしていました。災害が多く、心理的に落ち着かない年でしたが、2019年は、さらに豊かさの価値や暮らしの形など、時代が大きく変わるのは明白です。
とは言え、あまり大きなことを言われても戸惑うだけですよね。大切なのは外側の世界の変化に揺るがない自分自身の軸をもつことです。2018年に続き、2019年も時代のルールを作る土星はやぎ座にあり、土星の力を発揮して、コツコツと努力する姿勢が欠かせません。
日々、家族にごはんを食べさせたり、家事をしたりと見えない仕事も手を抜かず、きちんと毎日を生きる。自分の好きなもの、好きな人たちを大切にすることで、時代の変化による不安はやわらいでいくはず。
同時に、「おひつじ座の天王星の時代」に握りしめていたプライドや反抗心、執着は手放していきましょう。軸がなく、変化の時代を渡ろうとすると自分を守り、戦おうとしてしまいますが、軸をしっかりもったうえで、しなやかに翼を広げれば、変化の波の上を悠々と飛んでいくこともできるはずです。「基本、基盤」を整えたうえで執着を手放し、華やかにジャンプする。そんな一年にしたいですね。
また、2019年のような変化の年は、多くの人の心が揺さぶられ、普通なら人に見せないような強い感情が出てくることが予想されます。特におうし座に天王星が入る直前のこの冬は、戦いや競争に明け暮れたり、年長者や職制で上の人が目下の人を支配したりする傾向は、まだ残っていると思います。エゴの強い人とは距離を置きたいところですが、家庭や職場内ではそうもいきません。でも、占星術で相手を理解することで、次第に、彼らに振りまわされないようになるはずです。
12星座別 2019年の運勢
photo/岩城裕哉 cookies/and Bake text/Saya
一人になるのを怖がらず、本来の自分に
おひつじ座にとっての2018年は、「取り組んでいること」からの「卒業」の予兆を感じさせる年だったと思います。2019年は、3月6日に天王星がおひつじ座を去るので、冬の間は、以前のトラブルに巻き込まれることもありそうですが、春からは、本来の姿を取り戻すのにベストなタイミング。実際には10月14日のおひつじ座の満月頃まで決心がつかない可能性もあるものの、もし他者からのパワハラなどに耐えているなら、一人になる権利はあることを思い出して。
というのも、拡大の星である木星は、古いトラブルから抜け出し、「ここではないどこか」へと飛び立つように促しています。新天地をめざすのは、逃げ出すことではありません。離婚、退職など一見マイナスなことも、これまで最大限戦い、やりきったあなたに人生を変えさせるために起こっているのです。より心地いいほうを選択して。
プライド、闘争心
誇り高く、負けず嫌いなおひつじ座にとって、上位者に支配されるように感じ、反発しがちな7年間だったのでは。初めは強い信念があったとしても、いつの間にか反発のための反発となり、無益な戦いだけが残っていた面はありませんか。現実に、裁判や相続争いを抱えている人も、勝利よりも和解を選び、プライドや闘争心を手放して新しい自分になることが2019年のハッピーの秘訣です。
話し合いとコンセンサスがすべてのカギ
おひつじ座は、優れた直感力をもち、合理的なので、つい一人で考えたり、行動したりしてしまうくせがあります。そのため、仕事でも、普段の生活でも、あなたのパートナーとなる人は、置いてけぼりで寂しい思いをしているかもしれません。相手がいつも機嫌よくいてくれるからといって、あなたのペースでだけ事を運ばないようにして。どんなことでも話し合い、コンセンサスをとるようにしたいですね。
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2019年 おひつじ座の男性は?
