
Seasonal Foods
春夏秋冬の旬をたのしむLEEレシピ
季節の手仕事カレンダー
四季折々の恵みを味わう「季節の手仕事」を楽しんでみませんか? プロの料理家が考案したレシピだから、簡単で美味しく、失敗知らず! 1月のみかんシロップ漬け、6月の梅シロップ、12月の柚子カードなど、旬の食材を活かした保存食や発酵食品を月ごとにご紹介。手作りの温もりを感じながら、毎日の食卓を豊かに彩りましょう。
Index
January
1月にしたい手仕事



1月は、旬の素材を生かした、冬の保存レシピがおすすめです。
「丸ごとみかんのシロップ漬け」は、皮をむいたみかんを砂糖とレモン汁で漬けたひと品。まん丸みかんのフォルムがかわいく仕上がります。
「大根のしょうゆ漬け」は、“しょうゆのべんり漬け”を使って手軽に仕込めるレシピ。
切って漬けるだけで、ごはんがすすむ味わいに。「簡単たくあん」は、大根を干してから保存袋で漬け込むだけ。家庭で気軽にたくあん作りが楽しめます。
丸ごとみかんのシロップ漬け

材料(作りやすい量)
- みかん(小) 6個
- 重曹(食品用) 大さじ1/2
- 砂糖 120g
- レモン果汁 小さじ1
大根のしょうゆ漬け

材料・作りやすい分量(ジッパー付き保存袋L使用)
- 大根……1/2本(500g)
- A
- べんり漬けの素……1セット
- 昆布…… 5×10㎝角1枚
- かつおぶし…… 1袋(4〜5g)
- お茶パック…… 1枚
- しょうゆ味
- しょうゆ……75㎖
- みりん……50ml
- きび砂糖……小さじ1
- べんり漬けの素……1セット
簡単たくあん

材料(作りやすい量)
- 大根 1本(1.2kg程度)
- きび砂糖 90g
- 粗塩 30g
- 酢 大さじ2
- ゆず皮 適量
February
2月にしたい手仕事



寒さが続く2月は、体を温める発酵食品や、旬の柑橘を使った保存食がおすすめです。
「おからの”ひと晩発酵みそ”」は、おからと米麹を使って手軽に作れる発酵食品。ひと晩でできあがるので、忙しい日々にもぴったりです。
「金柑とクコの実のはちみつ漬け」は、金柑とクコの実をはちみつに漬けた、甘酸っぱい保存食。そのまま食べても、お湯で割ってお茶にしても楽しめます。
「レモンシロップ」は、レモンを砂糖に漬け込むだけのシンプルなレシピ。炭酸水で割ってレモネードにしたり、紅茶に入れたりと、アレンジも自在です。
おからの”ひと晩発酵みそ”

材料(材料(作りやすい量/ 出来上がり1kg程度)
- 米麹(生) 500g
- おから(生) 300g
- 塩 50g
金柑とクコの実のはちみつ漬け

材料(作りやすい量)
- 金柑 200g
- はちみつ 160g
- クコの実 大さじ2
レモンシロップ

材料(1ℓの保存瓶1個分)
- 国産レモン……6個程度
- グラニュー糖……皮をむいたレモンと同量
March
3月にしたい手仕事



春の訪れを感じる3月は、旬のいちごや山菜を使った手作りレシピで食卓に彩りを。
「いちごバター」は、いちごとバターを合わせた贅沢な一品。パンに塗れば、朝食が華やぎます。
「いちごのビネガーシロップ」は、いちごと酢で作るシロップ。炭酸水で割ってドリンクにしたり、バニラアイスにかけても。
「ふきのとう味噌(ふきみそ)」は、春の山菜・ふきのとうを使った香り豊かな味噌。ごはんにのせたり、焼きおにぎりの具としてもおすすめです。
いちごバター

材料(作りやすい量)
- バター(有塩) 100g(室温に戻す)
- いちご 100g(8〜9個程度)
- はちみつ 大さじ3
- レモン果汁 小さじ1/2
いちごのビネガーシロップ

