9月になりました。
厳しい暑さはもうしばらく続きそう。
おやつの時間もまだまだひんやりスイーツが活躍しそうですね。
今回のレシピは『ホワイトチョコレートのブランマンジェ』です。
ホワイトチョコレートがたっぷりと溶け込んだ、ミルキーな風味のブランマンジェに、さわやかな香りのすだちをキュッとしぼって。
トロンと溶ける優しい口どけに、心地よい酸味がアクセントになったブランマンジェです。
柔らかく とろける口どけを目指して、ゼラチンで固めるお菓子を作るときは、たいていゼラチンの量は控えめ。
なので、いつもは器にそっと冷やし固めているけれど、今回はチョコレートの固まる力も借りて、バウンド型でテリーヌ仕立てに挑戦。
型の周りをさっとお湯で温めたら、お皿をかぶせて返します。
崩れるかな・・・とドキドキの瞬間。
フルフルと危なげでしたが、何とか型出しに成功。・・・が、撮り終えるころにはトロン(というより、デロン(笑))としていたので、猛暑の日は やっぱり器に固めた方がいいかも・・・です。
型出しするときは、お皿もしっかり冷やしておくのを忘れずに。
また、ゼラチンを使うお菓子は、冷蔵庫に長時間おくと固く締まってしまうことも、ちょっと気をつけたいポイントです。
食べごろを逃さないようにしてくださいね。
さわやかなすだちと、まろやかなブランマンジェの組み合わせは、夏と初秋を行ったり来たりするこの季節にぴったりです。
ぜひ、おたのしみ下さいね。
ホワイトチョコレートのブランマンジェ
【材料】 4人分 (倍量で9㎝x20㎝ パウンド型1台)
・ ホワイトチョコレート 150g (300g)
・ 牛乳 250ml (500ml)
・ 生クリーム 100ml (200ml)
・ キルシュ 大さじ1 (大さじ2)
・ 粉ゼラチン 5g (10g)
・ 水 大さじ2 (大さじ4)
・ すだち
・ 飾り用のホワイトチョコレート、すだちのスライス
【作り方】
① ゼラチンは水に振り入れ、ふやかしておく。
② チョコレートを細かく刻み、鍋に入れる。牛乳を加え、弱火で溶かす。
③ ②に①を加えてよく混ぜて溶かす。
④ 漉しながらボウルに移し、生クリーム、キルシュを加える。
⑤ 氷水にあて、時折混ぜながらとろみがつくまで冷やす。
⑥ とろみがついてきたら、器に流し入れ、2時間ほど冷やし固める。
⑦ 薄切りにしたすだち、削ったホワイトチョコレート、すだちの皮(すりおろす)を散らす。食べる時にすだちをしぼる。
製作・撮影/八田 真樹
お菓子研究家。短大卒業後、会社勤めを経て幼い頃から好きだったお菓子の道へ転身。フランスに留学、ル・コルドン・ブルー パリ校卒業。ルノートル、ベルーエ・コンセイユなどでも学ぶ。著書に『フラン』『ケーク・サレ』(共に文化出版局)、『野菜・豆・果物のヘルシーお菓子』(扶桑社)、『板チョコスイーツ』(主婦と生活社)などが。
八田真樹 Maki Hatta
お菓子研究家
短大卒業後、会社勤めを経て幼い頃から好きだったお菓子の道へ転身。フランスに留学、ル・コルドン・ブルー パリ校卒業。ルノートル、ベルーエ・コンセイユなどでも学ぶ。著書に『フラン』『ケーク・サレ』(共に文化出版局)、『野菜・豆・果物のヘルシーお菓子』(扶桑社)、『板チョコスイーツ』(主婦と生活社)など。