おひつじ座の男性は、若いうちは自由なクリエイタータイプ。組織に属すことを嫌い、一匹狼として個性を追求したいと望みます。たとえば、デザイナーやショップオーナーをめざすかもしれません。子どものような無邪気さが魅力で、押しが強く、遊びも大好きです。ただ結婚すると、家庭向きとは言いがたく、仕事や遊びなど自分のことに夢中で、家庭は奥さんにまかせきりということも。でも、2019年は、3月に天王星がおひつじ座を去ることから、少し周囲を振り返る余裕が出てくる様子。組織に反発するなど天邪鬼なところは落ち着きそうです。ただ経済的には少し大変に。これまでとは違う収入の道を模索するかも。
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自立の流れを受け入れ、新しい挑戦を
2018年は、5月16日から11月7日まで天王星がおうし座に滞在したことから、専業主婦だったのが働かなくてはいけないなど、コンサバなおうし座にとっても自立の流れを感じていたのでは。
2019年は、3月6日に天王星がおうし座に入り切り、その後は2025年まで滞在するので、自立の流れは止められないものに。もともとヴィーナスという美の女神が守護するおうし座には豊かな才能が眠っています。これまでは仕事や収入を得ることに自信がなかったり、働くことに抵抗があったりしても、動いてみれば、人生がさらに豊かなものに。資格取得や就職活動などステップアップの流れは、4月から10月の間に起こってくる可能性がありますが、特に8月からは本気度が試されそう。11月12日のおうし座の満月前後には、2019年のチャレンジの結果、可能性が格段に広がったことがわかるはず。
依存心、受け身の姿勢
少女のような可愛らしさが持ち味のおうし座の女性。目を引く美人ではないけれど、「クラスの男子がみんな好きになってしまう」タイプです。でも、その分できないことは人にやってもらうのが当たり前になる傾向も。また人気者なので、それが許されてもきました。でも、周囲への依存心や受け身の姿勢、「女性の役割は家を守ること」といった保守的な価値観を手放すと、チャンスが降ってくるのが2019年です。
自分の取扱説明書を発行する
目に見えるもの、手で触れる五感の世界を愛するおうし座にとって、目に見えない心の世界は、あまり得意ではない様子。パートナーの心情を理解したり、コミュニケーションをしたりも苦手意識から後まわしにしがちです。その結果、相手の行動や言動をギリギリまで我慢して、「わかってくれない」となるくせが。自分がどんなことをされたら嫌なのか、パートナーには取扱説明書を発行するようにしたいですね。
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2019年 おうし座の男性は?
子犬のような愛くるしさがおうし座の男性の魅力。おっとりした性格ですが、意外と肉食系でもあり、若い頃からガールフレンドは途切れないタイプ。また恋人は近くにいないとダメなので、遠距離恋愛などはできないでしょう。その傾向は結婚してからも変わらず、単身赴任などは嫌がり、家族で動くことを好むはず。仕事については、本来は安定志向。会社員なら銀行や証券といった金融畑で、着実に積み上げていこうとするでしょう。でも、2019年は、3月に天王星がおうし座に入ることから、変化の機運が来ています。急に、好きなことを仕事にしようと考えるなど、組織の中にいても転勤や出向などの可能性も大きいとき。
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周囲に感謝を向けるほど愛される一年に
仕事では新しいクライアントやプロジェクトが決まり、プライベートでもよい出会いがあるなどプラスの流れが来ていた2018年。ただ、それは表面だけで、この数年の疲れやひきずったままの重い荷も残り、なかなか思いどおりに進まない、鬱々とした感じもあったかも。
でも、2018年の年末から2019年は、拡大と保護の星である木星がふたご座を応援してくれるので、人間関係の修復期に入ります。これまでは、周囲にも警戒心を抱きがちだったと思うのですが、そこで心を開いてみると、これまでライバル視していた人たちが実はあなたのために動いてくれていたと気づきそう。感謝を向ければ、多くの人に愛してもらえるのが2019年です。そのためには自分のルールを押し通すことなく、周囲と調和する姿勢を大切に。2019年の年末になるほど人脈も広がり、支持してくれるファンが増えるのを実感しそう。
主導権、競争心
コミュニケーションの星、水星が守護するふたご座は集団の号令係。コミュニケーションやプレゼンが得意で、仲間への伝令役なのですが、主導権を握りたがると、この冬は失敗しそう。すべてをコントロールしたい、かつ仲間に勝ちたいという気持ちが強すぎると孤独に逆戻りしてしまうかも。3月、7月、11月には守護星の思考や伝達の星、水星の「逆行」があります。イライラしやすいので、自分をいたわって。
助けを求める側から助ける側にシフト
本来のふたご座は明るく楽しい人で、あなたが発したたくさんのおしゃべりを聞いてくれる仲間を愛していたはずです。でも、この数年、友人、先輩、家族など周囲が結婚や異動でいなくなるなどして、取り残された気分だったかもしれません。2019年は、心機一転。助けを求めるのではなく、相手を優しく受け止め、アドバイスする側にまわって。そのゆとりが逆にあなたの存在感を増し、評価もうなぎのぼりに。
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2019年 ふたご座の男性は?
