戸建て3LDKで素敵に暮らす
【賃貸でもおしゃれインテリア】スタイリスト大谷優依さんのご自宅を拝見
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@homeLEE 私らしく建てる、心地よく暮らす
2023.10.06
Comfortable even in a rented house!
実は、好きなインテリアを試せる絶好のチャンス
「賃貸」でも、もっと自由にもっと自分らしく暮らせます
間取りや広さ、内装…。一から建てるマイホームとは違い、思いどおりにならないことも多い賃貸住まい。でも実は、賃貸でもできることはいろいろ。限られた条件の中だからこそ、新たな発見も生まれます!
戸建の2階部分・3LDK・100㎡
やっと出会えた素敵な空間に見合うように家具をオーダー
1LDKのコンパクトで素敵な暮らしぶりが、数々のメディアで紹介されてきた人気スタイリストの大谷優依さん。娘さんの出産を機に、広さのある物件探しを開始。
「結局、3年もかかりました。ヴィンテージマンションに建築家の戸建物件、ほかにもたくさん内見しましたが、しっくりこなくて。かといって家を建てる決断もできず…。困り果てていた頃、偶然この家を紹介してもらったんです」(大谷優依さん)
案内されたのは賃貸向けに建てられた、築約30年の戸建の2階。
「外国暮らしが長かったオーナーのこだわりを感じるつくり、高い天井に明るいキッチン。どこを見ても絵になる空間で、こんな家に住んでみたいと胸が高鳴りました」(大谷優依さん)
この一角にあのソファを、ここは丸テーブルに…とイメージが膨らみ、内見からすぐ契約へ。
「せっかくなら、この家に見合う空間にしたくて、主な家具はオーダーしました。
もともとはアンティークや民芸品が好みなのですが、この空間には洗練されたデザインが似合うと思って。今までは選ばなかったピンク色も、壁や絨毯と相性がいいので増えました」(大谷優依さん)
自分の『好き』のほかに、『空間になじむか』という視点で物を選ぶ学びにもなったと言います。
「暮らし方やインテリアのチャレンジができるのが、賃貸のいいところ。この経験が、将来の暮らしに生かせたらと思います」(大谷優依さん)
「ここに円柱の脚で白木の丸テーブルがあったら素敵と思って」と「HIKE」でオーダー
家の魅力を引き出す家具をじっくりイメージ
「モーブレーワークス」でオーダーしたカウンターチェスト。
「最初はテレビ台を頼んだのですが、途中でプロジェクターを導入することになって、背を高くしてもらいました」(大谷優依さん)
チェストの上には陶器や娘さんが描いた絵など、同系色のものを
北向きの大きな窓。外側に「無印良品」の遮光カーテン、内側に「クヴァドラ」のレースカーテンを。
「あえてレースを手前にし、やわらかい雰囲気と、しっかり遮光できる実用性を叶えました」(大谷優依さん)
中庭からの採光も、物件選びの決め手に
Kitchen
「キッチンに窓のある家に長く暮らしていたので、シンク前で中庭の緑を眺めたとき、一気に親しみが湧きました。廊下側とダイニング側から出入りできるL字の間取りなので、買い出し後は廊下から入ったり、食卓にさっと食事を出したりと動線も快適です」(大谷優依さん)
子どもが自分でお片づけできるキッズコーナー
Kids area
北欧家具とラタン家具をバランスよく配置。
「ラタンの棚は『モモ ナチュラル』。子どもが自分でおむつを出してくれます。そのほか、『アルテック』のサイドテーブルに脚をカットしたヴィンテージチェアと、この先大人が使えるものを選びました」(大谷優依さん)
壁や床の色に合わせてリネンはピンク系に
Bedroom
「無印良品」でベッドを新調し、リネンはパリのセレクトショップ「メルシー」のオンラインストアで。
「この家の壁や絨毯は、温かみのあるクリーム系。その空間に合わせてピンクのグラデーションで暖色系にまとめました。今までの自分では選ばなかった挑戦の色です」(大谷優依さん)
仕事場は長く愛用しているアンティーク家具を中心に
Workroom
「今回の引っ越しで家具職人の方々と話す機会があり、希少な木材を使ったアンティーク家具の魅力をあらためて教わって、これまでの賃貸でも家具を妥協せずに選んできてよかったと思いました」(大谷優依さん)
デスクだけは「アルテック」で新調し、リビングの雰囲気ともつながるように
仕事道具は実用性の高いスチールラックに収納
Storage
家とは別に借りていた事務所を引き払い、仕事道具を仕事部屋に集約。
「こまごました小道具が多いので、大小の白い箱に入れて『D&DEPARTMENT』で買った工業用スチールシェルフへ。仕事場と住まいを一緒にする生活スタイルも、賃貸なら挑戦しやすいと思いました」(大谷優依さん)
理想を叶えるこだわりポイント
目的に合わせてカーテンにこだわる
カーテンは部屋の印象や快適さをつくる重要な役割があると再認識 (右)仕事部屋は光を遮らず、サッシをほどよく隠すレースを「アクタス」で (左)寝室は遮光をしつつ、ほのかな光が入るリネンを「リベコ」で
My home history
2011年
都内の1Kで初めての一人暮らし
インテリアショップ「QUICO」でサイドーブルを手に入れ、コンパクトな部屋で、ちゃぶ台として活用。新居ではソファわきに配置。
2012年
古いマンションで半年間だけ生活
より交通アクセスのよい立地に引っ越ししたものの、なぜか悪夢で目が覚める日々が続き、やむを得ず半年間で退去することに…。
2013年
1LDKのデザイナーズマンションで二人暮らし
50㎡のデザイナーズマンションで夫と二人暮らし。2年前に娘さんを出産。コロナ禍で夫婦ともに在宅勤務が増え、次第に手狭に。
2023年
3年の物件巡りを経てついに理想の物件へ!
偶然、仕事仲間を通じて知り合った不動産屋さんから紹介された物件に一目惚れ。夫婦の仕事部屋が確保できて、生活が快適に。
次回は「『賃貸』でも、もっと自由にもっと自分らしく インスタグラマーなつこさん編」をご紹介。
Staff Credit
撮影/メグミ 取材・文/田中理恵
こちらは2023年LEE11月号(10/6発売)「『賃貸』でも、もっと自由にもっと自分らしく暮らせます」に掲載の記事です。
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