材料(作りやすい量)
- いちご 200g
- はちみつ 200g
- りんご酢 1カップ(200ml)
ふきのとう味噌(ふきみそ)

材料(作りやすい量)
- ふきのとう 100g
- 太白ごま油(サラダ油でも可) 大さじ1
- 【A】みそ、みりん 各大さじ3
- 【A】砂糖 小さじ1
April
4月にしたい手仕事


新生活が始まる4月は、作り置きできる常備菜で食卓を豊かに。
「玉ねぎハチミツマリネ」は、薄切りの玉ねぎをハチミツと酢で漬けたマリネ。ソテーした肉や魚のつけ合わせにどうぞ。
「手作りメンマ」は、たけのこを使って作る自家製メンマ。ラーメンのトッピングや、おつまみにもぴったりです。
玉ねぎハチミツマリネ

材料・作りやすい分量
- 新玉ねぎ……2個
- A)
- ハチミツ……大さじ2
- 塩……小さじ1
- 白ワインビネガー(または酢)……1/2カップ
手作りメンマ

材料・作りやすい分量
- たけのこ(水煮・根元の部分)……200g
- A)
- 赤唐辛子(種を取り除く)……1/2本
- 紹興酒、黒酢……各大さじ1
- オイスターソース、しょうゆ、ごま油……各小さじ2
May
5月にしたい手仕事



暖かくなる5月は、さっぱりとした味わいの保存食が活躍します。
「辛くない水キムチ」は、野菜を米のとぎ汁に漬けて作る、辛みのないキムチ。味が濃くなく、汁の方にも栄養満点なので、汁ごとサラダ感覚で楽しむ韓国のお漬物です。
「万能ガーリックオイル」は、しょうゆベースのガーリックオイル。サラダのドレッシングにしたり、叩いた蒸しなすやナムル、冷ややっこにかけても。パスタやカレー、キャベツの炒め物に入れたり、さまざまな料理の風味付けに役立ちます。
「赤しそジュース(赤しそシロップ)」は、赤しその香りと色を楽しめる爽やかなドリンク。炭酸水で割って、リフレッシュしたいときにどうぞ。
辛くない水キムチ

材料(作りやすい量)
- きゅうり 1本
- かぶ 小2個(200g)
- パプリカ(黄色) 1/2個(100g)
- りんご 1/4個
- にんにく 1片
- しょうが 1/2片
- (A)米のとぎ汁 500ml
- (A)塩 小さじ2
- (A)砂糖 小さじ1
- 赤唐辛子(タネを取る) 2本
万能ガーリックオイル

材料・作りやすい分量
- にんにく……2玉
- アンチョビー……6枚
- しょうゆ……大さじ2
- オリーブオイル……150㎖
「赤しそジュース(赤しそシロップ)」/榎本美沙さん

材料(作りやすい量)
- 赤しそ(葉のみの重さ) 200g
- きび砂糖 100g
- りんご酢 1/4カップ
June
6月にしたい手仕事



梅雨の季節には、旬の梅を使った保存食作りが楽しみのひとつに。
「梅シロップ」は、完熟梅と砂糖で作るシロップ。水や炭酸水で割って、梅の風味を堪能できます。少しハードルの高いガラス瓶じゃなくても大丈夫。保存容器もリーズナブルなものを使います。
「はちみつ梅ジャム」は、砂糖不使用で甘さ控えめの梅ジャム。ヨーグルトにかけたり、バニラアイスにのせたり、自然な甘みを味わって。
「梅酒」は、ブランデーを使った大人の味わい。3カ月後からが飲み頃。じっくり漬け込んで、特別な一杯を楽しみましょう。
梅シロップ