保守的な価値観をもちながらも、自分は自由にしていたいところがふたご座の男性にはあります。そのため結婚すると、家庭と仕事はきっちり切り分けがち。外では有能でも、家庭では、奥さんに家事や子育てのかなりの部分をまかせて、自分は、「長男」のように奥さんの仕切りに乗っていることが多いようです。手伝ってはくれるので、姉御肌で、何でもやってあげるタイプの奥さんだと特に問題はないはずですが、そうでないと、暖簾に腕押しのような「頼りなさ」を感じるようになるかも。とは言え、2019年のふたご座は、人の応援や引き立てを受けやすい運気。調子はよさそうなので、温かく見守ってあげることが肝要。
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体調が回復し、毎日に軽やかな流れが
ルールを作る土星や変容の星、冥王星の影響を強く受けて、役割と責任が増えたのが2018年。例えば、義理の両親や上司など年長者からの要請や期待も多く、心身ともに疲弊していたかもしれません。
でも、2018年の年末から2019年にかけては、とてもよい流れが来ています。なんとなく体調が今ひとつだった人も元気に動けるように。「今日は何か楽しいことがないかな」と、目覚めるのが楽しくなるような、明るい雰囲気が感じられます。仕事でもやりたいことに後押しがありそう。年明け、そして4月から9月くらいまでは、再び家族の問題、役割や責任の重さが戻ってくることもありますが、2018年ほどの心理的なハードさはなく、年末にはだいぶ楽になってくるでしょう。ただ、今までならあなたを助けてくれた人たちが引っ越してしまうなど距離ができていく傾向があり、一抹の寂しさがあるかも。
テリトリーを守る心理
コミュニケーションの星、水星が守護するふたご座は集団の号令係。巣を守る母鳥のように、家庭や職場などテリトリーを守るためなら戦いのスイッチが入ってしまいやすいのがかに座です。でも、急に感情的になったりすると、逆にキャリアアップの機会を失いかねないのがこの冬から春にかけて。狭い場所で戦い続けるよりは、その場所を離れたり、別の場所を手に入れたりというように、自分の心に余裕をもてるように。特に7月3日のかに座の新月&日食の頃は要注意。
家族や周囲が自立できるよう手助けを
幼い子どものように独特の愛嬌があるせいか、年長者に好かれがちなのがかに座女性。また男女の役割分担を求めるような古風な夫を引き当てる傾向もあり、自然と家族や周囲のお世話役に。でも、あなた自身も仕事や子育てで手いっぱいだと、彼らの世話まで手がまわらず、ストレスがたまりがちでは。2019年は、あまり手を貸さず、彼ら自身が家事や仕事で自立するようなサポートに徹し、楽になりましょう。
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2019年 かに座の男性は?
