昨年大きな話題を集め、LEEweb で体験記事も書かせていただいた「ベア シグネチャー ショーツ」。これを1枚穿くだけでOKという超吸収型サニタリーショーツへの反響は大きく、発売から11ヶ月で5万枚以上を売り上げています。
そして今年2月、待望のジュニアラインが発売となりました!
今回の記事では、中学2年生のお子さんに試していただいた感想を始めとした母娘のリアル声などに加え、このショーツを販売する「Bé-A Japan」代表取締役の山本未奈子さんと、メディアなどでも幅広く活躍されている医師の友利新さんによる発表会での対談もレポ!
共に1男2女の母であるおふたりのお話を通して、これからの生理との向き合い方について、考えていきたいと思います。
多くの女性が抱える悩みを解決したい
体験レポによって実感した快適さ
昨年私が大人用の「ベア シグネチャー ショーツ」を体験したレポート記事はコチラ。
一般的に量が最も多いとされている2日目の平均量(30~50ml)の3倍以上の液体を吸収することができるベア シグネチャー ショーツですが、「本当にモレないのか」「それだけの量を吸収した時の穿き心地はどうなのか」と、正直なところ最初は半信半疑でした。
実際に使ってみたところ、5層の吸収体が液体を瞬時に吸収してくれることを体感し、また優れた抗菌機能を持つため梅雨時に試したにも関わらず気持ち悪さや蒸れ、ニオイなどを感じることが少なく、今でも毎月愛用しています。
これまで当たり前のように我慢していた悩みを解決してくれることに加え、洗濯のしやすさを考慮したつくりや、冷えからお腹部分を守る温もり設計など、女性の毎日をより快適にしたいという想いが伝わってきたことにも感動しました。
ジュニアライン「ベア ペティート シグネチャー ショーツ」の特長は?
140・150・160の3サイズ展開
昔と比べかなり早い時期に生理が始まってしまうというお子さんもいるという昨今の状況を受け、身長が135cmくらいからでも使えるよう、140サイズから3サイズで展開しています。
新たな特長、薄いグレーカラーと横漏れ防止テープ
大人用とは対照的に、吸収体にはあえて薄いグレーカラーの生地を採用している点も特長的です。
山本さんの「長い期間自分の身体と向き合っている大人の中には『汚れを目にすること自体がストレスになる』という方も少なくなく、大人用の吸収体には汚れが目立たない黒を採用。一方子ども達の場合は、自分の周期や量、また身体との向き合い方についてこれから学んでいく必要があると考え、吸水量や吸水位置が確認できる薄いグレーカラーを採用することで、『2日目は量が多い』といったことを始め自身の体調を把握できるよう配慮した」というお話は、子育て中のイチ母としても大変印象に残りました。
また大人が思っている以上に、飛んだり跳ねたり走ったりと思い切り全身を使いアクティブな日常を過ごすことが多い子ども達の場合、まっすぐ立っている状態で吸水できるだけでは不十分と考え、吸収体の両サイドに防水生地による横漏れ防止テープを施し、液体が横漏れしづらい構造を実現しました。
中学生のお子さんが感じた「ベア ペティート シグネチャー ショーツ」の良さとは
不安なく過ごせることで、目の前のことにより集中できるように
実際に試していただいた中学2年生のお子さんからのご感想で印象的だったのが、様々なシーンでの安心感でした。
「今まではナプキンを使っていましたが、いちいち交換するわずらわしさに加え、特に学校では人前でお手洗いに行って取り替えるということが恥ずかしく、結構な頻度で漏れて洋服に染みてしまっていましたが、ベア ペティート シグネチャー ショーツを使い始めてからその心配が一切なくなりました。
また授業中や通学中なども心配になってしまうことが多かったのですが、これを穿いていれば大丈夫だと思えることで自分のやりたいことに集中できるようになったことも良かったと感じています。」
タイミングが読みづらい時期だからこそ安心
ご本人もお母様もおっしゃっていたのが、まだ周期が安定していないからこそ安心だというお話でした。
急に始まってしまった際に家にナプキンがなくて困ること、いちいち買いに行く手間、何より毎回ナプキンをゴミに出す大変さ…。また、これまではショーツなどを汚すことも多く、その都度汚れを落とす手間や、場合によっては仕方なく処分することも少なくなかったといいますが、そういったストレスから開放されたと話してくださいました。
