FOOD

スープさえ決まれば毎日でもおいしい。調味料ちょい足しで味変自在! 究極の「3大鍋だし」で野菜を食べ尽くし!

【究極の豆乳鍋だしで作る】「鶏もも、白菜、しいたけの台湾風豆乳鍋」レシピ/小林まさみさん

  • 小林まさみ

2021.12.30

この記事をクリップする

スープさえ決まれば毎日でもおいしい。調味料ちょい足しで味変自在! 究極の「鍋だし」で野菜を食べ尽くし!

みんな大好き“シェントウジャン”風に
鶏もも、白菜、しいたけの台湾風豆乳鍋

【究極の鍋だし】「鶏もも、白菜、しいたけの台湾風豆乳鍋」レシピ/小林まさみさん

干しエビとザーサイを加えると、台湾の朝ごはん、シェントウジャンのようなスープに。「お酢を入れると豆乳が分離しておぼろ豆腐のようになって、また味わいが変わります」(小林まさみさん)

材料・3~4人分

  • まろやか豆乳だし(下記参照)……1回分
  • 鶏もも肉……2枚
  • 白菜……1/4個
  • 生しいたけ……1パック
  • 細ねぎ……1/2袋
  • 香菜(シャンツァイ)……1束
  • 干しエビ(なければ桜エビでも)……20g
  • 味つきザーサイ……60g
  • 黒酢、ラー油(またはごま油)……各適量

作り方

  1. 鶏肉はすじと脂肪を取り除き、ひと口大に切る。白菜はひと口大に、しいたけは石突きを切り落とし、5㎜幅に切る。
  2. 細ねぎと香菜は3㎝長さに切る。
  3. 味つきザーサイはみじん切りにする。干しエビは水でさっと洗い、水気をきって粗いみじん切りにする(桜エビの場合は刻まなくてよい)。
  4. 鍋にまろやか豆乳だしのA(下記参照)を入れて中火にかけ、沸かす。①の鶏肉を入れて火を通し、一度取り出す。
  5. ④のアクを取り除き、①の白菜、③を加え、フタをして弱火で5分煮る。豆乳を加え、中火で沸騰直前まで温める。④の鶏肉を戻し入れ、①のしいたけを加えて煮る。
  6. 器に取り分け、好みで②の細ねぎと香菜をのせ、黒酢、ラー油(またはごま油)をかける。

 台湾でよく食べられている揚げパン、油條(ヨウティァオ)。「今回は、気軽に仙台麩で再現。好みのサイズに切って、水で戻してから、スープで煮て味わって」

台湾でよく食べられている揚げパン、油條(ヨウティァオ)。「今回は、気軽に仙台麩で再現。好みのサイズに切って、水で戻してから、スープで煮て味わって」

これが基本の「スープ」!

ほっとやさしい“食べるだし” 小林まさみさんの まろやか豆乳だし



まろやか豆乳だし

材料・1回分(3~4人分)

  • A)
    • 濃厚だし汁(かつお昆布だし(作り方は下記参照))……2カップ
    • 酒……大さじ2
    • しょうゆ……小さじ2
    • 塩……小さじ1 1/2
  • 豆乳(無調整)……3カップ

濃厚だし汁

材料・作りやすい分量

  • 水……1ℓ
  • 昆布……5~6g
  • かつお節……20g

作り方

  1. 容器に水と昆布を入れ、冷蔵庫に一晩おく。
  2. ①を鍋に移し、中火にかける。ふつふつと沸いてきたら昆布を取り出し、かつお節を加えてひと混ぜし、火を止める。
  3. 厚手のキッチンペーパーを敷いたザルなどでこし、かつお節を絞る。

*昆布を一晩水につけられない場合は、作り方②で中火でなく弱火にかけ、30分ほどかけてゆっくり煮出す。しっかり昆布のだしが出たらかつお節を加えて中火にし、煮立つ直前にザルでこす

教えてくれたのは
小林まさみさん

小林まさみさん

手軽な素材で作る家庭料理が好評。アシスタントの義父まさるさんとは名コンビ。今回の撮影でも、88歳とは思えないフットワークで大活躍。「世代問わずに楽しく食べられるのが、鍋のいいところですね」(小林まさみさん)
Instagram:kobayashimasami.masaru
公式サイト:https://masami-kobayashi.com/

【特集】スープさえ決まれば毎日でもおいしい。調味料ちょい足しで味変自在! 究極の「3大鍋だし」で野菜を食べ尽くし!

【究極の鍋だしで作る】「豚バラ、春菊、ねぎのしょうゆだし鍋」レシピ/ワタナベマキさん

【究極の豆乳鍋だしで作る】「サケ、切り干し大根、さつま揚げのまろやか豆乳鍋」レシピ/小林まさみさん

【究極の塩鍋だしで作る】「鶏もも、キャベツ、にらの鶏うま塩鍋」レシピ/きじまりゅうたさん


2022年1月号【スープさえ決まれば毎日でもおいしい。調味料ちょい足しで味変自在! 究極の「3大鍋だし」で野菜を食べ尽くし!】より
撮影/名和真紀子 スタイリスト/朴 玲愛 イラストレーション/Aikoberry 取材・原文/福山雅美

小林まさみ

料理研究家

雑誌・テレビで活躍するほか、料理教室を主宰。定番のツボを押さえたレシピが好評。料理を始めるのが遅かった経験から、料理が苦手な人に寄り添うレシピを提案している。

閉じる

閉じる