かに座の男性は、「家庭」や「家族」をとても大切に考えます。ただ、その家族観は、とても保守的なもの。家族という血縁を大切にし、身びいきでもあり、群れの安全を第一に、自分がリーダーとしてふるまいます。そのため、結婚前は、優しく頼り甲斐があるように見えた部分も、結婚後は、ちょっと暑苦しいように思えることも。たとえば、奥さんが外で働くのを嫌がるとか、家族で何でも一緒にやりたがるとか、何でも自分が決めようとするので、妻の立場としては認められていない気がしてしまいそう。ただ2019年は、彼自身が人間関係に振りまわされがち。それでも我慢し、逃げないところに改めて魅力を感じるかも。
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キャリアや人生の軌道修正があり得る
2018年は、しし座では1月には満月&月食、8月には新月&日食があり、あなたの置かれている状況、心境や価値観はそれまでと大きく変わったのでは。2018年秋から2019年にかけては、拡大と保護の星である木星のおかげで、もっとクリエイティヴになりたくなるはず。そのため、2018年の年末から2019年の春までは、クリエイティヴな目標を追いかけることになりますが、来春以降は、そこから抜け出し、もっと広い視野で全体を俯瞰するポジションに就く可能性が。その間では2019年1月21日にしし座の満月&月食があり、新年早々、自分自身の心を見つめてやりたいことを考えることになりそう。
ただ4月から9月くらいまで日々の生活や仕事はちょっと退屈に感じられる予感。そして、7 月は思考や伝達の星、水星の「逆行」がしし座であるので、新しいオファーを受けておおいに悩むかもしれません。
説明不足、抱え込むくせ
目の前に吊り下げられたニンジンを目当てに、ただ走り続けているようなところがありませんか。「今、このとき」を大切に瞬間、瞬間を生きるのはしし座の魅力でもあるのですが、周囲はそのスピードについていけないかもしれません。しし座に特有の熱量や愛の大きさはそのままに、もう少し周囲に説明したり、事前に共有したりすると、さらに職場や家庭はうまくまわり出すでしょう。昇給、昇進もあり得ます。
家族との時間を意識して作る
オンオフがハッキリしているしし座。オフにはそれが人生で一番の優先事項であるように思いきり遊びますが、オンでもまじめです。自分自身は、年功序列や男女の役割分担なども受け入れ、周囲に尽くすのですが、姉御肌で後輩や部下には公平で面倒見がよいので、皆に慕われます。ただ外に気持ちが向いてしまう分、家族やパートナーが寂しい思いをしていることも。家族との時間も最大限とるようにして。
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2019年 しし座の男性は?
しし座の男性は、若いうちから人気者。守護星の太陽のような性質の温かさに、たくさんの人たちが周りにやってきます。男友達も大勢いて、仲間とスポーツをしたり、ワイワイお酒を飲んだりが大好きなのでは。おつきあいしているうちは、仲間との場にもガールフレンドを連れていくので、自分もその仲間に入れて楽しいのですが、結婚すると、遊んでばかりもいられないもの。家族の用事があるときにも友達の要請を優先してしまう彼に、だんだん不満が募ってくるかもしれません。特に、2019年は、仕事のストレスも大きい分、反動で遊びたい気持ちが大きくなるとき。あまり束縛しないことが大切になるかもしれません。
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いちいち反応せず、「神対応」を
夏の間は、2019年からの7年間を予感させるような、新しい流れがやってきていたはずです。新しい仕事、新しいネットワークにワクワクしていたかもしれませんが、2018年の年末から2019年の春にかけては古い問題が戻ってきます。繊細なところがあるあなたのこと、小さなことであっても、品のなさ、レベルの低さに嫌悪感を抱いてしまうかも。でも、そこで、これまでと同じ神経質な反応をしたり、パニックに陥ったりしては何も変わらないもの。一歩進んだ「神対応」を見せることで、周囲からのあなたの評価も随分と変わっていきそう。
2019年の4月から9月にかけては、あなたの専門性を磨くために何か学ぶべきことがありそうな予感。すると、そのご褒美かのように、8月30日にはおとめ座での新月もあり、秋からはあなた自身の立ち位置が変わるとともに、あなたの存在感が増していきそうです。
過敏さ、過干渉
感受性が強すぎるおとめ座は、そんな自分を普段は必死で抑えています。感覚と理性の狭間でいつも揺れているような人たちなのです。その過敏さが他者に向かうとお節介になってしまい、自分の境界線の外のことまで面倒を見てしまいがち。2019年、守護星の思考や伝達の星、水星の「逆行」は、3月、7月、11月。そのたびに人間関係では問題が出やすくなるので、「好き嫌い」で相手を判断しないようにして。
孤独がやわらぎ、大勢の応援団が出現
おとめ座の「居場所」の分野を拡大と保護の星である木星が癒してくれる2019年。その流れは、2018年の11月から始まっていますが、味方がいないようで孤独を感じていたのが変化し、大勢のあなたのサポーターがいることがわかるはず。それは家族の間でも同様で、あなた自身も相手に厳しい批判の目を向けることがなくなり、お互いに自然な流れでサポートし合えるように。安心感のある一年になりそう。
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2019年 おとめ座の男性は?