また、思春期のお子さんを持つお母様のリアルなお言葉にも大変共感しました。
「親としては娘の体調面では色々心配が尽きませんが、咄嗟の時にもベアがあればすぐに対応でき、あれこれ気を揉んでしまうことが減りました。また使い終わったショーツのケアも簡単で、娘本人が手洗いをしてから洗濯機に入れて洗っています。『自分のショーツは自分で』ということも身について一石二鳥だと感じます。
私自身も使い始めてから手放せなくなっており、直接肌に触れるものなので安心なものが良いと思いつつ長年の習慣をなかなか変えられなかったのですが、フィット感もバッチリで漏れの心配もなく、生活スタイル自体が劇的に変化し感動しました!」
「これは革命ですね!素晴らしい製品を作っていただき本当にありがとうございました!」と大満足だったようで、母娘で相談され近々更に買い足す予定とのことでした。
お子さん本人はもちろん、親側の支えにも
ジュニアラインに関して、代表の山本さんがとても印象に残っていることのひとつに、知的障がいのお子さんを持つお母さまからのお声があるそうです。
知的障がいのあるお子さんは自分の周期やその意味を理解することが難しい場合もあり、交換だけでなく、ナプキンが不快で途中で外してしまうこともあるのだとか。その中で、「一日中穿いたままで過ごせるショーツ型であれば抵抗なく使用できるので悩みが解決されました」という喜びのお声に感動し、さらにお役に立てる方法を模索していきたいという気持ちが強くなったといいます。
子どもたちが抱えている「生理のストレス」
小中高生の84%が「ナプキンの交換が嫌」
山本未奈子さん(以下、山)「Bé-A Japan独自のアンケートなのですが、小中高生の84%がナプキンの交換を嫌だと感じ、78%がナプキン持ち合わせてなくて困った経験があると答えています。実際、急に生理になってしまったけれど担任の先生が男性で相談できなかった、周りの目が気になって保健室に行けなかった…といった話は少なくないようです。」
友利新先生(以下、友)「初潮を迎えてから生理周期が安定するまでには数年かかります。大人になってある程度周期が決まり、生理に慣れている私たちでも、お手洗いに行くタイミングを逃すなど大変な時があると思いますが、子ども達の場合はもっと切実。ナプキンを替えるのが嫌で結果的にかぶれてしまい来院するお子さんもいらっしゃいます。」
さらに約半数のお子さんが「同じ部屋に父親や異性の兄弟がいる時は、ナプキンを替えに行くのがなんだか恥ずかしく、トイレに行きづらい」と答えるなど、大人が思いもよらない悩みを抱えていることもあるのだとか。
「恥ずかしいこと」「我慢しなきゃ…」長年変わらない負のイメージ
高校生の長女、小学生の長男と次女の3人のお子さんを持つ山本さんは、以前よりジュニアラインの開発に並々ならぬ想いを持ってきました。その理由のひとつに「子どもの頃から生理と正しく向き合ってほしい」という願いがあるといいます。
山「長女は生理痛が重く、痛みに耐えかね寝込む姿などは、その大変さがわかるからこそ見ているだけでも辛くて…時代がこんなに進んだにも関わらず私たちが経験してきた生理の付き合い方と何一つ変わっていないことを思い知らされてきました。『生理は密かに我慢すべきもの、性についてはっきり口に出すのは恥ずかしいこと』と捉えられ、表立って話題にできない状況は、女性たちの自由と快適さの足かせになり、ひいては社会全体の進歩の妨げになると感じます。現状のタブーをなくすためには、未来を担う子どもたちへの教育と、性別を問わず大人側の意識改革も欠かせないと思っています。」
生理の話と性教育をセットで
まず正しく知ることの大切さ
友利先生もまた、生理は隠すような恥ずかしいことではないと学校はじめ社会全体で教育していく必要性を強く感じているといいます。
友「生理が来たということは、健康な証拠でもあり喜ばしいこと。そして妊娠できる体になったということでもあります。コロナ禍の影響などで若年層の思わぬ妊娠が増えているというニュースもありますが、『お母さんになる体になった』ということをご家庭できちんと話し、生理の話と性教育をセットでする必要性があると思います。」
子どもへの具体的な伝え方・関わり方は?
