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心も体もゆらぐ、私たちのトリセツ

長い目で見て、早めのケアを

【浜島直子さんの更年期】2度のホットフラッシュも経験…「落ち込んだら自分を甘やかしてあげて」

  • LEE編集部

2025.02.22 更新日:2025.04.09

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心も体もゆらぐ、私たちのトリセツ

【浜島直子さんの更年期ヒストリー】

【浜島直子さんの更年期ヒストリー】

更年期にどんな症状が出るのか、どれほどしんどいのか、不安に思う人も多いはず。そこで、40代の先輩にインタビュー。自身の更年期体験を振り返り、余すところなく語ってくれました。

Index
  1. 【浜島直子さんの更年期ヒストリー】
  2. 「年齢どおりに更年期の症状があるなんて、私健康じゃん!」と思うと、前向きになれます
    1. 浜島直子さん
  3. 暑がりなのに足元が冷える。2度のホットフラッシュも経験
  4. 更年期の症状はじわじわ忍び寄る。長い目で見て、早めのケアを
  5. 落ち込んだら自分を甘やかして。客観視できると、落ち着きます
  6. 42歳で更年期を意識【浜島直子さんの更年期ヒストリー】
    1. 42歳
    2. 45歳
    3. 46歳
    4. 47歳
    5. 48歳
  7. 浜島直子さんの【更年期ケア&習慣】
    1. 早くから始めてよかった膣ケア
    2. 足首を温めるアイテムが欠かせない!
  8. #わたしケアLEE はじめます!
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「年齢どおりに更年期の症状があるなんて、私健康じゃん!」と思うと、前向きになれます

浜島直子さん

48歳

浜島直子さん

モデル

モデルとしてLEEをはじめ、さまざまな女性誌に登場。テレビ、イベントなどへの出演も多数。著書も多く、随筆集『けだま』(大和書房)など。現在は、今年発売予定のエッセイを執筆中。

暑がりなのに足元が冷える。2度のホットフラッシュも経験

浜島さんが更年期を意識しだしたのは、40代前半。仕事で大 製薬のサプリメント〝エクエル〟のイベントに出演したことがきっかけでした。

「閉経の前後5年、約10年間が更年期だと教えてもらい、私もそろそろだなと。イベント出演を機に、体内でどのぐらいのエクオールが産生できるのかを検査したところ、私は作れてはいるけれど8割ぐらいで、基準値には達していないことがわかったんです。ちょうどその頃、イライラする機会が増えて気になっていたこともあり、〝エクエル〟を飲んでみることに。飲みだしてしばらくすると、夫から『イライラ減ったんじゃない?』と言われて。更年期をぐっと意識するようになりました」 

45歳頃からは、足元の冷えが気になるように。眠りが浅く、夜中に目が覚めるようになったとも言います。

「暑がりで汗っかきな体質で冷えとは無縁だったのに、足元が冷えて、一度冷えるとなかなか温まらないと感じるように。まさか、自分の人生にこんなことが起きるなんて!と驚きました(笑)。首や足首はなるべく温めて、お風呂上がりにはすぐにシルクのレギンスや腹巻きパンツをはいて。レッグウォーマーを持ち歩いて、ロケで冷えたり、お店の空調が寒かったりしたときにいつでもつけられるようにしています。眠りが浅いのは、最初は更年期の症状だと気づいていなかったんです。寝る前に水分をとることを控えたりしたのですが、それでも起きてしまって。先輩から『更年期だからじゃない?』と言われて、これも症状のひとつなのか!と。無理に寝ようとしてもストレスがたまるので、今は夜中に目が覚めたら読書のチャンスだと思って、刺激が少ない、静かな文体の小説やエッセイを楽しんでいます」 

浜島直子さん
シャツ¥39600・サロペット¥49500/インターリブ(サクラ) イヤーカフ¥38500/ヴァンドームヤマダ(ケンゴ クマ プラス マユ) リング(人さし指)¥35200・(中指)¥39600/ヴイエー ヴァンドーム青山 有楽町マルイ店(ヴイエー ヴァンドーム青山)

また、ホットフラッシュも経験。

「最初は仲よしの料理家さんの家に遊びに行ったときで、2度目はお店で知り合いのスタイリストさんたちと話しているとき。突然体が熱くなり、汗が吹き出して、ポタポタとしたたり落ちるほどだったんです。運動したとか辛いものを食べたとかいうわけではなく、リラックスしているときに理由なく起きたことだったので、これがホットフラッシュなのかなと思いました。特に対策はしていないのですが、またいつくるかわからないので心構えはしておこうと。あと、ホットフラッシュが起きたときに、どちらもたまたま一緒にいたのが先輩の女性で、私の様子を見ても動じず『そういうときもあるよね』とさらっと受け止めてくれたんです。これがとてもありがたくて。私も周りのスタッフや友達に同じような症状があっても、過剰になりすぎず、静かに見守りたいなと思いました」 

更年期の症状はじわじわ忍び寄る。長い目で見て、早めのケアを

ここ数年は、生理の経血量や周期に大きな変化があったのだそう。

「45歳から突然経血の量が増えたんです。かたまりが大量に出るようになって、タンポンをして夜用のナプキンをしても、30分ぐらいでまた取り替えなければいけなくなるほどで。何かの病気かなと心配になり、検査を受けたのですが何も問題はなく……。その状態が47歳ぐらいまで続きました。昨年の秋で48歳になったのですが、その頃には、人生で初めて生理が2カ月なかったんです。と思ったら、2カ月ぶりにきて、今度は3週間ほどダラダラと続いて。その翌月にはまた、1週間ぐらいで終わる普通の生理がきて、来月はどうなるかな、という状況。まさに今、閉経を迎えようとしているのかもしれません。生理の乱れは更年期のわかりやすい症状のひとつだと言われるので、私も今後どうなるのか、注意して見ていきたいなと思います」 

