【#おうち時間】遊び、勉強、手洗い……日本、海外ママたちの工夫「子ども達とどう過ごす?」【新型コロナ対策】
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佐々木はる菜
2020.04.02
世界的に大変な事態となり、外出しづらい状況が続いています。
「おうち時間」という言葉にも注目が集まっている中、今回の記事では子ども達と一緒に家で過ごす工夫についてまとめてみたいと思います。現在7歳5歳の兄妹を子育て中の私自身、そして海外子育て中の友人を含む周りのママたちの試行錯誤についてお伝えしていきます!
おやつ作り、工作、盤ゲーム…おうち遊び編
まずは、この1か月の我が家の様子から。
兄妹共に、良く言えば元気で活発、要は騒がしいタイプの子ども達…室内で楽しく、かつある程度静かに過ごすために「一緒に何かを作る」機会が多くなりました。
◆クッキー作り
夫の海外出張が多いことから、ワンオペで過ごす休日はよく一緒に簡単な料理をしています(詳しくはコチラ)。中でもクッキー作りは、特別な材料がいらないため思い立ったらすぐできる、焼き上げるまでは火や包丁などを使わないので多少目を離すことができる、「こねる」「成形する」など工作感覚でできる、など気軽に楽しむことができるのでオススメです。
◆秘密基地作り
ピクニックなどで使う小さめのポップアップテントを子ども部屋に設置。中におもちゃを持ち込み秘密基地にしました。使っているおもちゃもやっている遊びも普段と一緒なのに、テント内だと特別感が出るのか大盛り上がり!以前から、雨で外出できない休日にテント内でお昼やおやつを食べたり、テントの中から映画を観たりしていますが、半日くらいは楽しく時間が過ぎていきます。
またこの1か月は、休みの前夜などを中心に映画を週に1、2本観ました。気になっていたディズニー映画など、私自身も子ども達と一緒にワクワクしながら鑑賞することができ良い想い出になりました。
◆工作
普段より時間があるため、ダンボールなどを使って大がかりなものを作りました。この日は、息子はラジコンの恐竜のおうちを、娘は間もなく迎えるおにいちゃんの誕生日のために、お祝いの大きな看板(?)を作成。他にも息子の発案で液状のアラビア糊を乾かして固めてそこに絵を描く、お風呂に大量のレゴを持ち込んで舟を作るなど、「それはちょっと後片付けが大変だから…」というところをぐっとこらえて(笑)、なるべくやりたいようにやらせてみるよう心掛けていました。
◆ボードゲーム
先日のLEEでのボードゲーム特集記事を読んで購入したゲームを始め、昔ながらのダイヤモンドゲームやオセロがブーム。兄妹対決させていると大喧嘩が勃発することも多々ありますが、大騒ぎしながらもふたり楽しく遊んでくれることもあり、私もついやりかけの家事を後回しにして一緒に夢中になってしまうことも!
また例えばトランプならば「神経衰弱」など、子ども相手でもあまり手加減する必要がないもの(記憶力の低下から、5歳娘にも負けることが多々ある私…)を選ぶと、自分自身も楽しむことができます!
お手紙、アルバム作り、TV電話もオススメ!!
普段なかなか時間を取れないことができたのも、このひと月の特長かもしれません。
◆おばあちゃんへのお手紙やアルバム作り
この先の帰省予定などが白紙になってしまったこともあり、子ども達は何度かひいおばあちゃんにお手紙を書きました。また我が家では、おでかけ先のチケットやフライヤーなど想い出の品を貼る「想い出ノート」があるのですが、それをゆっくり作成したり、昨年度の学用品や絵などを整理したりもしました。
他にも…“生まれてから6歳までのことを親子でまとめるアルバム作り”“子どもの絵や制作物を家族で楽しみ整理もできる「おうち展覧会」”もオススメです!
