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FOOD

上紙夏花

コレド室町テラス「王德傳」で台湾式アフタヌーンティー!本物の台湾茶が楽しめる!

  • 上紙夏花

2022.03.21

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台湾が恋しくなったら、こちらへ!

 

東京・日本橋、コレド室町テラスの2階にある『誠品生活日本橋』。ここは「台湾が恋しい人はきっとここに集まる!」というほど、まるで台湾にいるような気分になれるお店がズラリと並びます。書籍や台湾雑貨以外にも、台北の富錦街で人気のレストラン『富錦樹台菜香濱(フ―ジンツリー)』や、台湾のハーバルケアコスメの『YUAN(ユアン)』、台湾茶の香水『P.Seven茶香水』など、多くの台湾ブランドが進出。日本橋という土地柄もあって、とても落ち着いた空間で台湾のエッセンスを感じることができます。

 

今回、台湾好きライター上紙が行ってきたのは、台湾茶ティーサロン『王德傳(ワンダーチュアン)』です。KKdayという、国内外のオプショナルツアーを取り扱うサイトで、「王德傳(ワンダーチュアン)台湾式アフタヌーンティー」というプランを申し込んで行ってきました。こちらから事前に予約しておくと、当日お店で注文するよりも、ずいぶんお得です。予約からして旅気分です!

 

茶師が本場台湾のお作法で淹れてくれる

 

これまでにも台湾のお茶は飲んだことがありましたが、私はそんなに詳しくなくて、よく知らないままに「いい香りだな」というくらいの感想で飲んできました。でも、今回、台湾人の茶師の方が淹れてくれる台湾茶ということで、いろいろ質問してじっくりと味わってみることにしました。

 

店内の赤い茶筒やカウンターに並ぶ鉄瓶から噴き出す湯気にワクワクが止まりません。王德傳の歴史は1862年からはじまっています。創業者の王俺尚さんが清の時代に中国大陸の福建省から台湾に渡り、当時台湾の首都だった台南に茶問屋を構えたのが始まりだとか。伝統的な中国茶を新しい解釈でとらえ、台湾茶の文化を築いてきたのです。

 

本店は台北市中山区にあります。日本はコレド室町テラス 日本橋店の1店舗のみですが、香港や中国などにも出店されています。2016年から2019年までの4年に渡り、ルイヴィトンと「茶人のためのトランク」をコラボレーションするなど、アートやカルチャーとのコラボも積極的に行っているようです。

 

選べるお茶は20種類!

茶葉のサンプルがテーブルに運ばれてきます。蓋についた香りを聞いて、お茶を選びます。

 

ホットのゴンフーチャ(工夫茶)11種類、アイス(フレッシュティー)5種類、ウーロンカクテル4種類から、好きなお茶を選べます。私は友人と1種類ずつ頼んで、飲み比べることにしました。

 

 

台湾からもってきたという、専用のIHコンロを使って、鉄瓶でお湯を沸かしていました。実はこの鉄瓶、日本のものなのだそうです。ひとつひとつ違った素敵なデザインなのは、きっとアンティークなのでしょう。茶師の方に聞いてみたところ「日本のお水は軟水でミネラル分が少ないため、鉄瓶でお湯を沸かすことでミネラルを増やして、お茶をおいしく淹れることができます。鉄瓶でないとダメなんです。ひとつ約50万円すると聞いています」とのこと。

 

そんなに高価な鉄瓶が⁉︎ おうちではなかなか味わえないお茶ですね。急須や茶杯をお湯で温めるというのは有名な作法で、みなさんもご存知かと思いますが、筆でくるくると急須を撫でるのをみたことがありますか?

 

 

茶葉を入れた急須にお湯を目一杯入れ、蓋をしたらその上からお湯を回し掛けます。そのあと、濡らした筆で急須の蓋の部分をくるくると何度も撫でるのです。書道用の筆です。何のために筆を使うのでしょうか?

 

「お茶から出る油分を馴染ませるためです。これをしないと、急須にシミができてしまいます。上手にお茶の油が馴染むように育てると、急須に価値が出てくるんですよ。台湾では買ったとき2〜3千円のものが、百万円になることもあります」と茶師さん。発酵度合いが高い茶葉の方が、急須の色が濃くなってきたりと奥が深いようです。

 

 

そしてこの急須。よく見ると、蓋の形状、注ぎ口の形や長さが違いますよね!蓋を開けて見てみると急須の厚みも違うのがわかります。好きな形を選んでいいのかな?と思っていたら、そうではありませんでした。

 

「発酵したくるっと丸まったような茶葉は、分厚い急須で圧力をかけて淹れないと、茶葉が開きにくいのです。紅茶のようなまっすぐの茶葉は薄い急須で淹れるのが望ましいですよ。紅茶は圧力のかかる分厚い急須で淹れてしまうと濃くなりすぎるんです」手に取ってみると、重さも全然違いました!

 

こちらは「厳選阿里山烏龍茶」。もう一種類は「梨山烏龍茶」を選んだのですが、飲み比べると全然違います。

とにかく香りが良くて、癒されます。お湯の温度、蒸らす時間などを正確に測って淹れるとやはり味や香りの広がり方が良くなりますね。

「厳選阿里山烏龍茶」は海抜1400〜1600mのところで育った高山茶を浅煎りで焙煎。爽やかながらも、深みのあるお味でした。「梨山烏龍茶」はさらに高い場所、海抜1,800〜2,000mの寒暖差の激しい茶畑で採れる茶葉です。こちらも浅煎り。お花のような甘い香りを感じます。

 

お店では二煎めまで飲むことができますが、実際は上手に淹れれば、七煎めまで楽しめるのだそうです。

 

和菓子にも似合う、台湾茶

 

以前は台湾のパイナップルケーキやドライフルーツなどのお菓子でしたが、輸入の関係で、現在提供されているのは和菓子。甘すぎない餡とドライフルーツは、お茶の風味を味わうのにとってもよく合います。実はこのお菓子、通常ならば3つなのですが、kkdayからの予約だと、ひとつおまけ付きで4つのお菓子が提供されます!

 

今回は選ばなかったのですが、アイスのお茶も素敵だったので、お借りした画像でお届けします!

 



お土産売り場には茶器セットも!

 

隣接したショップで茶葉や茶器を購入することができます。たくさんありすぎてわからないなと思ったのですが、お店の方が丁寧に教えてくださるので安心です。ここである程度台湾茶を知っておけば、現地でお茶を買うときにも選びやすいですね。

 

 

もちろん、日本の急須で淹れてもいいのですが、やっぱり今回、正式なお作法で淹れてもらったお茶は格別でした。茶器も販売していて、蓋付き茶碗はお手頃で2千円ほど。一緒に買っておうちで楽しむのもいいですね。

 

 

缶入りは、かわいらしい紐付きの箱に入れてくれます。お店の方が激推しの「手作り炭焙煎欉(せいそう)テッカンノン茶」を買ってきました。1kgで買うと1万円越え!なので、30gのでお試ししてみます。ちなみに、今回のアフタヌーンティーでもこのお茶が選べます。茶葉はAmazonの公式通販もあるようなので覗いてみてください。

みなさんもぜひ、本格的な台湾茶を味わってみてくださいね。

kkday 日本で台湾気分!王德傳・台湾式アフタヌーンティー

王德傳(ワンダーチュアン)

上紙夏花 Natsuka Uegami

ライター/ビューティープランナー

1977年、大阪府生まれ。吉本新喜劇の女優を経て、ライターに。現在は化粧品の商品開発やPRを手掛けるほか、ベビーマッサージ講師としても活動している。夫・息子9歳、3歳

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