FOOD

毎日食べたい“やさしい中華”

特別な調味料は必要なし!「客家(ハッカ)式 豚バラ肉の蒸しもの」レシピ/酒徒さん

  • 酒徒

2024.06.13

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特別な調味料も道具もいりません!

毎日食べたい“やさしい中華”

「中華はお店が一番」な印象があります。理由は、大火力や鍋振りなどのプロの技が重要そうだから。でもそれは思い込み! 家庭には家庭のやり方で、現地の人が食べている「本当の中華料理」が作れるのです。

\驚くほどシンプル!/
中国各地の本場の味を訪ね歩いた

酒徒さんの本格おうち中華

酒徒さん

「中国の食卓で何品も料理が並ぶのは、1品が驚くほど簡単だから。少ない素材をシンプルに味わいきる。それが、僕の出会ったおうち中華です」(酒徒さん)

酒徒さん

教えてくれたのは

酒徒さん

Shuto

中華料理愛好家

北京・広州・上海に10年間駐在し、仕事先で精力的に、あるいは休日も惜しまず各地の料理を食べ歩く。本場で知った手軽に作れる本格中華のレシピを紹介するnoteも好評。昨年、初の著書『あたらしい家中華』(マガジンハウス)が大ヒットし、話題に。



味つけはコレだけ![しょうゆ][砂糖][

客家(ハッカ)式 豚バラ肉の蒸しもの

特別な調味料は必要なし!「客家(ハッカ)式 豚バラ肉の蒸しもの」レシピ/酒徒さん

調理時間30分

材料・2~3人分

  • 豚バラ薄切り肉……350g
  • 青ねぎの小口切り……1~2本分
  • A)
    • しょうゆ……大さじ1
    • 砂糖……小さじ1/2
    • 塩、こしょう……各少々
  • 片栗粉……大さじ1 1/2
  • 油(あればピーナツ油)……大さじ1/2

作り方

  1. 豚肉は5㎝幅に切り、Aをもみ込む。片栗粉と油を順に加えてさらにもみ込み、耐熱性の平皿に平たく広げる。
  2. 深めのフライパンに蒸し台を置き、蒸し台の少し下まで水を入れ、フタをして沸かす。
  3. ②から湯気が勢いよく出てきたら、蒸し台の上に①の平皿をのせて強火で20分蒸す。
  4. 平皿を取り出し、青ねぎを散らす。まんべんなく火を通すため、肉は平皿に薄く広げる。まんべんなく火を通すため、肉は平皿に薄く広げる。汁気が出るので、フラットなものよりも立ち上がりのある皿を選んで
しっかりしょうゆ味のきいた客家料理は、ごはんが進む!

おいしく作るコツ

特別な調味料は使わないのに、口にした瞬間に広がる油の甘さはまさに本格中華! この味わいのポイントは、調味料→片栗粉→油の順番。また、砂糖は甘味を加えるというより、味わいに奥行きを与えてくれます。

Staff Credit

撮影/松村隆史 スタイリスト/河野亜紀 イラストレーション/ミツコ 取材・原文/福山雅美
こちらは2024年LEE7月号(6/7発売)「毎日食べたい“やさしい中華”」に掲載の記事です。

酒徒 shuto

中華料理愛好家

中華料理愛好家。北京・広州・上海に10年間駐在し、仕事先で精力的に、あるいは休日も惜しまず各地の料理を食べ歩く。本場で知った手軽に作れる本格中華のレシピを紹介するnoteも好評。昨年、初の著書『あたらしい家中華』(マガジンハウス)が大ヒットし、話題に。

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