本気の恋愛にはとても優しく、誠実なおとめ座の男性。真面目な働き者で、家族想いの彼は、まさに結婚向きの男性と言っていいでしょう。ただ、それは、彼がその気になれば。なかなか本気にならない上に慎重なので、結婚への重い腰が上がらない場合があるのです。また女性の側はつきあっているつもりでも、彼はつきあっていないと思っていたなんてこともありそう。もともと完璧主義なので、恋人への期待値もとても高く、それに達していないと切り捨てられてしまうこともあるからです。でも、2019年の春からの彼は、人生を新しいステージに進めようとやる気満々。そのパワーについていけるかどうかが関係の鍵に
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周囲の応援で難しい局面もクリア
てんびん座にとって、この7年は、心理的にはサバイバルな状況だったかもしれません。仕事や地域社会では、常識の違う人たちと付き合うことが多く、調整役として気疲れすることも多々あったのでは。その仕上げのようなタイミングがこの冬。難しい課題や要求を突きつけられるなどハードな状況も多々あると思いますが、今までと違うのはあなたを信じ、応援してくれる人たちの存在。2018年の年末から2019年にかけて、あなたの人脈に変化が。セレブな人たちとの付き合いも増えて、コミュニティにおけるあなたの存在感は増す一方です。ただ、足元を見ると問題がないわけではありません。家庭や職場などで、信頼してまかせていた人が変わってしまうことも。特に、1月6日の新月&日食をきっかけに2019年前半、この流れは明確なものに。4月から9月くらいは、居場所の問題の調整に振りまわされそう。
八方美人
「外側の世界」に関心が向き、「内側の世界」がおろそかになる傾向があるてんびん座女性。家族や職場でも調整役で、全員の期待にこたえようとしてヘトヘトになるのが常です。でも、2019年は、あなたをとりまく状況が大きく変わりそうな年。受け身な姿勢でいると状況はハードに。てんびん座にとって最も苦手な、「自分がどうしたいのか」という気持ちを見つめる作業が欠かせません。八方美人は手放して。
パートナーにはもっと本音を話して
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2019年 てんびん座の男性は?
ファッションやグルメの話題もソツなくこなす、とてもスマートなてんびん座の男性。「パートナーシップ」という意識がしっかりあるので、結婚するとイクメンになってくれそうな有望株です。そんな魅力的な彼の欠点は、やっぱりモテること。もともと八方美人で、誰のことでもつい喜ばせてしまうので、結婚したら安心とも言えないタイプです。また、美意識が強いので、エイジングによる女性の劣化も許してくれないでしょう。いつまでも美しく、完璧な姿を見せないといけない相手なのです。とは言え、2019年の彼は、今までの自分を変えようとしています。現実と向き合おうとしているので、問題があれば話し合いを。
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閉ざされた世界から広い世界へ
拡大と保護の星である木星が12年ぶりにさそり座を訪れていた2018年。あなたのやりたいことが現状の問題点を含めて明らかになり、白日のもとにさらされた、そんな一年だったかもしれません。木星とはいえ、ただよいこと、ラッキーなことがあるというより、将来のビジョンに向けて種を蒔くような、そんなタイミングだったと思います。
11月に木星がさそり座を抜けて、気が抜けた部分もあると思いますが、仕事や日々の生活ではますます忙しさが増していくのが2018年の年末から2019年の春にかけて。ここ数年、落ち込んでいた金運も回復していきそうです。海外との縁も強まる予感が。ただ2018年に引き続き、周囲にあなたを理解できる人が少なく、孤独な気分になることも。4月から9月くらいまでは、さらにその傾向が強くなりそう。でも、もっと広い外の世界へと支持者を探しに出かけていきましょう。
特別意識、ひきこもり
カリスマ性があり、ミステリアスな魅力をもつさそり座。本人に悪気はないのですが、コミュニケーションが苦手で、周囲の同意を得ずに一人で行動してしまうくせがあります。時には「自分は理解されていない」と悩んでしまい、人とかかわれなくなることも。相手との間に壁を感じても、失敗しても、自分の思いを伝えていく姿勢が2019年は欠かせません。ただ、もちろん、相手が嫌なことはしないように!