48歳の現在は、大きな体の不調は感じないという浜島さん。身近に更年期を先に経験した先輩が多く「先手先手で対策できたのがよかったのかもしれない」と振り返ります。

「現場で年上の女性スタッフと話すことも多いので、いつも積極的にアドバイスをもらっています。45歳ぐらいから膣ケアを始めたのですが、これも、仲よしのスタイリストさんに、デリケートゾーンもケアできるソープを教えてもらったから。膣内をケアすると、更年期の症状がやわらぐと聞いて、地道に続けています。劇的な変化を感じるわけではないけれど、むしろ劇的な変化がなくて、体調をキープできているのがいいのかもしれない、と最近は思っています。あらためて考えてみると、更年期の症状は突然起こるのではなくて、夜霧のようにじわじわと忍び寄ってきて、気づかないうちに広がっているものなんじゃないかなと……! できることなら、症状を自覚する前から対策できるといいと思います。即効性はなくても、長い目で見てできることは、早めに始めておくのがおすすめです」 



落ち込んだら自分を甘やかして。客観視できると、落ち着きます

最近では、気分の落ち込みなど、メンタル面で気になることがだんだんと増えてきたとも。

「落ち込むときはとことん気持ちが沈んで、どうにかして元気になろうとすればするほど、空回りしてむなしくなるんですよね。だからもう、落ち込んでいる私を受け止めて、無理をしないようにしています。自分をとことん甘やかして、仕事も家事もそこそこに、本を読んだり、ドラマや映画を見たり。落ち込む原因があったらそこから少し目をそらして、自分を客観視できると、少し落ち着くのかなと感じています。冷静になると、自分の今の状況が見えてきて『更年期の症状がこんなにちゃんとあるなんて、私って健康じゃん』なんて思えるように。更年期は誰にでもある、当たり前のことだと思えば、気がラクになるし、つらい症状があっても、少しは前向きな気持ちになれる気がしています」

浜島直子さん

42歳で更年期を意識【浜島直子さんの更年期ヒストリー】

浜島直子さんの更年期ヒストリー

42歳で更年期を意識してから、イライラ、冷え、ホットフラッシュなどの症状を経験しつつ、早めの対策でゆるやかな波に。最近は落ち込みが増えて不安も。

42歳

イライラや疲れを感じるように。仕事のイベントで更年期が近づいていると自覚。エクエルを飲み始める

45歳

眠りが浅く、夜中に目が覚めるように。足首や下半身の冷えが気になる。生理中の経血量が増える

46歳

ホットフラッシュの症状を2回経験。膣のマッサージをするように

47歳

2カ月こないなど生理にバラつきが。気持ちが落ち込むことが増える

48歳

体調は安定、メンタル面でゆらぐことも

これで症状がやわらぎました

浜島直子さんの【更年期ケア&習慣】

早くから始めてよかった膣ケア

膣ケアアイテム

「ソープは、顔から全身、デリケートゾーンまで安心して使えるボディ&フェイスウォッシュを。出産時に教えてもらって愛用していたナチュラルオーケストラのホホバオイルで、膣内の乾燥ケアも行っています」

足首を温めるアイテムが欠かせない!

足首を温めるアイテムが欠かせない!

「最近は、義理の姉がプレゼントしてくれた『まるでこたつソックス』や無印良品で買ったあたたかいルームソックスなどを愛用。冷やさないように家の中で常に履いています。外出時はレッグウォーマーも持ち歩いて」

これから更年期を迎える人&今、更年期でお悩みの方へ

「気づかないうちに、じわじわ忍び寄るのが更年期の症状。早め早めに対策をとるのがおすすめ。自分を客観視して、誰にでもあることだからと思えると、少し気がラクになります」(浜島直子さん)

浜島直子さん

#わたしケアLEE はじめます!

体、肌、心の変化に気づき、不調を感じやすくなる30代、40代。
プレ更年期・更年期と言われる症状が気になったり、肌がゆらぐことが増え、スキンケアを見直したくなることも。
そこで、体を労わるためのケア方法を知ることができて、不安を共有できる場所になればと、「#わたしケアLEE」プロジェクトが発足しました。
家事や育児、仕事など、毎日を忙しく過ごすLEE世代が、自分自身を労われるように、体と肌、心のゆらぎに寄り添う情報を発信していきます。
 

Staff Credit

撮影/砂原 文 ヘア&メイク/ナライユミ スタイリスト/徳永千夏 取材・文/野々山 幸(TAPE)

こちらは2025年3月号(2/7発売)「心も体もゆらぐ、私たちのトリセツ」に掲載の記事です。
※商品価格は消費税込みの総額表示(2025年3月号現在)です。

おしゃれも暮らしも自分らしく!

LEE編集部 LEE Editors

1983年の創刊以来、「心地よいおしゃれと暮らし」を提案してきたLEE。
仕事や子育て、家事に慌ただしい日々でも、LEEを手に取れば“好き”と“共感”が詰まっていて、一日の終わりにホッとできる。
そんな存在でありたいと思っています。
ファッション、ビューティ、インテリア、料理、そして読者の本音や時代を切り取る読み物……。
今読者が求めている情報に寄り添い、LEE、LEEweb、通販のLEEマルシェが一体となって、毎日をポジティブな気分で過ごせる企画をお届けします!

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