◆こんな時こそTV電話!海外でも簡単に繋がることができる時代
予定が延期になり会えなくなってしまったお友達や祖父母とTV電話をしたところ、お互いとても喜びました!Wi-Fi環境さえあれば海外とも気軽に顔を見ながら話すことができ、様子が心配だった海外にいる家族や友人と話せたことで私自身も元気をもらったこともあります。
教育関係もオンラインで
ちょうど3月から親子でオンライン語学レッスンを始めました。習い事などが次々とクローズとなる中、自宅で先生と楽しくコミュニケーションを取りながら勉強できるオンライン授業は、学ぶ目的に加え良い気分転換にもなり、とても有意義だと感じています。
私達はこれまであまりオンラインの仕組みは利用したことがなかったのですが、習い事先が期間限定で無償配信してくれたことで、初めてWEB通信教育システムを利用しました。
また以前取材でご縁をいただいたユニセフさんが休校中の子どもたち向けに配信されているオンライン特別授業~教えて!ユニセフ先生~は、動画を通して世界の様々な場所で暮らしている子どもたちの様子を紹介することで世界の問題に触れることができ、親子共に貴重な機会となりました。
ユニセフさんや、同じく以前こちらの連載でも記事にさせていただいた文学座の皆さんは、「正しい手洗い」を啓蒙するための動画を配信されています。(※動画サイトに飛ぶため、クリックすると音が出る場合があります!)
私が毎回口うるさく「手をちゃんと洗ってね」と伝えてもなかなか言うことを聞いてくれない子ども達でしたが、手洗い動画の効果は抜群!以前と比べしっかりと手洗いができるようになりました。
運動不足は親子一緒に解消!
私はもともと毎日早朝に20分だけランニングをしているのですが、休校になってからは子ども達も一緒に行く日が増えました。うちの子ども達は自転車に乗るなど毎回走っているわけではありませんが、親子やお友達同士でランニングをされている方をたくさん見かけます。
より厳しい外出禁止の状況下で過ごしている、海外では?
日本よりも更に外出などを制限されていることも多い海外。そんな中でも前向きに試行錯誤しながら頑張っている友人たちの工夫について、尊敬と応援の気持ちを込めてご紹介させていただきます。
現在アメリカで子育て中の友人は3月中旬から外出禁止となり、6フィート(約1.8m)以上距離を取らなければならないため、屋内はもちろん、屋外でもお友達と遊ぶこと自体避けなければならない状況にあるそうです。
そんな中でとても印象に残ったのは、同じアパートメントの子どもたちが手作りポストを作り、毎日お手紙交換をしているというエピソード。
「直接会うことができず、バルコニー越しで会話するしかないような状況なので、お手紙は毎日3、4通書いています。“ポスト友達”は全部で10人以上いるから、誰かしらのお手紙は毎日受け取っていて、英語と日本語の両方のお友達とのやりとりは学びにもなっていると感じています。」
そう話してくれた友人。また、通っているスクールがそれぞれオンラインリソースや授業を配信し、お子さん達はZOOMというでWeb会議サービスなどを活用して楽しく授業を受けたり、クラスミーティングなどを行ったりもしているといいます。普段からオンラインのアートクラスなども活用されているそうで、外出禁止になってからはママ同士SNSなどで自宅学習用リンクをシェアしているそう。バーチャル美術館など興味深いコンテンツも多く、日本よりも進んでいる印象でした。
シンガポールの友人は、お住まいのコンドミニアム内で得意技を持つママたちが先生になり、パンやアイシングクッキー、アクセサリー、リボン作りやヨガなど「Holiday Camp」を企画したそう。ただその後、集会の禁止などが厳しくなったことで当初の企画通りには開催できないものもあったそうですが、課せられたルールに則りながら試行錯誤して過ごしていると伺いました。
かつてない事態となり、先も見えず不安が募ることもあります。我が家も、子ども達が楽しみにしていた集まりが中止となり、兄妹で大泣きする中で私まで泣きたくなるようなこともありました。
今大切にすべきこと、できること、そしてやるべきことは何か考えながら、周りと支え合ってなるべく前向きに過ごしていきたいと思っています。
一日も早い収束を願いながら、みんなでこの状況を乗り切りましょう!
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佐々木はる菜 Halna Sasaki
ライター
1983年東京都生まれ。小学生兄妹の母。夫の海外転勤に伴い、ブラジル生活8か月を経て現在は家族でアルゼンチン在住。暮らし・子育てや通信社での海外ルポなど幅広く執筆中。出産離職や海外転勤など自身の経験から「女性の生き方」にまつわる発信がライフワークで著書にKindle『今こそ!フリーランスママ入門』。