パートナーの変化で自分自身も変容
普段は、お気に入りの人だけが周りにいれば満たされているのがさそり座です。自分が好きな人は、まるでぬいぐるみのように抱きしめ、愛着しがち。でも、2019年の春からは、安全で守られたいつもの世界から脱して、常識が違う人たちと付き合わなくてはいけなくなりそう。パートナーの変化に巻き込まれ、あなた自身も否応なく変わっていきます。心の扉を常に開き、オープンな姿勢でいることが大切です。
Web Special
2019年 さそり座の男性は?
仕事でも、恋愛でも、これと決めた対象には激しい熱情をぶつけるさそり座の男性。ただ何かひとつのことに熱中すると、他が置き去りになってしまう生理的な癖があり、つきあっていても、仕事に夢中で彼女のことは放っておくなんて話はよく聞くもの。それは結婚してもあまり変わらず、「釣った魚に餌はやらない」状態になりやすいでしょう。いつも彼が新しいことに夢中になるのを見守り、彼が帰ってくる「港」になれる女性でないと、関係には根を上げてしまいそうです。2019年の彼はとても忙しく、出張や旅であちこちに行くような運気。いつも一緒にいようとせず、遠距離でもじっと我慢の姿勢が欠かせないときです。
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守護星の木星が到来。怖いものなしの一年
2017年の年末まで現実を突きつけ、甘えないように働きかける土星がいて座に滞在したことから、疲れきって迎えたのが2018年だったと思います。2018年のいて座は、その疲れを回復するように少しスローダウンしていたかも。でも、2018年の11月に守護星の拡大と保護の星である木星がいて座にリターン。2018年の年末から2019年のいて座は、まさに怖いものなしで進んでいけそうな気配です。のびやかな成長といういて座本来の持ち味を発揮できるでしょう。
ただ2019年の3月6日に天王星が移動すると、仕事や生活は大きく変わりそう。転職や独立、契約の変化などが考えられます。また経済的な面は基盤を作り直す時期に入っています。例えば、大口の契約がなくなることがあっても、またすぐに入ってくるでしょう。12月3日に木星がいて座を去るまで駆け抜けていって。
経済的な安定志向
「自由で、個人で、クリエイティヴでありたい」という願いと「経済的な制限」の間で戦っているような7年だったと思います。でも、2019年春からは、安全ではあるけれど、閉ざされた場所にとどまるより、冒険とはわかっていても外の世界に乗り出したくなりそうです。次に守護星、木星が到来するのは約12年後。挑戦するなら、木星の滞在するうちがいいでしょう。それがハートの願いなら、行動することです。
パートナーの望み、心情に配慮を
いて座は、ほとんどの人には応援する姿勢をとりますが、甘えられるとなると、とことん甘えてしまうくせがあります。「この人なら何でも許してくれる」となると、すべてをさらけ出し、その様子はまるで赤子のよう。外の人間関係に気を使いすぎると、パートナーに甘えることとなり、パートナーを助けるという発想がなくなることも。すべての人を助けようとしなくても、一番大切な人に目を配ってあげて。
Web Special
2019年 いて座の男性は?
