いつもリビングがすっきりしている家の「動線」と「仕組み」大研究!
【片付けのプロがLEE100人隊さきさん宅を大改造!】すっきりとしたリビングのための「動線」と「仕組み」
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2025.04.23
頑張って片付けなくてもいいんです!
いつもリビングがすっきりしている家の「動線」と「仕組み」大研究!

ものの配置を考えたり、収納道具を買ったりするのに気がつけばものが散乱してしまうリビング。暮らしのプロの頑張らなくても片付く仕組みを導入すれば、そのお悩みもすっきり解決します!
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「仕組みを考えていたはずなのに…」
片付けのプロがLEE100人隊さきさん宅を大改造!
片付く仕組みを作ったはずなのに、どうもすっきりしないというLEE100人隊さきさんのリビング。能登屋さんが家族の目線に立って、解決策を提案!

さきさんのモヤモヤ
モヤモヤ①
子どもの持ち物が常に床に散らかっている
ダイニングの一番奥の場所に、無印良品のオープン棚を。「娘のランドセルや学用品、習い事のバッグなどを集約。でもランドセルは掛けてくれず、いろんなものが床に散乱しっぱなしで……」

モヤモヤ②
ダイニングテーブルに必ず薬が置きっぱなし
「昨年の冬から家族3人とも喘息に……。毎日みんなが薬を飲んだり吸入するので、パントリーに薬の収納場所を作りましたが、テーブルにいつも置きっぱなしになってしまいます」

モヤモヤ③
ソファが中央にあるため、奥への移動が不便
アンテナ端子の場所に合わせてテレビを壁づけし、見やすいように正面にソファを。「リビング中央がソファで分断され、テーブルや奥の収納棚までの通路が狭くて不便に感じています」

\能登屋さんがさらにチェック!/
モヤモヤ④
さきさんがよく使うものが点在している
「キッチン入って右手のさきさん専用コーナーにはPCや書類などがあり、メイク道具はパントリーに収納。さきさんがよく使うものが点在しているのですが、もっと使いやすくできそうです」(能登屋さん)

モヤモヤ⑤
ファミリーライブラリーが読む場所の近くにない
玄関からリビング入ってすぐ右手側のスペースは、家族の本棚に。「素敵な空間ですが、本を読むソファやテーブルと距離がありますね。ここは入口からのアクセスのよさを生かして収納するものを決めましょう」(能登屋さん)

能登屋さんの提案

家族それぞれの動き方に合わせて“もの”と“家具”の配置を見直してみて!

解決①
子どもがまず通る場所にランドセルや学用品を
リビングに入ってすぐのファミリーライブラリーだった場所を、娘さんの収納棚にしては?と能登屋さん。「入口から近いので、帰宅後の娘さんがものを置きやすいはず。ハンカチなどの小物類は、しまいやすいようにオープンボックスに。ランドセルも掛けるのは実はハードルが高いので、置くように。見た目を整えるよりも、〝子どもがラクに戻せる〞を最優先しましょう」

解決②
テーブルで飲む薬はその横の収納棚にまとめて
「薬はその時々で、形や数などが変わります。小分けに収納せず、大きめのボックスにざっくりまとめることがおすすめ」(能登屋さん)。そこで能登屋さんおすすめのステルトン リグティグのブレッドケースを導入。「吸入器も量の多い錠剤も余裕で収まり、フタをのせるだけですっきり。しまうストレスはゼロなうえに、デザインも素敵ですね」(さきさん)

解決③
ソファは壁づけにしてスムーズな動線を確保
「普段ソファでよくテレビを見ますか?」という能登屋さんの質問に「ソファでは読書をするほうが多いかも」とさきさん。そこでソファを90度回転させて右側へ壁づけに。「さきさんのお宅はテレビを鑑賞するよりも、ものが片付けやすく、広い空間を作ることの優先度が高いのでこの配置に。入口から、ダイニングや奥の収納棚へも行き来しやすくなりますよ」(能登屋さん)

解決④
さきさんのよく使うものはいつも座る場所の横に
娘さんの収納に使っていた棚には、さきさんのものを集約。手が届きやすいようにダイニングセットの向きを変更。「パソコンや書類、メイク用品、娘の髪を結うための道具など、よく使うものを椅子に座ったまま戻しやすいです」(さきさん)。棚の上は②の薬用ケースやティッシュ、ウェットシートの定位置に。「使うものが近くにあると、暮らしの効率も上がるはず」(能登屋さん)

解決⑤
いつも読書をするソファの横にファミリーライブラリーを移動
「ソファで読書をすることが多いのなら、ライブラリーはソファ横がいいと思います」と能登屋さんのアドバイスのもと、無印良品の棚を設置。「本をすぐ手に取れて、読み終えたらさっと戻せて便利! 盲点でした!」(さきさん)。「ここはリビングに入って最初に目に入るスポット。背表紙を手前の面に揃えることで、すっきりした見た目にもなりますよ」(能登屋さん)

Finish!

リビングに入ったときの開放感、テーブルに何も置かれてないすっきりさに大満足のさきさん家族。リビング内のどこにでもアクセスしやすく、頑張らなくても片付く仕組みが完成!

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自分の家とは思えない快適さに驚いています
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「よく考えたはずの仕組みが、わが家の暮らしにフィットしていなかったんだなと。見直した新しい仕組みのおかげで、すっきりリビングが無理なく持続しています。娘も帰宅後に、ランドセルなどをきちんとしまえるようになりました!」


Staff Credit
撮影/松村隆史(能登屋さん) 戸松 愛(松田さん) 近藤沙菜(takaさん) メグミ(さきさん) イラストレーション/pino 間取り図製作/前田優子 取材・文/田中のり子(能登屋さん) 藤井そのこ(松田さん、takaさん) 田中理恵(さきさん)
こちらは2025年LEE5月号(4/7発売)「いつもリビングがすっきりしている家の「動線」と「仕組み」大研究!」に掲載の記事です。
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