さそり座の満月は、郷愁を満たしてくれる「ラフテー」を/【Saya×ワタナベマキさんの「満月のごちそう」レシピ】
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ワタナベマキ
2021.04.26
欲望が高まる満月に、どこか懐かしい味わいのボリューム満点おかずを
「ラフテー」
4月27日は、さそり座の満月です。欲望が高まるとともに、懐かしい雰囲気を残す場所への郷愁も高まるタイミング。ボリューミーな沖縄の定番料理、ラフテーなら、さそり座の満月の気分にぴったりなうえ、コロナ禍でなかなか行けない沖縄へのノスタルジーも満たしてくれそうです。もちろんお腹もいっぱいに。
沖縄名産の泡盛と黒糖を使ったワタナベマキさんのレシピは、沖縄の家庭で作られるようなやさしく、それでいてしっかりした味わい。圧力鍋でスピーディに仕上げるもよし、コトコトお鍋で煮込むもよし。週末に作り置きしておくと、火曜日の晩には温めるだけで家族が大喜びしそう。パパが沖縄好きなら、なおさらですね。忙しいウィークデーの助けになってくれるはずです。
材料・作り方
材料(2人分)
- 豚バラかたまり肉…500g
- 長ねぎ…1本
- しょうが(皮付き薄切り)…1かけ分
- 泡盛…1カップ
- 水…2カップ
- 黒砂糖…大さじ3
- しょうゆ…大さじ3
- 塩…小さじ1/3
作り方
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- 豚肉は5㎝厚さに切り、鍋に入れる。
- 水をかぶるくらいまで加え中火にかける。ひと煮立ちさせ約10分ゆでてザルに上げる。同様に再度ゆでザルに上げる。
- ②と5㎝長さに切った長ねぎ、しょうが、泡盛、黒砂糖、水を加え中火にかける。
- 煮立ったらしょうゆと塩を加え弱めの中火にし、落としブタをしてさらに1時間煮る。
泡盛と黒糖、お醤油と塩で味がしっかり決まります。圧力鍋なら25分、普通のお鍋でも1時間で、とびきりおいしいボリューミーなラフテーが完成!
ワタナベマキ
「私を生きる」ために、
星と月のリズムを
毎日の暮らしに取り入れて
こちらのレシピは、
LEE 2020年11月号 切り取り式別冊付録
Sayaの「星と暮らしのカレンダー」
に掲載されています。
約2日半でひとつの星座を通過する月は、私たちの暮らしと直結しています。日々の気分を彩るうえ、月の満ち欠けも、私たちの心や身体と直結しています。満月が近くにつれて、気持ちは高ぶっていくし、新月前にはスローになる。私は、月のリズムを意識することで、自分とも、宇宙とも仲よくなれる感覚があります。何より、新月ではこんなことをしよう、満月ではこうしよう。満ちていくサイクルはこう、欠けていくサイクルは……と考えるだけで、日々が楽しくなります。
そんな思いから、ここでご紹介するのは、料理家のワタナベマキさんのレシピ。気分がスローになる「新月」には、デトックスレシピを。気持ちが高揚する「満月」には、エネルギーをチャージするごちそうを。どれも手軽に作れるものばかりなので、ぜひ作ってみてください。
これらのレシピは、もともと10月7日発売のLEE11月号での切り取り式別冊付録〈Sayaの「星と暮らしのカレンダー15カ月」〉に掲載されたもの。カレンダーではさらに太陽や惑星の動きまでご紹介しています。星の巡りと12星座の性質を紐づけた“占星術”という「もうひとつの暦」を使いこなすことで、不安は和らぎ、何でもない日常もキラキラした特別なものになるはず。
撮影/鈴木静華(料理) 岩城裕哉(クッキー) 料理/ワタナベマキ スタイリスト/河野亜紀 クッキー製作/and Bake 占い・文/Saya
ワタナベマキ
料理家
ケータリングをきっかけに、本、雑誌、広告などで料理を提案するように。デザイナーの夫、中学生の息子との毎日から生まれる実践的、かつ体に優しいレシピが好評。『ワタナベマキの10の定番弁当』 (扶桑社ムック)、『旬菜ごよみ365日 季節の味を愛しむ日々とレシピ』(誠文堂新光社)ほか著書多数。