LIFE

メガネは「好き嫌い」ではなく「他人に自分をどう見せたいか」を基準に選びなさい【佐藤ブゾン貴子さんの顔診断】

  • 佐藤ブゾン貴子

2022.05.25

この記事をクリップする

「相貌(そうぼう)心理学」とは、フランス発祥の「顔」からパーソナリティーがわかる心理学。輪郭・パーツ・肉付き・左右の非対称・顔のゾーン等を分析し、相手および自分自身を理解するアプローチです。世界で16人、日本人初の相貌心理学スペシャリスト・佐藤ブゾン貴子さんが相談者の「顔」を分析し、解決に向けたアドバイスと前進する勇気をくれる連載です。前回、前々回と「メガネ」と、それに関連する様々なお悩みを解決したブゾンさん。今回はメガネを用いて印象操作する方法を、相貌心理学的観点から解説します。

【LEE100人隊の「職場の気苦労」をメガネで解消!】>

【LEEwebスタッフ5名の「運命のメガネ」はこれ!】>

メガネの選択基準を相貌心理学的観点で解説

メガネはメイクよりもインパクトが強く、相手に与える印象を非常に左右します。単純な好き嫌いではなく、「自分をどう見せたいか」を基準にメガネを選びましょう。医療器具、であり、かつ、ファッションアイテムでもある唯一無二のアイテム、活用しない手はありません。目が悪くない人は伊達メガネを、メガネをかけなければならない人もネガティブに捉えず、楽しんでもらえたらと思います。

メガネのフレーム幅=「肉付き」

相貌心理学で太い線は大らかさ・ダイナミックさ、細い線は繊細さを象徴します。メガネの場合、プラスチック素材などの太いフレームは肉付きの豊富さと同様の印象を与え、大らかさや寛容性・順応性を演出できます。メタル素材などの細いフレームは肉付きの薄さと同様の印象を与え、選択欲求や神経質さを演出できます。

佐藤ブゾン貴子さん メガネ

フレームの目尻の上がり下がりは、そのまま目尻の印象に直結します。目尻が下がっている人は「何でも言うことを効いてくれそう」という印象を相手に与えがちですが、目尻の上がったフレームのメガネをかけることで意志の強さを演出できます。逆に目尻が上がっていてキツい印象の人は、目尻の下がったフレームのメガネをかけることで親しみやすさを演出できます。

佐藤ブゾン貴子さん メガネ

レンズの大小=「目」の大小

メガネの形状は、そのまま「目」が与える印象に直結します。レンズが大きく丸い形状のメガネは目が大きく見え、ぱっちりと開いた目の印象になるので、好奇心の旺盛さを演出します。

レンズが細くスリムな形状のメガネは目が小さく見え、選り好みが強そうな印象に。一方で、相貌心理学では細さ=繊細さを象徴するので、細やかな気配りができる人、という印象を与えることもできます。

佐藤ブゾン貴子さん メガネ

ジョン・レノンがかけていたような小さく丸いレンズのメガネは「好奇心は旺盛だけど、選り好みもする」という印象を与え、知性のアピールにつながります。



レンズやフレームの「色」で印象操作

黒や寒色系の色はフレームのメガネをかけることで繊細さ、神経質さ、選択欲求の強さを演出できます。一方、暖色系の色のフレームのメガネをかけることによって寛容性・順応性を演出できます。

佐藤ブゾン貴子さん メガネ

また、相手に手の内を明かしたくないときは、色つきレンズのメガネをかけ、情報を取り入れる窓口である目を隠すことが有用です。それゆえ、どこか近寄りがたい印象を相手に与えますが、実際に話すと思いのほか気さくな人柄で驚かれる、といったギャップを演出することもできます。

“顔”で解決したい
お悩みテーマ、募集中!

佐藤ブゾン貴子さんに、相貌心理学的観点から分析してほしいお悩みを募集中。以下のボタンから専用メールアドレス(bouzon@lee.hpplus.jp)宛にぜひリクエストを送ってくださいね。

佐藤ブゾン貴子さんに取り上げてほしい
お悩みテーマはこちら


イラスト/つぼゆり 取材・文/露木桃子

佐藤ブゾン貴子 Sato Bouzon Takako

相貌心理学スペシャリスト

相貌心理学スペシャリスト、1975年生まれ。アパレルの勉強のため渡ったフランスで相貌心理学に出会い、世界で16人、日本人初となる相貌心理学教授資格を取得する。帰国後は相貌心理学の顔分析を用いてセミナー、講演、メディア出演など、多角的に活躍。近著には『あなたの顔には99%理由がある』(河出書房新社)『ビジネスは顔が9割』(祥伝社)がある。問い合わせはhttp://a-cura.net/bouzon/まで。

この記事へのコメント( 0 )

※ コメントにはメンバー登録が必要です。

LEE公式SNSをフォローする

閉じる

閉じる