お祝いに、人が集まる日に、お弁当に
ハレの日、ハルマキ
ひなまつり、卒入園、卒入学にお花見と、ワクワクの季節に、その名もおめでたい春巻きは、ぴったりなおかずです。揚げ物ならではの満足感。作ってみれば驚く手軽さ。おいしさの秘訣は、ちょっと意外な具材の組み合わせ。おもてなしにも普段ごはんにも、みんなが喜ぶ春巻きです。今回は「いろいろきのこの春巻き」レシピをご紹介します。

教えてくれたのは
中本千尋さん
Chihiro Nakamoto
イベントディレクション、ケータリング、料理教室など、国内、及びヨーロッパにて活躍。自身のプロダクトブランド「Dish(es)」を主宰。初の著書『中本千尋のひと皿レシピ』(主婦の友社)も話題。
いろいろきのこの春巻き

調理時間25分
「きのこはじっくり炒めて水分を飛ばすと、食感がシャキッとして、おいしさも凝縮します。中華風のイメージですが、粒マスタードが入ることで、ちょっと無国籍。白ワインにも合う春巻きです」(中本千尋さん)
材料・10本分
- 春巻きの皮……10枚
- 好みのきのこ(今回はマッシュルーム、まいたけ、しいたけ、しめじを使用)……400g
- 春雨(乾燥)……35g
- A)
- しょうがのすりおろし……小さじ1
- 紹興酒(または酒)……大さじ2
- しょうゆ、オイスターソース……各大さじ1 1/2
- 砂糖……小さじ2
- ごま油……小さじ1
- 粒マスタード……適量
- 揚げ油……適量
作り方
- きのこは石づきがあれば切り落とし、薄切りにできるものは薄切りに、そのほかは小さめにほぐす。
- 春雨は熱湯につけ、やわらかく戻す。水気をきり、食べやすい長さに切る。
- フライパンに①を入れ、弱めの中火でしんなりするまで水分を飛ばす。②とAを加えてほぼ水分がなくなるまでじっくりと炒め、粗熱を取る。
- 春巻きの皮1枚に③の1/10量をのせ、巻く。巻き終わりに水をつけて留める。残りも同様に巻く。
- 鍋に揚げ油を入れ、弱火でじっくり温める。170℃まで熱したら、④を巻き終わりを下にして入れ、上下を返しながら4分ほど揚げる。好みで粒マスタードを添える。
Staff Credit
撮影/田上浩一 スタイリスト/樽山リナ 取材・原文/福山雅美
こちらは2025年LEE3月号(2/7発売)「お祝いに、人が集まる日に、お弁当に ハレの日、ハルマキ」に掲載の記事です。