ボトムはほぼウエストゴム、服はラック2台分だけ…
【OURHOME Emiさん流”ちょうどいい”ワードローブの整え方】ラクなのにおしゃれ!服の着こなしからクローゼット収納まで
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OURHOME Emi
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@homeLEE 私らしく建てる、心地よく暮らす
2024.03.06
好感度の高いファッションにも注目が!
ラクして“いい感じ”をキープできるOURHOME Emiさん流「服とクローゼット」の整え方
私服コーデも素敵と話題のEmiさん。OURHOMEのウェアの展開も、幅を広げています。
おしゃれのメソッドには、ファッションのテイストやこだわりが違う人にも役立つルールがいっぱいでした!
教えてくれたのは?
OURHOME Emiさん
OURHOME主宰。「家族の”ちょうどいい”暮らし」をコンセプトに、情報発信やオリジナル商品の企画・販売を行う。
YouTubeチャンネル『OURHOME channel』も更新中
頑張りすぎず、気を抜きすぎず。いつも〝清潔感〟を第一に
Emiさんのファッションは、ほどよくおしゃれ、かつ機能的と評判!
私自身はおしゃれにすごく自信があるわけではないので、頑張りすぎず気を抜きすぎない服装がちょうどいいかな、と思っているんです。一番大切にしているのは〝清潔感〟。
30代後半にさしかかった頃から、それまでの服が似合わなくなってきたり、忙しい毎日の中でコーディネートやお手入れをするのが難しかったり。そんな困りごとをクリアしようと考えてたどり着いたのが、今の私服やオリジナルウェアですね
OURHOME Emiさん
OURHOMEのオリジナルウェアはここまで豊富に
Emi’s Wordrobe
OURHOME Emiさんの服の選び方メソッド
おしゃれさやラクさのさじ加減が絶妙! Emiさんの私服のように〝今ちょうどいい〞状態をキープするための3ステップとは?
OURHOME Emiさんの服の選び方 Step_01
自分に似合う服を知る
⚫︎自分を客観視できるコーデの定点観測 がおすすめ!
Emiさんが約7年続けているのが、コーデ写真を自撮りすること。
手持ちの服が似合わなくなってきた、何を着ていいかわからない…そんなふうに悩んだときに始めたんです。写真に撮って全身を客観視することで、『衿はこの形がしっくりくるな』『ゆるいシルエットのものは太って見えるかも』など、似合うものと似合わないものがわかるように。
毎日撮れる仕組み作りも大切。今はオフィスの入口の柱にフックをつけ、スマホを吊るしてセルフタイマーで撮影しています
OURHOME Emiさん
オフィスの入口に自撮り用フックを
➕マイノートやスマホに画像を集めて“好き”を知る!
〝ファッション迷子〞になったときは、マイノートやスマホに好きな服の画像を集めることも。
可視化することで自分の〝好き〞が明らかに。買い物前にも見返します
OURHOME Emiさん
⚫︎自分にベストな丈や肌見せ具合を具体的に知っておく
自分に似合うものがわかったら、その理由を深掘りするのがポイント。
例えば、『いい感じ!』と思ったスカートがあるなら、その丈を測って具体的に知っておく。そうすることで、次の買い物に生かせます。
また、同じ服でも着こなしによって印象が大きく変わることも。そこで、袖をまくったりインナーを替えたりして、いろいろな肌見せ具合を試してみます。自分にぴったりのバランスがわかれば、手持ちの服も、より素敵に着こなせるように
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鎖骨と手首を見せると上半身がすっきり見えるかも!
身長164㎝の私の場合、スカート丈は88㎝、ワンピースなら115㎝がベスト。通販で服を買うときもサイズ表をチェックします。
また、首まわりは鎖骨を出すとすっきり見える気が。腕が長めで長袖だと重い印象になるので、袖を少しまくり手首を見せるのがマイルールです
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OURHOME Emiさんの服の選び方 Step_02
“ラクできる条件”を確認して服を選ぶ
- POINT① アウターも家で洗える!
- POINT② 実はウエストゴム
- POINT③ シワ知らずのポリエステル&ナイロン素材
⚫︎ほぼ100%「ウエストゴム」 のボトムばかり!