いて座の男性は、ひょうひょうとした不思議な魅力の持ち主。正直で、とてもオープンですが、本音は言わないため、つかみどころがなく、するりと手の中を抜けていってしまうようなところも。この性質は持って生まれたもので年をとってもあまり変わらないことから、たとえば結婚していても、好きな人ができたら飛んで行ってしまうことも。永遠のピーターパンのような彼についていけるかどうか、甘やかしてあげられるかどうかが関係の継続の鍵。2019年の彼は、守護星の拡大と保護の星、木星がいて座に来ているため、本来の持ち味が現れてきます。責任感や義務感よりも、自分のやりたいことへと飛んでいく予感。
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喪失と復活。運命的な流れを感じる一年
10年前にやぎ座入りした冥王星によって、やぎ座の人生は大きく変容しています。この10年かけて、優等生の顔を脱ぎ捨て、自分のやりたいことを追いかけたくなったのでは。その流れの中で喪失したものもあり、大切なものやポジションを取り戻したいと奮闘したのが2018年だったはずです。2017年の年末に守護星の土星がやぎ座に入ったことから、この流れが起こっているのですが、2019年も引き続き、土星はやぎ座に滞在。あなたに地道な努力を促します。
でも、4月から9月までは守護星の土星が、10月までは冥王星が頭上で「逆行」するため、試練や束縛を感じることも。また1月6日に日食、7月17日に月食がそれぞれやぎ座であることから、大きな転機となりそうな一年。大切なものを失っても、またすぐに新しいものが入ってくるような、運命的な一年となるかもしれません。
人生の「形」、居場所での「戦い」
やぎ座は、「形」に興味が向かう星座です。大学を卒業し、上場企業に就職して家族の形を整え、結婚して家を買う。そんな王道コースが人生だと疑うことなく信じていたはずですが、2019年のやぎ座にとって、「形」はあまり意味をなさないよう。生きる意味を問う一年になりそうな気配。特に、家庭や職場での「戦い」を手放すことで、運が上がっていきそう。物質的には損をしても心の平安を選びましょう。
パーフェクトを期待しない
お年寄りや子ども、庇護心を感じる人にはとても優しく、慈悲の心を忘れないやぎ座女性。でも、パートナーには厳しいところがあり、理由を尋ねると、「夫とは永遠に付き合わないといけないから、きちんとしてほしい」なんて答えが。自分自身もワンオペでも子育てを頑張ってしまうタイプなので、夫婦ともに弱音が吐けなくなることも。もう少し自分にも相手にも甘くなれると関係もよくなっていきそう。
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2019年 やぎ座の男性は?
野心的でスノッブなところがあり、成功や達成を求めるやぎ座の男性。組織や社会に過剰に適応する優等生ですが、もう10年、冥王星がやぎ座に入っているために、優等生の殻を脱ぎ、本来の自分を生きようとしている人はとても多いのです。そのため、やぎ座の男性とつきあったり、結婚したりしていると、「こんな面があったんだ」と驚くような経験をしたかもしれません。あなたが期待していた優等生ではなくても、彼を愛せるのかどうか、こちらも問われているところがありそう。2019年の彼は、冥王星だけでなく、守護星の土星の影響も強く出ています。やり直そうとしている人もとても多いので、サポートが必須です。
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流れのままに違う場所に運ばれる
守護星の天王星の星座の移動があった2018年。新しい居場所に引っ越したり、転職したりと、ドラスティックな変化があったはず。2018年の年末から2019年の春までは、古い問題が戻ってきて、圧力と戦わなくてはいけないことも。でも、今のあなたは以前と違って、達観したところがあり、その戦いから一歩身を引くゆとりがありそう。
2019年の春からは、職場や家庭などの「居場所」において、大きな変化がさらに現れてきそうです。収入面ではこの頃、混乱もありそうですが、結局は、落ち着くべきところに落ち着いていくでしょう。また、海外とのネットワークが広がるのも2019年。海外の友人があなたの家にホームステイするなんてことも。あなた自身は、あまり変わっていないのですが、あなたをとりまく環境がめまぐるしく変化する、そんなメリーゴーランドに乗ったような一年になりそうです。
正義感、戦う姿勢
クールなようで、実は正義感の強いみずがめ座女性。この7年は、自分のホームグラウンドではなく、アウェイで戦っているところがあったのでは。でも、2019年の春からは、あなたのポジションがもっと明確になってきます。誰にも邪魔されないテリトリーを確立しそうなのです。そのためにはアウェイゆえのファイティングポーズは手放して。最初からけんか腰では築ける関係も築けなくなってしまうでしょう。
家事分担で争わない
みずがめ座女性にとって大切なのは「平等」であること。実際、誰とでもフェアに付き合おうとしますが、立場の違い、オフィシャル感覚のなさにつながるとトラブルに。また、この「平等」がパートナーに向くと、「家事を平等に負担しない」ことがおおいに不満になり、けんかの原因に。男女の役割分担は嫌っても、現状の社会の男女差などは受け入れ、相手のことを思いやる姿勢が家庭の平和には欠かせません。
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2019年 みずがめ座の男性は?
