おしゃれな人のインテリア実例
【鈴木ひろこさんのパリのキッチン】個性的に、センスよく見せる工夫とは?【ルームツアー動画あり】
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@homeLEE 私らしく建てる、心地よく暮らす
2024.07.25 更新日:2024.09.07
Paris Small Kitchen 海外インテリアスペシャル
夏のアペロ、愛用の器、調味料も
そこに立つ時間が楽しくなる
パリの日本人の「小さなキッチン」

パリのキッチンは日本とさほど変わらないコンパクトさなのに、個性やセンスが感じられ、なんだか楽しげなのはなぜ?
調理道具や器など愛着のあるものと料理の時間をごきげんに過ごす工夫があふれた、パリ在住鈴木ひろこさんの空間作りには、あなたのキッチンをより快適にするヒントがいっぱい!
食卓と隣り合うキッチンで来客と話しながら料理を楽しむ

フランス在住歴30年を超え、コーディネーターなどとして活躍するチャコさんこと鈴木ひろこさん。夫のオリビエさんと暮らすアパートメントのキッチンは、パリでは少しめずらしい間取りです。
フランスでは、昔はあくまでキッチンはお手伝いさんが使う場所として、食卓から遠く家の奥にあるのが一般的だったんですって。それを、前の住人であるマダムが、このダイニングの隣に移したそう。
おかげでサーブしやすく、来客とも料理しながら会話できて、気に入っています

日本のシステムキッチンに近いコンパクトなスペースながら、吊り戸棚の容量があり、カウンターは使いやすいL字に。そして何より、扉のこのシックな色合い!
元は普通のウッドだったんですが、私たち好みの色のペンキを作ってもらって塗りました。それ以外は、ほぼマダムが改装したまま
パリでは日々の料理が楽しいと話す鈴木さん。その理由のひとつが、街に点在するマルシェの存在。
アスパラ、グリーンピース、新鮮な魚。マルシェに行くと、お店の方が『こんなふうに料理してごらん』なんて、あれこれ教えてくれるの。パリにいると、きっと誰でも料理好きになれちゃうんですよ
Apéritif
おもてなし料理には、香りのいいハーブをたっぷり使って

来客の日は、テーブルクロスにマットを重ねて。田舎パンにのせたのは、ハーブオイル漬けのドライトマトとフレッシュなヤギのチーズ。オーブンに入れておくだけなのに見た目豪華に仕上がるオーブン料理も、テーブルに欠かせない。
「今日は、小ぶりのトレビスを丸ごとハーブと一緒に焼いて、パルミジャーノ・レッジャーノを振りかけて」(鈴木ひろこさん)
たっぷり飲むなら、ノンカフェインのハーブティー

お気に入りはフランスの紅茶専門店「THEODOR」のハーブティー〝JOIE DE VIVIRE〞。ハイビスカスフレーバーに、ミントとレモングラスの後味ですっきり。〝でこぼこ〞の意味を持つバルボティーヌ焼のピッチャーで。
お客さまが来るときは、ちょっとエレガントに

フランスのライフスタイルブランド「CARAVANE」のクロスに「ZARA HOME」のラフィアマットをオン。色合いの美しいお皿は、こちらもバルボティーヌ焼。「アスティエ ド ヴィラット」の白のプレートを重ねて。
Kitchen goods
さすが美食の国、世界の料理好きから愛される「ストウブ」も「ル・クルーゼ」もフランス生まれ。もちろんチャコさんも昔から愛用しています。
吊り戸棚の上に並ぶのは表情豊かなかごの数々。どれも可愛いだけでなく、食材などの収納の役割をしっかり担う働き者。シックな雰囲気のキッチンで温かなアクセントになっています。
「高いところにあるから、椅子にのぼって出し入れするのがちょっと大変なんですが(笑)。かごは大好きで家じゅうに飾ったり、仕事やお出かけ用のバッグとしても活躍しています」(鈴木ひろこさん)
料理の腕を格上げしてくれる「ストウブ」の鍋

毎年増えていく「ストウブ」の鍋。
「フランス北西部のノルマンディーに暮らす夫の母が、クリスマスのたびにひとつずつ、贈ってくれるんです。色は、決まって黒。煮込み料理はさすが! の出来栄えになるので、手放せなくなりました」(鈴木ひろこさん)
蚤の市でつい集めてしまう、小さな片手鍋たち

佇まいが愛らしい古い片手鍋は、ゆで卵を作ったりと使いやすくて愛用。右2つの「ル・クルーゼ」はデッドストック。
「オレンジの鍋は、火にかけると熱くなって持てなくなるので、夫がふたにコルクを入れて使いやすくしてくれました」(鈴木ひろこさん)
棚の上は、まるでかごの展覧会


お気に入りのかごは、収納にも使いつつディスプレイ。ひとつには、日本の乾物がいっぱい。
「ハーブは、顔なじみのマルシェや、夫の実家の庭からたくさんいただけることが多くて」(鈴木ひろこさん)。無造作にかごに入れるだけで、まるでブーケのよう。
パリの水も、南部鉄瓶で飲みやすく

日本の水に慣れていると、硬水のフランスの水は少し飲みづらいもの。日本で買ってきた鉄瓶に入れて沸かせば、とろりとやわらかな水に。
「毎朝、これで沸かした白湯を飲むのがルーティンです。もちろん、お茶に使うお湯もこちらで」(鈴木ひろこさん)

Dining room
「スタイリッシュになりすぎず、誰もがリラックスできる空間が理想」とチャコさん。壁のオープンシェルフには、お気に入りの器やオブジェ、気ままに蔓を伸ばす観葉植物や、ラフに盛られた旬のフルーツが温かな印象を漂わせます。
椅子の後ろに置かれた趣のある家具は、食器棚。友人がロンドンから持ち帰ったアンティークを譲り受けました。
「イギリスの家具って、ウッドの質感が重すぎないのがいいんですね。ちなみにダイニングテーブルも、蚤の市で見つけた古いイギリスのものなんです」(鈴木ひろこさん)
オープンシェルフは、ダイニングの"顔"

右中段のガラス器類は友人でもあるベルギー在住フラワーアーティストからの贈り物。花が好きで、自然に花器が増えていくそう。
「小さく区切られた棚はディスプレイの難しさもあるけれど、一角ごとに色合いやテーマを考えるのが楽しい」(鈴木ひろこさん)
器は日仏ミックスで楽しんでいます

ダイニングわきの食器棚の中には、日常使いのお皿がぎっしり。「アスティエ ド ヴィラット」の器、やわらかな質感が美しいバルボティーヌ焼の中に、日本の器も。
「丹波篠山を取材したときに出会ったもので、今も大切に使っています」(鈴木ひろこさん)
義母から受け継いだ質のいいキッチンクロス

食器棚の引き出しには、夫の母から引き継いだイニシャル刺繍入りのキッチンクロスが。
「義母がお嫁入りのときに持ってきたものや、夫の祖母のものまであります。ノルマンディーのコットン製で、洗っても全然へたらなくて丈夫なんです」(鈴木ひろこさん)
LEEチャンネルでは、パリに暮らす日本人のルームツアー動画も配信中!
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次回は、「パリの日本人の『小さなキッチン』ミュージシャン、文筆家 猫沢エミさん編」をご紹介します。
Staff Credit
撮影/篠 あゆみ コーディネーター/Harue Konno 取材・文/福山雅美
こちらは2024年LEE7・8月合併号(7/5発売)「パリの日本人の『小さなキッチン』」に掲載の記事です。
※商品価格は消費税込みの総額表示(掲載当時)です。
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