「無理はしないけれど、忙しい毎日でも、“食べたいもの”は自分で作って味わいたいと思うんです」と今井さん。まだまだ元気な月曜日から、じわじわ疲れる水曜＆木曜、自分もしっかり休む週末まで、こんなアイデアで乗り切っています。

大好きな（しかもラクチンな）お刺し身でテンションアップ。「汁ものはお肉を大きめに使って、ポトフみたいに具だけで食べれば、一品で二度楽しめます」（今井真実さん）

こってり鶏汁

「具材からうま味がたっぷり出て、だしをとる必要なし。もっと洋風に寄せたいときは、トマトを入れても。ちょっぴり香るにんにくが、食べごたえをアップさせます」（今井真実さん）

材料・3～4人分

• 鶏もも唐揚げ用肉……400g
• 白菜……3～4枚（300g）
• 玉ねぎ……1個
• 大根……5㎝
• にんじん……小1本
• Ａ）
  • にんにくのすりおろし……2かけ分
  • しょうがのすりおろし……1かけ分
  • 酒……1/2カップ
• 水……適量
• みそ……大さじ3
• 柚子こしょう、粉山椒（ともに好みで）……各適量

作り方

1. 白菜は6㎝長さに切り、さらに繊維に沿って細切りにする。玉ねぎはくし形切り、大根とにんじんは皮ごといちょう切りにする。
2. 鍋に鶏肉と①、Ａを入れてフタをする。中火にかけ、10分ほど蒸し煮する。
3. 水をひたひたに加えてフタをし、中火で10分ほど煮て、みそを溶き入れる。
4. おたまで野菜を軽くつぶしながらひと煮立ちさせる。
5. 器に盛り、汁ものとして味わうほか、具だけを出して好みで柚子こしょうや粉山椒をつけて食べる。

具を別皿に出して味わえば、おかずがひとつ増えた気分

お刺し身サラダ

「人数分買うと予算オーバーになるお刺し身はサラダにアレンジ。サラダにすると意外なおいしさを発揮するのが切り干し大根。寿司酢を吸わせて、味と食感のアクセントにしています」（今井真実さん）

材料・2人分

• 刺し身（今回はブリ。カツオ、マグロなど好みのもので）……100g
• グリーンリーフなど好みの葉野菜……適量
• 切り干し大根（今回は赤大根の切り干しを使用。通常の切り干し大根でも）……8g
• Ａ）
  • 寿司酢……大さじ2
  • 水……大さじ1
• 塩……ふたつまみ
• こしょう、ポン酢しょうゆ（ともに好みで）……各適量
• ごま油……ひと回し

作り方

1. 切り干し大根をＡにつけてやわらかく戻す。刺し身（さくで買った場合は好みの厚さに切る）はバットなどに広げて全体に塩を振り、10分以上おく。
2. 洗ってよく水気をきったグリーンリーフを、ちぎりながら器に盛る。①のブリを、表面の水気をキッチンペーパーでふき取りながらのせる。さらに軽く水気をきった切り干し大根を盛りつける。
3. ごま油を回しかける。それぞれ器に取り分け、好みでこしょう、ポン酢をかける。

教えてくれたのは
今井真実さん

料理家。夫、中学生の長女、小学生の長男との4人家族。実家は“庭に七輪があり、しょっちゅう何か焼いている”環境。6年前「家族共通の趣味を作ろう！」とキャンプを開始。
Instagram：mamiimai
Twitter：imaimamigohan
公式サイト：https://note.com/imaimami/

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「今井真実さんの無理せず満たされる献立1週間」収録
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※“これなら気楽にできそう”な献立アイデア。“簡単だけど手抜きじゃない”レシピで人気の料理家・今井真実さんに教わります。
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撮影／田上浩一　スタイリスト／石黒 綾　取材・原文／福山雅美
こちらは2022年LEE11月号（10/6発売）「今井真実さんの無理せず満たされる献立1週間」に掲載の記事です。