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夏こそ「自律神経」の整えどきです

LEE100人隊にアンケートを実施!

30代・40代女性【夏に不調を感じていませんか?】自律神経が乱れやすい3大要因

2024.07.06

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その疲れやだるさ、しょうがないと思っていませんか?

夏こそ「自律神経」の整えどきです

夏になると、体がどよ〜んと重たく感じることありませんか? いわゆる夏バテは自律神経の乱れからきているのかも。自律神経をしっかり整えれば、蒸し暑い夏も怖くありません!

姫野友美先生

教えてくれたのは

姫野友美先生

TOMOMI HIMENO

⼼療内科医・医学博⼠

ひめのともみクリニック(東京・品川)院長。日本薬科大学教授。女性の立場に立った診療が多くの女性患者に支持される。『心療内科に行く前に食事を変えなさい』(青春出版社)ほか著書多数。

こんな不調感じてませんか?

食欲が出ない

食欲が出ない

蒸し暑くて眠れない

蒸し暑くて眠れない

冷房の効いた部屋にいて体がだるい

冷房の効いた部屋にいて体がだるい
姫野友美先生 その不調の理由、ひも解きます

LEE100人隊に緊急アンケート!

夏の疲れ、感じていますか?

LEE100人隊に夏ならではの不調をリサーチ。夏が心身にとって特に厳しい季節であることが浮き彫りに。



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夏になると調子を崩したり、バテたりしますか?

夏になると調子を崩したり、バテたりしますか?

夏に不調が出る人の割合は9割以上。「季節を問わず」という人もいたけれど、ほとんどが夏特有の不調があると回答。冷房、暑さ、イベント等で生活リズムが乱れたりと、夏は多くの引き金が。

2

具体的にどんな不調や症状が起きますか?

具体的にどんな不調や症状が起きますか? 体がだるい、疲れやすい 頭痛 肩こり・首こり 食欲がなくなる めまい 肌荒れ 下痢・便秘 不眠 腰痛 胃痛・胃もたれ むくみ・冷え  関節痛 その他

ほとんどの人が、夏になるといくつもの不調を同時にかかえていることがわかる結果に。中には「選択肢の不調すべて」という大変な人も……。その他は耳鳴りや聞こえにくさ、喉の不調や鼻炎など。

私たち夏の不調に悩まされてます…

  • 「冷房が効いている部屋に長時間いると、首から肩にかけて重たくなってきます。ひどくなると頭痛がしてくるので、鎮痛剤を飲んで耐えます」

No.018 キッキさん

  • 「夏の暑さで食欲がなくなり、そうめんや冷たいものなど、同じものばかり食べてしまう。栄養が偏るとわかっているけど、なかなか食べられない」

No.060 みぃみさん

  • 「暑い戸外とクーラーの効いた部屋の温度差に体がついてきません。食欲がなくなり特に夕方になるとどっと疲れが出て、1日もたないです」

No.045 CHIHARUさん

  • 「冷房が効いた部屋に長くいたり冷たい飲み物を飲みすぎると、夕方から体調が悪化。頭痛薬が効かず光が眩しく感じ、暗室で横になるしかない」

No.054 さきさん

  • 「ゲリラ雷雨がくる前など、気圧が変化するタイミングで後頚部のこり→生あくび→頭痛の3セットが必至。加えて猛烈な眠気を感じることもあります」

TB humさん

  • 「旅行やイベントがあると翌日以降も疲れが長引きます。だるくて食欲もなくなるのに、ルーティン(家事など)を崩したくなくて無理してしまう」

No.087 ととさん

  • 「水分不足でクラクラ、冷房の効きすぎで寒気が……。倦怠感もすごく、ストレッチなどしていますが時間がなくてできないと疲れがたまる一方」

No.100 ponyさん

  • 「外の気温差で頭痛。冷房で脚が冷えてしまうと夕方以降むくみがひどくなり、痛みも出てくることが。着圧ソックスが欠かせません」

TB nahoさん

  • 「エアコンの冷えからくる肩こり・腰痛・頭痛。あまりこりがひどいとマッサージに行きますが、自覚している以上に凝り固まっていて驚きます」

TB 季絵さん

  • 「子どもたちの進級や入学など、忙しい春が終わると必ず肌荒れが発生。日焼け止めに帽子、メガネ、手袋など過度な日焼け予防も関係してる……?」

No.010 aminさん

3

夏の生活習慣で不調を招いているかもと思い当たることは?