暮らしをラクする達人のEmiさん。おしゃれも自然体で楽しめるよう、自分なりの条件を設定しているそう。
例えばボトムは、ウエストゴムのものばかり。おなかまわりを締めつけられるのが苦手で…でも、だらしなく見えるのも困る。最近は、一見ウエストゴムとはわからないパンツも増えているので、そういったものを選んで、ラクしてきちんと見える工夫をしています
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前からはゴム入りに見えないボトムも増えています!
⚫︎クリーニングが必要だと活躍頻度も減るから…洗える素材のものを
実は、このきれいめアウターも家で洗えます
服を選ぶ際は、素材も重視。
私は面倒くさがりなので、クリーニングが必要なものはだんだん着なくなってしまいがち…。
そこで、基本的には家で洗濯できる素材のものを選ぶようにしています。オリジナルウェアを作る際も、それは大きなポイントに。コートやニットも、家で洗えるものを多く展開しています
OURHOME Emiさん
服の左わきのタグは 必ずチェック!
⚫︎アイロンいらずでシワになりにくい素材ならラクして清潔感も演出できる
【おすすめの素材】
・ ポリエステル
・ 形状記憶素材
シワにならないから出張や旅行でも活躍
シワになりにくい素材を選ぶのも、ラクする秘訣。
毎日、忙しい中アイロンをかけるのは大変だけれど、きれいめなアイテムを身につけたい。だから、ブラウスやワンピースもシワになりにくいものを選んでいます。
おすすめは、ポリエステルや形状記憶素材。たたんで持っていくことができ、アイロンいらずでシャンと着られるので、出張や旅行のときも頼りになります
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OURHOME Emiさんの服の選び方
Step_03
好感度やおしゃれの印象を左右する仕上げTIPS
⚫︎靴は、黒・白・シルバー のものを更新し続ける
靴選びにも明確なルールが!
10年ほど、黒・白・シルバーの3種類を更新し続けています。私の場合、コーデの中で靴を選ぶのは一番最後なので、どんな服にも合わせやすいことが大事。これまでによく履いた靴を振り返り、このルールにたどり着きました。
うち一足は、エナメルなどツヤあり素材のものを選んで、雨の日やきれいめシーンにも対応できるように。形は、ヒールのないフラットタイプが基本です
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うち一足は、ツヤあり素材に。きれいめシーンにも使えます
⚫︎清潔感とツヤが印象を決めるからヘアスタイル の仕上げは重要!
ヘアスタイルやアレンジも素敵なEmiさん。
髪は、特別な日に100%の状態にするのではなく、常に70%の状態をキープすることを目標に、通いやすいサロンでまめにカットとカラーをしています。
毎日のアレンジも、簡単にできることばかりですが、清潔感とツヤだけは大切に。前髪をヘアアイロンでひと巻きして、毛先にオイルを。最近は、YouTubeを見て練習した、編み込み率が高めです
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アイロンで巻くひと手間でニュアンスがキープできる
コーディネートを組むときのOURHOME Emiさんのルールは?
Rule
01
「トップスからコーデを決める」など起点を固定すると、朝迷わない!
私の場合は、撮影やオンライン会議などでバストアップが映るシーンが多いので毎日トップスからコーデを決めます。『自転車に乗るからパンツ』『子どもと公園に行くからスニーカー』など、起点を決めると迷う時間を短縮できるはず
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Rule
02
買うブランドを3つに絞れば、服選びもラクだし、合わせやすい
私は服の買い物も短時間で済ませたいタイプなので、見に行くお店も3つ程度に絞っています。同じお店を繰り返し利用しているからサイズ感がわかる、好きなテイストだけに限定されているので合わせやすい、などいいことがたくさん!
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Wordrobe Column
学校行事やオケージョン服はどうしている?
普段にも着回せるセットアップが活躍!
学校行事やオケージョンでも、普段着ている服が活躍。
そのときしか着られない服は持たないようにしているので、仕事でも使っているセットアップなどを着回します。
子どもたちの卒業式では、パールとコサージュをプラスして華やかに。学校へは、〝個性的すぎる服は着ていかない〞のもマイルール
OURHOME Emiさん
※アイテムはすべて/OURHOME
Emi’s Closet
OURHOMR Emiさんの〝今ちょうどいい〞服の量と収納はこれだけ!