材料
- 梅 ……200g
- お好みの砂糖……200g
- 焼酎……30ml
(常温で漬け込み1ヶ月、1年の保存可能)
はちみつ梅ジャム

材料(作りやすい量)
- 完熟梅 1kg
- はちみつ 350〜480g
ブランデーで「梅酒」

材料
- 青梅……1㎏
- 洗双糖……500g
- ブランデー……1.8ℓ
July
7月にしたい手仕事



暑さが増す7月は、さっぱりとした味わいの保存食で食欲を刺激。
「新生姜の甘酢漬け」は、薄切りにした新生姜を甘酢に漬けたもの。お寿司のお供のイメージですが、それ以外にも幅広く使えます!
「きゅうりと長芋の山形の”だし”」は、夏野菜を細かく刻んで作る郷土料理。ごはんにかけたり、冷奴のトッピングとしても。
「マンゴータイム酢」は、マンゴーとタイムを酢に漬けた果実酢。炭酸水で割って、爽やかなドリンクとして楽しめます。
新生姜の甘酢漬け

材料(作りやすい量)
- 新生姜 200g
- (A)きび砂糖 50ml
- (A)酢 100ml
- (A)粗塩 小さじ1/4
きゅうりと長芋の山形の”だし”

材料(作りやすい量)
- きゅうり 1本
- 長芋 100g
- 青じそ 4枚
- みょうが 1個
- 細切り昆布(あればがごめ昆布入りのもの) 3g
- 【A】しょうゆ、みりん【※】 各大さじ2
- 【A】酢 小さじ1
- 【A】白いりごま 大さじ1
マンゴータイム酢

材料・作りやすい分量
- マンゴー……中1個(350g)
- 氷砂糖……マンゴーと同量
- 酢……250~300ml
- タイム……3枝
August
8月にしたい手仕事



夏真っ盛りの8月は、涼を感じる手作りドリンクやソースがおすすめ。
「自家製甘酒」は、炊飯器で簡単に作れるノンアルコールの甘酒。甘酒を上手につくるには、温度管理がなにより大切。きちんとお湯の温度を測って、清潔な内釜、スプーンなどを使用してつくりましょう。
「青じそジェノベーゼ」は、青じそを使った和風ジェノベーゼソース。パスタやバケットとあわせて、さっぱりとした味わいを楽しめます。
「プラムシナモン酢」は、プラムとシナモンを酢に漬けた果実酢。ぜひ紅茶に合わせて。アイスティーに好みの量の酢を入れたら、奥行きのある、ちょっと高級感のある味に。
炊飯器で簡単!自家製甘酒

材料(つくりやすい量)
- 米麹……200g
- 55℃の湯……400㎖
青じそジェノベーゼ

材料(2人分)
- 青じそ 20枚
- 【A】オリーブオイル 大さじ5
- 【A】薄口しょうゆ 大さじ2
- 【A】にんにく(すりおろし) 小さじ1/2
プラムシナモン酢

材料・作りやすい分量
- プラム……4~5個(350g)
- 氷砂糖……200g
- 酢……250~300ml
- シナモンスティック……1本
September
9月にしたい手仕事



秋の気配を感じる9月は、旬の果物やきのこを使った保存食作りを。
「いちじくビネガージャム」は、いちじくの濃厚さを残しながら、ビネガーの酸味でさっぱりと食べやすく仕上げています。カルダモンは、なければ省略してOKです。
「発酵あんこ」は、砂糖を使わずに作るヘルシーなあんこ。ほどよい甘さで、たっぷり食べても罪悪感ナシ。
「色々きのこの手作りなめたけ」は、数種類のきのこを使った自家製なめたけ。白ごはんが進む一品です。
いちじくビネガージャム

材料(作りやすい量)
- いちじく 400g(5〜6個程度)
- 白ワインビネガー 大さじ2
- はちみつ 120g
- カルダモン 5粒
発酵あんこ

材料・出来上がり約700g
- 小豆(乾燥)……200g
- 米麹(乾燥※)……200g
- 塩……小さじ1/4
※生の米麹でも可。その場合、下記⑥のゆで汁を100〜120㎖に。
色々きのこの手作りなめたけ

材料(作りやすい量)
- しめじ…1パック(100g)
- まいたけ…1パック(100g)
- エリンギ…1パック(100g)
- えのき…1パック(100g)
- (A)しょうゆ、みりん、酒…各大さじ3
October
10月にしたい手仕事