山「お互い女子2人と男子1人の母ですが、先生は生理についてお子さんたちにどうやって伝えていますか?」
友「まだ息子は小さいので、特に出かけた先などでは一緒にトイレに入り、自分が生理の時はナプキンを替えることがあります。『ママ何してるの?』と聞かれた時に遮ったりごまかしたりせず『これは女の子に毎月あるもので、お母さんになるために必要なんだよ。いつか妹たちふたりにも起こることだから、ちゃんと覚えておいてね』と話しています」
山「私も息子に対して生理というものをきちんと伝えたいと常々意識してきたのですが、先日頭が痛いと話していたら、息子から『大丈夫?ママ生理なの?』と自然に言われてなんだか嬉しくて。生理痛について学校では教えてくれないと思うので、女の子ですら生理前や生理中にお腹や頭が痛くなることを知らない子もいると思います。生理になると体調が悪くなるといった部分を含め、やはり私たちが親として子どもにきちんと伝えていく義務があるのではないかと感じます。」
友「もちろん男女は平等ですが男女の『違い』は必ずあり、そのひとつが生理です。お互いの違いを認めることはすごく大切ですが、よくわからないことは認めることが難しい…だからこそ、男女関わらずまず『正しく知る』ことが必要だと思います。」
大変だけど大切なもの。正しく向き合う必要性
山「生理についてご家庭で話す際に心がけたいポイントはありますか?」
友「まずは、女性にとって生理現象で誰にでもあること、そして将来子どもを産むために必要な大切なものだということを男女関わらず伝えてあげること。その上で実際に生理を迎えたお子さんに対しては、やはり100%快適に過ごすのは難しいことではあるので、辛さや煩わしさに共感することも必要だと感じます。」
”自分も生理痛がひどかった””ママは学校にいる時はこういうタイミングでナプキンを替えに行っていたよ”などと経験を伝えたり、治療の対象で薬を飲むこともできるという選択肢を教えたりすることも大切だといいます。
友「逆にやってはいけないことは『隠すこと』です。『恥ずかしいから言っちゃダメ!』といった伝え方をすると、自分の体に起こっているのは恥ずかしいこと・悪いことなのではないか、そしてそれを他人と共有することはいけないことなのではないかと捉えるようになってしまいます。」
困った時に相談しやすくするためにも、まず共感から入ることで生理などの話題をシェアできる関係性を作り、なるべくネガティブなイメージをつけないよう心掛けることが大切だというお話が印象的でした。
「ベア ペティート シグネチャー ショーツ」をきっかけのひとつに
山「私たちBé-Aは、生理と向き合う毎日に必要なアイテムの展開とともに、正しい情報を発信していき、『生理は辛くて当たり前』といった日本の常識ごと変えていきたいと考えています。
生理は確かに不便で不自由なものですが、女性にとって大切なものでもあります。だからこそ子どもたちには生理と正しく向き合い、できるだけ快適に過ごして自由に人生を謳歌してほしい。将来、子どもたちから『お母さんの頃はショーツじゃなかったの?大変だったんだね』と言われる未来を目指していきたいです!」
「ベア シグネチャー ショーツ」は大人から子どもまで、私たちの生理期間をより快適なものに変えてくれる素晴らしい製品だと感じます。
私自身も娘がいますが、特に生理が始まってすぐの心配が多い時期から悩みやストレスを軽減し、より安心して過ごせるということは非常に嬉しいニュースです。
その良さや、そこに込められた想いを伝えることをきっかけに、改めて親子で生理を始めとする体や心の変化について話されてみてはいかがでしょうか。
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佐々木はる菜 Halna Sasaki
ライター
1983年東京都生まれ。小学生兄妹の母。夫の海外転勤に伴い、ブラジル生活8か月を経て現在は家族でアルゼンチン在住。暮らし・子育てや通信社での海外ルポなど幅広く執筆中。出産離職や海外転勤など自身の経験から「女性の生き方」にまつわる発信がライフワークで著書にKindle『今こそ!フリーランスママ入門』。