OURHOME Emiさんのクローゼットを拝見!
現在、Emiさんの私服はスチールラック2台分! おしゃれなのにスッキリ収納をキープできるのはなぜ?最新クローゼット事情について聞きました。
①ニット
②トップス
③ボトム
④ワンピース
⑤アウター
⑥よく使うバッグ
⑦完全にシーズンオフの服
⑧2軍のバッグ(小バッグを中に収納)
⑨昔の写真など
“ちょうどいい”をキープできる!
ラクして回るクローゼットのコツ
「手間をかけずに〝いい感じ〞に見せるカギは、服の数を絞り、迷う時間を減らすこと」とEmiさん。そのためにしている工夫をご紹介。
Rule #
1
「ラック2台分まで」と決めてハンガーの数も増やさない
今は、〝服はラック2台分まで〞と決めているそう。
クローゼットのある空間を、夫婦の寝室としても使うことを考えると、スペース的にもこれくらいがいいな、と。2台からはみ出さないようにするために、ハンガーが足りなくなったら服を見直すようにしています
OURHOME Emiさん
Rule #
2
服はほぼたたまず、統一したハンガーに。パンツもハンガーにかけるから管理がラク
ハンガーは、無印良品のアルミのタイプで統一。
洗濯してこのハンガーに干し、乾いたらそのままクローゼットへ。パンツも同様なので、しまうのがラク。苦手だった、洗濯物をたたむという家事を手放すことができました
OURHOME Emiさん
Rule #
3
洗濯後の服を戻す位置を固定。〝最近着ていない服〞が両端へ寄る仕組み
洗濯後はラックの中央から、トップスを左、ボトムを右にしまうように。
よく着る服はいつも中央にあり、あまり着ない服は両端に寄っていくので、処分するかどうかの目安にすることも。ボトムとワンピースの間は、松野屋のクリップで区切っています
OURHOME Emiさん
アイテムの境目に大きなクリップで目印を
Rule #
4
服を手放すときは、「よく着たお気に入り服」「いまいちだった服」の理由を確認してから
服を処分するときは、次につながる学びを得る好機。
よかった服もそうでなかった服も、その理由を考えるように。似た形のものを探したり、合わなかった素材を避けたりできるようになり、買い物の失敗を減らせます
OURHOME Emiさん
Rule #
5
フリマアプリなど時間のかかる方法でなく〝すぐ手放せる手段・機会〞を設ける
手放すときはラクさと速さを重視。
私にとっては、手間と時間をかけてフリマアプリで売るより、すぐに手放すほうが気持ちいい。くたびれた服は処分し、状態のいいものはまとめてオフィスへ。欲しいと言ってくれるスタッフに譲るように
OURHOME Emiさん
OURHOME Emiさんが最近アップデートしたポイントは?
子ども2人分のラックがそれぞれの個室へ
娘も息子も個室で服を管理するようになったので、現在リビング隣室にあるのは夫婦のクローゼットだけ。子どもの服は洗濯して干した後ハンガーにかけたまま、それぞれの部屋へ
OURHOME Emiさん
クリーニング保管サービスを利用することで、ラックがマイナス0.5台分に
コートなどかさばる冬物衣類はクリーニング保管サービスに預け、ラックを2.5台から2台に削減。今、必要なスペースのために料金を払うのも有効だなと考えるようになりました
OURHOME Emiさん
以前は衣替えをしなかったけれど… ラック下は猫の毛がつくので、シーズンオフの服は包んで収納
ラック下は、猫の毛がつくので服を置かないように。スペースが減った分、以前はしなかった衣替えも少し必要になりました。完全にシーズンオフの服は、たたんで風呂敷の中へ
OURHOME Emiさん
Staff Credit
撮影/仲尾知泰 取材・文/藤本幸授美
こちらは2024年LEE3月号(2/7発売)「OURHOME Emiさんと見直す〝今ちょうどいい〞暮らし」に掲載の記事です。
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