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FOOD

プラントベースで野菜たっぷりごはんとおやつ

ギルトフリー「デーツで濃厚ナッツチョコレート」レシピ【秋のヴィーガンスイーツ祭り】

  • 池田清子

2021.10.24

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プラントベースで野菜たっぷりごはんとおやつ

私はこれで、お菓子を卒業しました!砂糖・乳製品・油不使用、素材を楽しむギルトフリー濃厚ナッツチョコ

「デーツで濃厚ナッツチョコレート」レシピ
ギルトフリー・濃厚チョコレートは、市販のお菓子を卒業するきっかけにもなった私の ”ターニング・フード” の一つです。

何を隠そう、以前の私はいわゆる大量生産された市販のお菓子が大好きでした

以前の私は、夫曰く「禁断症状が出るみたいに、食べたいと思ったら食べないと気が済まないような感じで、ちょっと怖かった……」と振り返る程(自分ではそこまでの自覚がないのがまた怖いところ)気持ちの上では常にお菓子と格闘し、結果的に食べても食べなくても、罪悪感やストレスを感じていました。

変わったのは、“味覚”でした

それが今では、我慢をするのではなくその存在を「忘れて」しまっています。

ストレスからも解放され、とっても心地が良いです。とはいえ、“甘いもの”を完全に絶ったわけではありません。

私の体験談ですが、お菓子だけでなく食事全体をプラントベース・ホールフード食(PBWF/未加工の野菜や果物などを食べること)にしたことで、味覚が変わっていきました。

実際にPBWF食を続けると「味覚の受容を担う器官である味蕾(みらい)が、変化し続けていく」と栄養学者も唱えています。

徐々に精製された砂糖の味が苦手になっていき、自然と距離を置くようになりました。

距離を置くきっかけの一つとなったのが、今回ご紹介するカカオマスとカカオパウダーを使ったプラントベース・濃厚ナッツチョコレート

まさに私のとって救世主の様な “ターニング・フード” の一つです。砂糖や乳製品、油を使用せず、植物の素材そのものを生かしたハーモニーを味わうことができます。

デーツで濃厚ナッツチョコレート
素材のハーモニーが織りなす味わいを楽しむことは、私にとって最高の贅沢です。植物の力ってすごい!としみじみ。

材料 (25個前後作れる分量)

  • デーツ……100g ※種を抜いておく
  • 好みのナッツ(今回はアーモンド、カシュー、くるみを使用)……100g
  • コジベリー(クコの実)……5g程度
  • カカオマス……100g ※カカオ90%以上のチョコレートでも代用可
  • カカオパウダー……10g ※無糖ココアでも代用可
  • ココナッツファイバー……大さじ3〜4程度(オプション:カカオパウダー……適量)

作り方

1. デーツ+ナッツ類+ゴジベリーをブレンダー(またはミキサー)に入れ、少しナッツの姿形が残る程度まで攪拌する。滑らかにし過ぎなくてOKです。

デーツ、ナッツ類、ゴジベリーをブレンダーで撹拌したところ。程よくナッツの形が残っている状態でOKです。

2. カカオマスを湯煎または電子レンジ600wで2分半程度加熱し、ペースト状になるまで溶かしておく。

電子レンジで溶かす場合は、2分半程度から様子を見て、まだ固まりが溶けない様であれば20〜30秒程度延長してください。

3. ボウルに+2.+包丁で刻んだゴジベリー+カカオパウダーを入れ、よく混ぜる。

4. 平にして2cm四方の角切りにするか、10g程度のボールに丸めてココナッツファイバー(またはカカオパウダー)をまぶす。

5. 冷蔵庫で2〜3時間冷やして、完成

※作りたてはやや柔らかいですが、冷やすことで固まります

1つ当たり10g程度を目安に、スクエアにカットもしくはボール状に丸めています。ココナッツファイバー以外にも、カカオパウダー、ヘンプシード、抹茶パウダーをまぶしても。保存容器に入れて冷蔵庫へ。そのまま保存し、少量ずつ味わって食べています。


column

カカオ豆のスゴイ美容&健康効果

カカオを使うとなると若干ハードルが高くなるのかと思われるかもしれませんが、材料さえ揃えてしまえば、扱い自体は難しくありません。

今回のレシピではカカオの栄養素を摂りながら、砂糖や乳化剤を使わず、また、好みの甘さに調整しながら作れるというメリットもあります。

カカオの栄養素とは、カカオ豆には抗酸化力の強いカカオポリフェノールが含まれていて、アンチエイジング効果が期待できます。

その一例としては、

  • 肌のくすみ・しわ・たるみを引き起こす活性酸素の除去
  • 肌の水分量を増やしキメを整えるなどの美肌効果
  • 血管を拡張して血流の流れを良くする
  • 脳を活性化して認知機能を高める