実りの秋を迎える10月は、季節の味覚を生かした保存食で食卓を豊かに。
「栗のミルクジャム」は、皮むき不要で作れる栗のジャム。ビスケットにのせるとモンブランのような味わいに。
「みりんとはちみつのジンジャーシロップ」は、砂糖を使わず、やさしい甘さに仕上げたシロップ。お湯割り、炭酸割りはもちろん、料理の甘みにも。お好みでどうぞ。
「ジンジャーシロップ」は、生姜を三温糖で煮詰めて。炭酸水や水で割れば、さっぱりドリンクに。好みでミントを浮かべて。
栗のミルクジャム

材料(作りやすい量)
- 栗 300g
- 牛乳 1/2カップ
- はちみつ 大さじ3
みりんとはちみつのジンジャーシロップ

材料(作りやすい量)
- しょうが 100g
- 本みりん 1カップ
- はちみつ 大さじ1
ジンジャーシロップ

材料・作りやすい分量
- しょうが……100g
- 水……2カップ
- 三温糖……200g
November
11月にしたい手仕事



秋が深まる11月は、りんごやかぶを使った季節の保存レシピが主役に。
「りんごシナモンジャム」は、りんごをすりおろすことで、簡単に作れるりんごジャム。シナモンの香りが広がり、秋の朝食にぴったりです。
「りんごジャム」は、果実のフレッシュ感を味わえるジャム。砂糖はこれ以上減らすと、水っぽくなってとろみがつきません。もっと甘いほうが好みなら、砂糖を1.5倍程度まで増やしても。
「かぶの甘酢漬け」は、くし形切りにしたかぶを漬けた常備菜。こってりした料理と相性のよい甘酢漬け。ツーンとしない酸っぱさだからいくら食べても飽きません。
りんごシナモンジャム

材料(作りやすい量)
- りんご 1個(300g)
- はちみつ 80g
- シナモンパウダー 小さじ1/2
- レモン果汁 大さじ1
りんごジャム

材料・作りやすい分量
- りんご(正味)……150g
- 砂糖……50g(果物正味の重さの30~35%)
- レモン汁……大さじ1
- 水……大さじ2
かぶの甘酢漬け

材料・作りやすい分量
- かぶ……小7個(正味300g)
- 甘酢(出来上がり約3カップ分)
みりん……1カップ
砂糖……大さじ2
塩……小さじ2
酢……2カップ
December
12月にしたい手仕事



年の瀬が近づく12月は、冬の果物や野菜を使ったやさしい味わいのレシピを。
「にんじん甘酒ドレッシング」は、甘酒で優しい風味に。焼いたれんこんやごぼうのサラダに、たっぷりかけるのがおすすめです。ハンバーグやチキンステーキなどにもよく合います。
「キウイジャム」は、グリーンが美しい、甘酸っぱく爽やかなジャム。朝食のパンやヨーグルトにもよく合います。
「柚子カード」は、卵とバター、柚子の果汁を合わせて作る濃厚なクリーム。「レモンカード」はよく耳にすると思いますが、その柚子バージョンです。パンやスコーンにたっぷり塗って、冬の贅沢なおやつ時間を。
にんじん甘酒ドレッシング

材料(作りやすい量)
- にんじん 1本(150g)
- 玉ねぎ 1/2個
- (A)オリーブオイル、酢 各1/4カップ
- (A)甘酒(2倍濃縮タイプ) 1/4カップ
- (A)薄口しょうゆ 小さじ2
- (A)塩 小さじ1/4
キウイジャム

材料・作りやすい分量
- キウイ(正味)……150g(2個程度)
- 砂糖……50g(果物正味の重さの30~35%)
- レモン汁……大さじ1
- 水……大さじ2
柚子カード

材料(作りやすい分量)
- 卵 60g(大1個)
- きび糖 25g
- グラニュー糖 25g
- 柚子果汁 50g(柚子 約3個分)
- バター (食塩不使用)40g
少しの手間でできる保存食は、食卓に彩りを添えてくれるだけでなく、暮らしそのものを豊かにしてくれるもの。毎日のごはんやおやつが、より愛おしく感じられるような、そんなレシピばかりを集めました。気になるものから、ぜひ試してみてくださいね。
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