ベトナム中部のダナン&ホイアンを巡る旅へ

一緒に旅した幼馴染のSちゃん
夏はまだまだ終わらない!ベトナム中部の注目リゾート「ダナン(Danang)」&「ホイアン(Hoi An)を旅してきました。今回はいつものホテル泊ではなく、「暮らすように旅できる」と人気のバケーションレンタルサービス「airbnb(エアービーアンドビー)」で宿を探してみることに。
airbnbの新機能が面白すぎた
airbnbは、今年5月にアップデートされ複数の新機能が実装されたばかり。

今回の旅で、ほぼ貸し切り状態だったホイアン郊外のヴィラのプール(宿泊レポは記事後半にて)

世界遺産に登録されている「ホイアンの旧市街地」
結論から書くと…
Google検索や旅行予約サイト経由では出合えないような「旅の可能性」が広がり、宿探しの段階からトラベラーズハイ状態になってしまった(笑)。

airbnb公式サイトのキャプチャー画面(以下同じ)
もともと、アメリカ人の創業者の2人が、お小遣い稼ぎの手段として自宅の一室、ベッド&ブレックファースト(朝食)を貸し出したことから始まったairbnb。いまでは世界220以上の国・地域から宿を探すことができ、一棟丸々レンタルできる物件も数多くあります。
共有リビング+2つ以上の寝室からなる宿も多いので、友だちファミリーと合同の子連れ旅にもぴったり!
宿泊料は、各部屋の宿泊可能人数の上限を越えなえれば何人で泊まっても同じなので、メンバーが多ければ多いほど割り勘でお得になるのが、大きなメリットでしょう。
旅先や日付が未定でもOK。思わぬ旅先と出会えた

ユ、UFO…!?
筆者が最も魅力的に感じたairbnbの新機能は、「最高の眺め」「ビーチフロント」「大邸宅・屋敷」「洗練されたデザイン」「田園地帯」「制作スペース」など、60以上ものユニークな項目から宿を絞れる「フィルター検索」。
なんとなく「旅に出たい!」と思い立ったものの、「具体的にどこに行くか」決めかねている人って意外と多いと思うのですが、この新機能を使えば、思いもよらぬディスティネーションと巡り会えてしまう。
気づけばairbnbサイト内で、いろんな国を脳内トリップしておりました。旅レポ本編に入る前に、その楽しさをシェアできればと思います。
●まずは「人気上昇中」でフィルター検索
氷樹に囲まれたカナダの宿や、オーロラ鑑賞ができるアイスランドのスケルトンな宿がヒットして、スケールのデカさにあんぐり。
●「お城」でフィルター検索
とにかく気になって仕方がなかった「城」フィルター。
恐る恐るクリックしてみると「13世紀に建築されたフランスの城」「12世紀に建築されたイギリスの城」と、もはやタイムトラベルの領域に。
「結婚式にも最適なプール付き妖精城」などもあり、なるほど「城」にはそういう用途もあるんですね。
1泊40万円近いものから、2万円代から泊まれる安価?な城までいろいろありました。
●「ツリーハウス」でフィルター検索
キッズが大喜びしそうな「ツリーハウス」。
子どもだけでなく、「一度はツリーハウスに泊まってみたい」と密かに憧れて続けている永遠のトムソーヤにとっては、予約の衝動を抑えるのがちょっと大変かもしれません。
この宿に泊まるためだけに、はるか遠い国へ赴く価値がある。そう思わせてくれる宿がゾロゾロ。
● 「島」でフィルター検索
なんと「島」まで。
モルジブからフィリピン、インドネシア、ソロモン諸島までさまざまな「島」が、スーパーの食品棚のように陳列されていて、迷っちゃう。まさかお買い得な「島」を探す日が来ようとは。
一瞬、島を丸ごと借りられるのかと興奮しましたが、流石に違いました(一旦落ち着くためにコーヒーブレイク)。
●「子どもと一緒に」でフィルター検索
キッズが飽きない宿も検索できました。
テーマパーク内にある部屋、バスケットボールコート、ミニゴルフ、焚き火台など多種多様なアクティビティが楽しめる宿や、本格的なボーリング場を擁する宿などなど。
airbnbの担当者曰く、「フィルター検索機能」は、ワーケーションやホテルケーションといった、コロナ禍を経て旅の目的が多様化したことに対応して新設されたのだそう。
●その他、アップデートされた箇所
・宿代が清掃代などを含む総額表示に
・ホストのプロフィール欄がより充実
ホストの自宅の一室を借りるというサービスの原点に回帰する意味も込めて、このたびホストのプロフィール欄もアップデート。部屋を貸してくれる人物により親近感がもてるようになりました。職業がアイスクリーム愛好家(上の写真)って、気になるんですけど〜!
ベトナムの宿を「素敵なプール」を条件に探してみた