コンサバな環境で育てられているのですが、そんな自分を変えたいと願い、男女とか、年齢とか、生まれとかが関係のない理想社会に憧れがあります。そのため、結婚すると家事分担も子育ても、しっかりしてくれるイクメンに。ただ、その分、女性の側も働き、経済的な負担を等分にしないと許されないところが。また理想主義なので、価値観が合わないとなれば離婚も辞さないはず。甘えが許されない相手だと思います。2019年の彼は、「居場所」を変わることを真剣に考えそう。今いる場所が自分の理想に合わないと思うと、海外移住を提案してくるなんてことも。「常識」では動かない相手なので、理詰めで防衛する必要がありそう。
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キャリアに追い風。自分を律しつつ前進を
2018年も、6月から11月まで、守護星の海王星が頭上で「逆行」していました。進むようで進まない停滞感があり、その間、なんとなく不安になったり、誰かに依存したくなったりしていたかもしれません。でも、2018年の年末から2019年は、拡大と保護の星である木星があなたの「キャリアやライフワーク」を応援してくれます。これまでと違い、さまざまなチャンスがあなたの元へとやってくるでしょう。特に春からは、これまで閉ざされていた道が大きく開かれていきます。
ただ2019年の4月から10月まで、あなたに向けられる眼の中には厳しいものもあるようです。特に年長者や常識人は、あなたに対して懐疑的。過去の行いを持ち出されることも。チャンスが多く、運の流れがよいときほど自分を律していくことが必要そうです。全体には逆風がありつつも、やりたいことにチャレンジできる一年と言えそう。
自立心、自信のなさ
「自立心」と「自信のなさ」は相反するようでいて、つながっています。というのは、本当に自信があれば、「相手のおかげで今がある」ことを認め、感謝できるからです。もともと共感力が高く、優しいあなたのこと。「自分は一人でもできるのだ」と肩肘を張らず、周囲と調和するようにすると、2019年のチャンスをさらなる発展につなげていけるでしょう。あなたの感性を認め、生かしてくれる人に心からの感謝を。
境界線の感覚を大切に
「みんなが幸せな気分でいることが自分の幸せ」ということをわかっているのがうお座です。つらい思いをしている人がいると援助の手を差し伸べるエンジェルのような人たちです。ただその分、「自分が幸せなら相手も幸せだ」とか、逆に「自分がつらいのだから相手が慰めるべきだ」とか「自分のやりたいことを周囲が応援するべきだ」とか相手との境界が曖昧になってしまうことも。境界線の感覚は大切にして。
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2019年 うお座の男性は?
とても優しく思いやりがあり、フェミニンな魅力をもっているのですが、自他の境界が曖昧で、周囲の感情や考えに流されやすいのがうお座の男性。感受性が豊かでモテることもあり、「好き」と言われると断れないままズルズルとつきあってしまうなんてことも。結婚してもその傾向はあり、浮気で終わらず本気になってしまうこともありそう。また、境界が曖昧になるのは、たとえば、お酒やお金に関しても言えること。うお座の男性をパートナーとして選択する場合、彼のルーズさをどこまで許せるのか、度量が問われることになるかも。また2019年のうお座の男性は、社会的には目立つ運勢。彼に振りまわされる可能性は大。
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Saya Saya
アストロロジー・ライター
1971年生まれ。おとめ座。現在は、京都で夫とふたり暮らし。雑誌連載のほか、オンライン講座や、ホロスコープ・リーディングのセッションを行う。著書に「星を味方につける生き方、暮らし方」(集英社)など多数。