お金について話せていない夫婦が多い!?

雑誌編集者時代に「貯まる家庭」を取材してきた経験から、夫婦仲がいい家庭はお金が貯まりやすいと感じてきました。
仲がいいほど日ごろの会話が多くなり、家計の状況や目指す将来のゴールも共有できるからです。
目指すイメージが明確なほど、「じゃあ今年はこのくらい貯めよう」とか「この支出は見直して、そのぶん節約しよう」と計画も立てやすいですよね。
逆に、夫婦の会話が少ないと「どっちかが貯めているだろう」と考えがちで、いざ通帳を開けてみたら真っ青――という話もよく耳にします。
これまではこうした経験を元に語ることが多かったのですが、先日ある調査結果を見る機会がありました。共通ポイント「Ponta」リサーチ会員に聞いた夫婦仲に関するアンケートです。
これによると、夫婦でよくしている会話の内容のうち、仲がいいと答えた夫婦は、仲がよくない夫婦よりも「お金のこと」が31.4ポイント高かったそう。
また「将来のためにもっと会話が必要だと思うことは」という質問の回答は、全体で「お金のこと」が最も高く32.2%で、夫婦仲がよくないと答えた人に限ると34.5%と、その割合が高くなりました(特になしを除く)。
お金のことを話したいけれど、実際には話せていないということでしょうか。
さらに、「相手の収入・支出や貯蓄額を知らない」と答えた割合も、夫婦仲がよくないと答えた人の方が高く、やっぱりそうですねという感じです。
この調査に貯蓄額の比較はありませんが、日常的にお金の話ができないとどうしても相手任せになるので、効率よく貯めるのは難しくなりそうです。
家計管理の方法は意外にも…

もう一つ、興味深い結果がありました。
共働き家計(パートタイムや時短勤務含む)の人に、毎月の生活費の分担について聞いたところ、「夫が全額負担」が全体の約4割、「共通の財布を作ってそこから支払う」が25.7%、「支払い項目別に分担」が20%となりました。
なお、夫婦仲がいい家庭は「共通の財布を作る」割合がやや多くなり、夫婦仲がよくない家庭は「夫の全額負担」が43.8%と増え、共通財布の割合が減っているのです。
こちらも、「お金のことは相手(夫)におまかせ」というスタンスが透けて見えるようで、なかなか興味深いですね。
ただし「夫婦仲がいい・よくない」は自己申告なので、配偶者の片方は「仲がいい」と思い込んでいるかもしれませんが…。
このアンケート結果を話題にして、「うちは夫婦仲がいいと思う? もっとお金の話をしたほうがいいのでは?」なんて会話のきっかけにしてはどうでしょうか。2022年のお金の貯め方について、より話が弾むかもしれませんね。
【連載】 松崎のり子さんの「知らなきゃ損するお金の話」
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松崎のり子 Noriko Matsuzaki
消費経済ジャーナリスト
消費経済ジャーナリスト。雑誌編集者として20年以上、貯まる家計・貯まらない家計を取材。「消費者にとって有意義で幸せなお金の使い方」をテーマに、各メディアで情報発信を行っている。
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