夏の生活習慣で不調を招いているかもと思い当たることは?
  • 「子どもが暑がるので冷房を入れっぱなしで寝るけれど、温度が低すぎるのか……? 朝起きるとだるさがあって、どんな環境で寝たらいいのか悩ましいです」

No.060 みぃみさん

  • 「夏休みで子どもたちと一緒にいる時間が長くなり、1人の時間が持てないとストレスが蓄積。子どもたちそれぞれのスケジュール管理などでイライラ……」

No.031 はちみつりんごさん

  • 「寝ている間にすごく汗をかいているようで、起きたばかりでも体のだるさが残ってしまっています。ちゃんと寝ているつもりなのに疲れが取れていない気が」

No.047 めりさん

  • 「冷房がないと暑くて耐えられないと思うけれど、冷え性なのでいつも足元と体が冷たくなって血流の悪さを実感。とりあえずカーディガンは手放せません」

No.048 AYAさん

  • 「暑いので週1くらいしか運動しないわりに、つい氷入りの冷たい飲み物を摂取してしまう。体が冷えてしまい、不調を起こしているように感じます」

No.054 さきさん

  • 「夏は子どもの分まで暑さと紫外線対策が必要なので、普段より更に気を使わなければいけない。自分のペースで物事が進まないのでストレスもたまりがち」

No.081 springさん

  • 「夏は日が昇るのが早く子どもが早く目覚めるため、一緒に早起きしないとならず睡眠時間が減少。だるさや頭痛、耳がこもって低音が聞こえにくくなることも」

No.058 フジコさん

  • 「ただ暑いというだけでつらいのに、洗濯物の量も増えるし、調理で火を使わなければならないなど、家事をすることで過酷な状況にさらに拍車をかけている」

No.042 くみさん

4

夏の疲れやだるさで、病院に行ったり、薬を飲んだりしたことはありますか?

夏の疲れやだるさで、病院に行ったり、薬を飲んだりしたことはありますか?

不調を感じている人の割合に比べると、医師の診察を受けたり薬を飲むという人は半数以下と少なめ。セルフケアで乗り切っているという人も多い模様。薬を飲むという人は、市販の鎮痛剤や漢方を自分で選んで飲むパターンが多いよう。

5

疲れやだるさを取り除くために、セルフケアをしていますか?

疲れやだるさを取り除くために、セルフケアをしていますか?

約8割の人は不調解消や予防のためにセルフケアをしていると回答。Noの人の中にも、ストレス解消法や健康法は実践しているという人もいて、それも含めて「まったく何もしていない」という人はほぼいませんでした。

6

どんなセルフケアをしていますか?

どんなセルフケアをしていますか?
  • 「毎晩23時には寝るようにしています。同じだけの時間寝るのでも、深夜0時を過ぎてしまうと、なんとなく翌日に疲れが残っている感覚があるので」

No.011 MARINAさん

  • 「甘いものが欲しいときでも、お菓子ではなく、はちみつを少し入れた、ごく甘さ控えめのカフェラテに。シナモンやカルダモンなどスパイスを入れると満足感もあります」

No.058 フジコさん

  • 「内臓を冷やしすぎないよう冷たいもののとりすぎに気をつけています。体づくりのYouTubeを見て一緒に動いたり、定期的に趣味のバレーに行ったりも」

No.020 やまやんさん

  • 「朝夕に軽いストレッチやヨガをしたり、仕事の合間に少し瞑想の時間をとったり。食事面では自炊したり、発酵食品を意識してとるようにしています」

No.070 おーたむさん

  • 「足りてないと思う栄養素をサプリで補充。ていねい通販のすっぽん小町はずっと飲んでいて、最近はオバジCのインナーリポショット。元気になれる気がします」

No.045 CHIHARUさん

  • 「ハーブティーが好きなので、花粉の時期や、今だと夏バテ軽減用としてブレンドされたものを愛飲。ストレスをためすぎないよう、気持ちを落ち着けることを意識します」

No.047 めりさん

  • 「朝起きたら白湯を飲み、家にいるときは氷の入った飲み物は避けます。寝具やパジャマは綿や麻に、できるだけ長ズボンをはいて肩は出さないようにしています」

No.048 AYAさん

今のうちに対策を!

その疲れ、自律神経の乱れのせいかも!?

夏は乱れを招く要因が揃っています

自律神経が乱れやすい夏の3大要因

Sunshine 日照

日が出ている時間が長く体が休息モードにならない

日が落ちるのが遅いため交感神経優位の時間が長くなり、体が十分に休まらない。日の出が早いため睡眠時間も短くなりがち。

Temperature 気温

室内外の温度差に調節機能が追いつかない

暑い外気と涼しい室内の温度差に体を対応させるために、自律神経は大忙し。負担が大きくなりバランスを崩すことに。

Humidity 湿度

血管が開きっぱなしで血圧が低下

湿度が高いと汗が蒸発せず、血管が拡張したまま=副交感神経優位の状態が続き血圧が低下。疲れや倦怠感を感じやすい。

皆さんが夏に感じる不調の多くは、自律神経の乱れが原因と考えられます。というのも、日本の夏の気候は、自律神経の働きを乱す要素が多いのです。日照時間が長いため、体が休まる時間が少なく、室内外の気温差も激しい。さらにジメジメした湿度。過酷な環境が揃っていて、それに体を適応させようと自律神経を酷使するため、体調を崩す人が出てくるのです。気候を変えることはできませんが、自律神経の働きを知ってケアをすることで、症状を軽くすることは可能。しんどさを感じる夏こそ、自律神経の整えどきですよ。

姫野友美先生


Staff Credit

イラストレーション/Aikoberry 取材・原文/遊佐信子
こちらは2024年LEE8・9月合併号(7/5発売)「夏こそ「自律神経」の整えどきです」に掲載の記事です。

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