甘辛コチュジャン＆香味野菜でパンチをきかせて
ブリ、さつまいも、にらの韓国風しょうゆ鍋

「発酵調味料のコチュジャンを加えれば、だしの味が一層深まります。具材には強いうま味を持つブリ。最後のスープの1滴まで味わいたいおいしさです」（ワタナベマキさん）

材料・3～4人分

• きりっとしょうゆだし（下記参照）……1回分
• ブリの切り身……2～3枚（350～400g）
• さつまいも……1本（400g）
• にら……1束
• にんにくの千切り、しょうがの千切り……各1かけ分
• コチュジャン……小さじ1～2
• 白すりごま……大さじ3

作り方

1. ブリは塩小さじ1（分量外）を振り、15分おく。出てきた水気をキッチンペーパーでしっかりふき取り、2㎝幅程度に切る。
2. さつまいもは1.5㎝の輪切りにする（大きければ半月切りにする）。にらは7㎝長さに切る。
3. しょうゆだしにコチュジャン、ごまを加えてよく混ぜ合わせ、鍋の八分目あたりまで入れる。にんにく、しょうが、②のさつまいもを加えて中火にかけ、沸かす。フタをして弱めの中火で3分ほど煮る。
4. ①のブリを加え、アクを取り除きながら、6～7分、ブリに火が通るまで煮る。②のにらを加えてさっと煮て、白すりごま（分量外）を振って器に盛る。だしが煮詰まってきたら、残ったしょうゆだしを適宜つぎ足す。

シメはこちらで

シメはクッパ風。ごはんを入れ、味をみて、足りなければ塩で調える。「卵を割り入れてフタをして、半熟になったらさっと混ぜて」（ワタナベマキさん）

これが基本の「スープ」！

きりっとしょうゆだし

材料・1回分（3～4人分）

• 昆布（8㎝角）……2枚
• 水……4カップ
• 酒……1カップ
• しょうゆ……大さじ2 1/2
• 塩……小さじ1/3

＊出来上がり量 約1ℓ

作り方

1. 昆布はキッチンペーパーなどでさっとふいてホコリなどを落とし、水とともに鍋に入れて最低15分、できれば30分おく。
2. ①に酒を加えて弱めの中火にかけ、ひと煮立ちさせる。火を止めてそのまま15分おいてから昆布を取り出す。しょうゆと塩を加えて混ぜる。

教えてくれたのは
ワタナベマキさん

野菜たっぷりのシンプルなレシピが得意。中学3年生の食べ盛りの息子を持つお母さんとしての顔も。「鍋は子どももイヤがらずに野菜を食べるので助かりますよね。いつもは苦手な、春菊もペロリ！」（ワタナベマキさん）
Instagram：maki_watanabe
Twitter：maki_watanabe_
公式サイト：https://maki-watanabe.com/

2022年1月号【スープさえ決まれば毎日でもおいしい。調味料ちょい足しで味変自在！ 究極の「3大鍋だし」で野菜を食べ尽くし！】より
撮影／上原朋也　スタイリスト／西森 萌　イラストレーション／Aikoberry　取材・原文／福山雅美