ホイアン×素敵なプールで検索した画面
は! いかん! 世界旅行(脳内)が楽しすぎて、肝心のベトナムの宿探しを忘れていました。
現実に戻り、目的地をホイアンに絞った上で、再びフィルター検索&日程指定で物件を絞り込みます。
日にちが具体的に決まっていなくとも、「柔軟な設定」から、おおよその滞在期間(1週間とか)と、旅したい月を選んでも宿を検索できます。
今回のディスティネーションは、ベトナム中部のビーチリゾート「ダナン(Danang)」と、そこから車で約1時間の距離にある街自体が世界遺産の「ホイアン(Hoian)」。
エリアを変えて3軒の宿を予約します。
試しにホイアンの「素敵なプール」でフィルター検索すると……条件に合致する宿と宿代がMAPの上にいくつも表示されました。立地と金額の両方をにらみながら選べるのは誠にありがたい。
【1軒目】ホイアン旧市街まで自転車で15分の、プール付きヴィラに宿泊

すぐにこちらの宿のホストから予約完了の通知がairbnbのメッセンジャーに届きました。自動翻訳機能のおかげで、いちいち訳さなくとも日本語のままやりとりが可能。疑問点を送ると時間をおかずに返信があり、コミュニケーションのストレスがほとんどなくて助かった
前置きがかなり長くなりましたが、ここから、旅レポ本編です。
1軒目は、上記の検索の結果、街全体が世界遺産であるホイアンの旧市街地と、「これぞ南国!」な雰囲気のカフェが軒を連ねるアンバン(An Bang)ビーチの中間地点辺りに位置するヴィラ(上の写真)。
ゲストに素敵な滞在を提供して高い評価を受けている経験豊富な「スーパーホスト」の表記があったことも決め手になりました。

宿のエントランス
旧市街地までは自転車で約15分ほど、ヴィラでは自転車を無料で貸してくれます!(ただし、バイク社会のベトナムで子どもが自転車を運転するのは至難の技なので、子連れ旅では自転車は避けるべし。迷わず配車アプリのGrabを使いましょう!)
ホストは親切なベトナム人夫妻。ウエルカムドリンクとともに出迎えてくれました。
このアットホームさこそ、airbnbの魅力なんだろうな。
気心知れた幼馴染との女子旅ということで、寝室が別れた2ベッドルームの部屋です。
1階と2階にベッドが一台ずつ。同じ空間を共有しつつ、ある程度プライベート感も守られています。
喧嘩にならないよう、公平にジャンケンでどちらのベッドにするか決めました(笑)。
部屋の中の階段を上がると…
こちらのベッドもビッグサイズ! 2階なので夏はやや暑いですが、扇風機があるので部屋全体の冷房を低め設定にしておけば冷気が届いて問題なしでした。

不思議なつくりのバスルーム

ほぼ貸し切り状態だったプール
このヴィラのお目当ての一つが、プール。
夏には35℃近くまで気温が上がることも珍しくないホイアンでは、外に出るだけで(新陳代謝のいい筆者は)顔から汗が流れ落ちて滝状態。部屋の冷房が効くのを待たずして水に飛び込みたいから、宿にプールは欠かせませんでした。
この宿には複数の部屋があるものの、何度泳ぎに行っても、毎回運良く貸し切り状態でラッキー。
なお、部屋に洗濯機はありませんがホストに頼めば翌日までに洗ってもらえます(有料)。バスタオルは部屋にありますが、パジャマや歯ブラシセットはないので持参しましょう。
ホイアン郊外・アンバンビーチの南国カフェでチルタイム

「the Deck House」でくつろぐ幼馴染のSちゃん
宿から、配車アプリ「Grab」で車を呼び走ること約10分。
ホイアン郊外にあるアンバンビーチに到着です(ホイアン旧市街からは、車で約15分ほどの場所)。
リゾートホテルが建ち並び賑やかなダナンのビーチとは対照的に、アンバンビーチはローカルムード満天。南国カフェが何軒も並んでいて、どこもいい雰囲気。
その中の一つ、「the Deck House」を訪れました。

ただただ青空と海を見ながらボーッとして過ごす

テラス席からの眺め。夢にまで見た南国の風景
とても長閑(のどか)なアンバンビーチはトリップアドバイザーの「アジアの美しいビーチ25選」に2015年から4年連続でランクインしたこともあり、一躍注目を集めるようになりました。
「the Deck House」は1・2階とも全席オープンテラスで、海が数メートル先にのぞめます。スカイブルーのソファに横たわり、波の音をBGMにカクテルを飲みながらまったり過ごすチルタイムは最高の贅沢。
■the Deck House
住所:An Bang Beach(Far Left End,) , Hoi An, Vietnam
続いて訪れたのは、同じくアンバンビーチ沿いのカフェ「The Fisherman Vegan Restaurant」。

「The Fisherman Vegan Restaurant」
カラフルなパラソルとホイアンを象徴するランタンが店を彩ります。段々畑状にソファが並んいるから夏でも風通しがよく、パラソルの下はだいたいバッチリ日陰なので快適。
さっそくベトナム中部を代表するダナンの地ビール「ラルー(LARUE)」で乾杯じゃ〜!

アボガドトースト。料理はすべてヴィーガン向けのあっさり味。ちょっと物足りなかったかも

フレッシュで濃厚なバージンモヒート
ホイアンを旅するときは、是非アンバンビーチまで足を伸ばしてみて。
■The Fisherman vegan restaurant An Bang beach
住所:An Bang Beach ( turn right to the beach ), Hoi An, Vietnam
後編では:「世界遺産ホイアン旧市街」近くの宿と、ダナンのお洒落エリア「アントゥン(An Thuong)」にある宿をレポート
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