などなど、健康という土台と美容の効果も期待できる、頼もしい食材です。

カカオマス・カカオパウダー・ココアって、何が違うの?

ところで、カカオマスってなんぞや?パウダーとの違いは?ココアと何が違うの?という疑問はありませんでしょうか。

以下に、簡潔にご説明しますね。

カカオマス

カカオ果実の果肉の中にある種(=カカオ豆)の胚乳部分(=カカオニブ)を発酵→乾燥→焙煎→粉砕→ペースト状にし、冷却・固化したものです。

カカオパウダー

カカオ豆を焙煎しないで粉末状にしたもの。加熱していないので、ミネラルやビタミンなどの栄養素が維持されています。

ココアパウダー

カカオニブを焙煎してココアバターと呼ばれる脂肪分を取り除き、粉末状にしたものです。

向かって左から、カカオマス(コイン型)・カカオパウダー・ココアバウダー。

似ているようで製造工程と成分が異なる、3つの食材比較でした。

デーツ&ゴジベリーとのタッグで更に美容効果がアップ

今回は砂糖の代わりデーツを使用します。

デーツあんこ】レシピでもご紹介したように、様々な栄養・嬉しい効果があります。

味の面でもカカオとデーツの相性は抜群で、チョコレートの味わいをより深いものにしてくれます。

ゴジベリーは、ご存知杏仁豆腐にちょこんと載っているアレですが、薬膳料理にも使われているほどビタミンやポリフェノールが豊富な、ほんのり甘いナス科の植物。「不老長寿の薬」として食され、世界三代美女の楊貴妃も(三代美女のもう一人、クレオパトラはデーツを)好んで食べていたと言われています。

「これを食べれば全て解決」とまではいきませんが、味覚をクリアーに、そして美と健康へ導いてくれるブースターのような、心強い味方です。

甘いものとのいい関係

甘いものは「なくてはならないもの」ではないかもしれませんが、時に体と心を満たしてくれる、心強い存在だと感じています。

だからこそ、食べないと不安になるほど支配されてはいけません。甘いもの自体が悪いわけではなく「どんなものから甘みを得るか」が、大切。

ある種 “前向きな姿勢” で向き合うことで、スイーツといい関係を築けるのではないかと思っています。

と……ここまで様々お伝えしてきましたが、理屈を抜きにして、ズバリ「美味しいから食べている」のであります。

冷蔵庫から取り出して、仕事の合間や読書中に少しずつ口にするのが、私にとって至福の時間です。

MINI COLUMN

もっと手軽に愉しみたい方へ!

デーツにナッツやゴジベリーを挟み、カカオパウダーをかけるだけでも

キャラメルのような濃厚な甘さとナッツの歯応えが満足感アップの簡単スイーツが完成します。

デーツ好きの間では即席おやつとして有名ですが、私も大好きな食べ方の一つです。

ぜひ、お試しください。

デーツの種を取り出し、ナッツやゴジベリーを挟んでカカオパウダー(なくても可)をかければ完成!キャラメルの様な、濃厚な味わいです。

池田清子 Sayako IKEDA

アスリートフード研究家

ビオトープ株式会社代表。夫は7年連続日本代表マウンテンバイクプロライダー、池田祐樹。菜食・プラントベースを主とした「細胞から健康的に強く美しくなる」食事の研究と発信を行う。2014年より自身もサイクリング・ランニング・筋トレを中心とした運動をスタートし、国内外での大会出場経験も多数。著書に『EAT GOOD for LIFE』至上最高の私をつくる「食」×「ながらトレーニング」』『野菜のおいしい食べ方』https://biotope-inc.co.jp https://biotope-inc.co.jp

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