目と目の間の距離=「好奇心への間口の大きさ」
相貌心理学で目と目の間の距離は、好奇心への間口の大きさを表します。眼球一つ分よりも狭い人は一つのこに集中して取り組める人です。一方で、マルチタスクが苦手な傾向があります。
目と目の間の距離が眼球一つ分よりも広い人は、好奇心旺盛過ぎて、あれもこれもと目移りしがち。色々なことを同時並行でやりたがります。前々回登場したLEE100人隊のやなっぷるさんがこのタイプです。
目尻を見れば「意志の強さ」が分かる
目頭から目尻にかけて一直線に引いた基準線よりも目尻が上がっている人は、意志が強く、自分の興味が大事。意識が強い分、自分が聞きたいもの見たいものだけを見て、他人の話に耳を貸さない傾向があります。視野が狭くなってしまわないよう心がけましょう。
基準線よりも目尻が下がっている場合は、他人の話をじっくり聞く、目の前にある物事をじっくり見つめることができますしっかり見極める力があります。しかし、下がり過ぎてしまうと、他人の意見を受け入れ過ぎて流されやすくなってしまいます。
目尻と目頭の高さが同じ場合、TPO応じて、他人の聞くことも聞かないこともできます。目尻が上がっている/下がってると、つり目/垂れ目は混同されることが非常に多いですが、全く違います。女性は目尻にメイクをしている場合も多いのでご注意を。
横から見て目が出ているか、奥まっているか?
眉頭からまっすぐ下ろした横顔の基準線に目がくっついている、または目が出ている人は、視覚から入ってくる情報に影響を受けやすい、つまり、物事を見た目で判断します。ときに視覚からの影響で「目移り」が「気移り」になりやすい傾向があります。前々回登場したLEE100人隊のやなっぷるさんがこのタイプです。
横顔の基準線よりも目が奥まっている人は、自分で情報をしっかり選び取りたい傾向があります。このタイプの人に対して意見を押しつけたり、こちらで何でも決めてしまったりするのはNG。しっかり考えや希望を聞いてあげましょう。
横顔の形状で目標設定の方針が分かる
横顔のおでこ〜鼻先と、鼻先から顎に角度があり「く」の字のような形状の人(イラスト参照)は、勢いが強いタイプです。キーワードは「変化」「動き」。何事にも変化や動きを求め、ゆえに飽きっぽい傾向があります。目標設定するなら短期スパンがオススメ。失敗と経験から物事を学びます。前回登場したLEE100人隊のmieさんがこのタイプです。
一方、横顔のおでこ〜鼻先と、鼻先から顎に角度が角度がなくまっすぐな形状の人(イラスト参照)は、ブレーキが強いタイプです。キーワードは「はかる」。何事もじっくり考えて行動します。目標設定するなら長期スパンにしましょう。石橋を叩いて壊して作り直してから渡る慎重派です。
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イラスト/つぼゆり 取材・文/露木桃子
佐藤ブゾン貴子 Sato Bouzon Takako
相貌心理学スペシャリスト
相貌心理学スペシャリスト、1975年生まれ。アパレルの勉強のため渡ったフランスで相貌心理学に出会い、世界で16人、日本人初となる相貌心理学教授資格を取得する。帰国後は相貌心理学の顔分析を用いてセミナー、講演、メディア出演など、多角的に活躍。近著には『あなたの顔には99%理由がある』(河出書房新社)『ビジネスは顔が9割』(祥伝社)がある。問い合わせはhttp://a-cura.net/bouzon/まで。
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