“毒親”がこんなに!? 今春の注目作から考える。子どもはいかに育つのか、いかに感性や存在を殺されるのか――
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折田千鶴子
2024.03.06
毒親に負けるな! 衝撃の感動作が続々公開
実のところ私自身も褒められるような親ではないので、決して偉そうなことは言えないのですが……。なぜか今春、衝撃的な“毒親”が登場する映画が続いており、しかもその多くが良品だったりするので、思わず「うぉぉぉぉ~」と仰け反っております。
痛そうな表情の子ども、あるいは無表情を貼り付けた子どもたちを見ると、何だかもう我慢できないくらいに胸が締め付けられてしまって……。
例えば、上は『システム・クラッシャー』の1シーンですが、とっても深い愛情で結ばれた母と娘に見えますよね!? 娘がママのことを大好きなのは当然ですが、ママの方も間違いなく娘を愛してはいるんです。愛してはいるのだけれど、情緒不安定な娘を持て余し、そこから逃げ出してしまうーー。
公開中の『52ヘルツのクジラたち』に始まり、6月公開の『あんのこと』まで、色んな形の親子が登場する6作品。観始めたら最後、“一体、この子たちはどうなるの!?”と目が離せません! 子どもたちがどんな風にトラウマから抜け出すことが出来るのか、あるいは抜け出そうと頑張ったのか、または彼らに手を差し伸べ、愛情を注いだ存在との関係性など、作品ごとに探ってみたいと思います。
心震える感動作『52ヘルツのクジラたち』
LEE本誌4月号でも紹介した作品ですが、主演は『市子』でも壮絶な環境で育った女性を全身全霊で演じ切った杉咲花さん。本作でも、またまた「さすが杉咲さん!」と言わずにいられない、繊細な表現で魅せてくれます。
Story & Introduction
東京から海辺の街の一軒家へと、一人で引っ越して来た貴瑚(きこ)は、虐待されて声が出なくなった「ムシ」と呼ばれる少年と出会います。少年をどうにか助けたいと奔走する貴瑚にも、実は長く母親から虐待されてきたという過去があり……。21年、本屋大賞を受賞した町田その子の同名ベストセラー小説を、『八日目の蝉』の成島出監督が映画化。
物語は、貴瑚が少年と出会う現在と、貴瑚の過去に何があったのかという現在と過去が静かに、けれどスリリングに絡み合って展開します。そう、本作には少年と貴瑚、2人の毒親が登場します。
少年の母はアイドルを目指すものの、望まぬ妊娠・出産をして町へ舞い戻って来たヤンママ。“ちやほやされたい”空気を全身に充満させた彼女にとって、子どもは成功を阻止した邪魔者以外の何ものでもないようです。だから完全に育児放棄&ネグレクト。いつしか少年は話すことを止めてしまった、諦めてしまったーーのでした。
ちなみに母を演じるのは、今をときめく西野七瀬さん。バイト先の男性客にベタベタ媚びながら、息子を見ると豹変して目を吊り上げる、その演技はお見事です! まだ若いからもあるでしょうが、とにかく“私を見て!私を褒めて!”と承認欲求を強く求める姿からは、彼女自身が愛に満たされない子ども時代を送って来たのだろうな…と思わされます。
ただ少年にとって幸いだったのは、貴瑚という理解者が現れたこと。自分も同じ経験があるからこそ、貴瑚は少年の心情、辛さ、傷や恐怖などに気付き、理解し、静かに寄り添えたのでしょう。無理にこじ開けるようなことをせず、ただ傍にいて安心させられるまで待つ。少年が貴瑚に心を少しずつ開いていく過程に、心が震えてしまいます。
そんな貴瑚を苦しめて来た、肝心の毒母を演じるのは、演技派・真飛聖さん。上手いからこそ凄まじく観る者を噴火寸前にしてくれます。その毒親ぶりたるや! 幼少期から男たちを家に連れ込んでは貴瑚を邪険に扱い、男との関係が上手くいかくなるとイライラを娘にぶつけ、暴力を振るい、ウサを晴らす。一転、突如、甘えるように猫なで声で娘を気まぐれに抱きしめたり。
高校生になる頃には、義理の父親の介護をすべて押し付けられた貴瑚は完全にヤングケアラー状態で、疲れ切ってボロボロ。母親から命じられるまま家族に尽くしても、罵倒され続ける貴瑚は、そんな状態に理不尽さも感じなければ、自己肯定感も完全にゼロになっていました。
死が頭によぎるほど絶望していた貴瑚を救ってくれたのは、かつての旧友(小野花梨)と、彼女の同僚のアンさん(志尊淳)でした。特にアンさんは貴瑚の無言の悲鳴に気付き、根気強く落ち着かせ、生きる価値があること、本当は素晴らしい人間であることを感じさせてくれるのです。そんなアンさんにも実は、秘密があって……。
二重三重のドラマが編みこまれた本作。彼らの優しさと相手への慈しみに満ちた会話に、ジワジワ涙が沸き上がります。なぜこの世の中は、優しく思いやりに満ちた彼らがこんなにも生きづらく、辛い思いをしなければならないのか――と深い悲しみに沈み込みそうにもなります。それでも人と人との繋がり、心の触れ合いに心が熱を帯びて震える――そんな作品です。公開中なので、是非、早目に劇場に駆け込んでください!
2024年/日本/2時間15分/配給:ギャガ
監督:成島出
出演:杉咲花、志尊淳、宮沢氷魚、小野花梨ほか
リュック・ベッソンが久々放つ傑作『DOGMAN ドッグマン』
リュック・ベッソンと言えば、『グランブルー』『ニキータ』『レオン』など映画界に新風を吹き込み、傑作を連発した俊英というイメージでしたが、長い人生ですもの、山あり谷あり(笑)。最近は、あくまで個人的な好みですが、かつてほど目の色変えて絶対に観る!!と言うほどではないかな…なんて思っていましたが、久々来ました! たまらなく面白い『DOGMAN ドッグマン』。
Story & Introduction
ある晩、女装姿の負傷した男と十数匹の犬たちが乗るトラックが警察に呼び留められます。“ドッグマン”と呼ばれる男は、信じられない半生を語り始めます。かつて父親から毎日のように暴力を振るわれていた幼いダグラスは、遂に犬小屋に閉じ込められてしまいます。しかし父親が飼う闘犬たちと深い絆を育み、その真っ直ぐな愛に癒され、どうにか生き延びます。やがてそこから抜け出し、犬たちと生活のために犯罪に手を染めるのですが。
監督は、「5歳の我が子を監禁した家族」という実際の事件に着想を得たそうです。大人になったダグラスを演じるのは、『アンチヴァイラル』(12)に主演して注目されたケイレブ・ランドリー・ジョーンズ。繊細さとカリスマ性を感じさせる味わいが絶品です!
自分より弱い者はすべて暴力で屈させようとする父はもちろん、そんな父にへつらう兄も最低最悪なのは言うまでもないですが、幼いダグラスを置いて出て行ってしまう母親にも、思わず「ちょっと待ってよ~!!」と立ち上がりそうになりました。夫の暴力に耐えられない、その気持ちはとっても分かるのですが……。
この毒父・毒兄を見るにつけ、きっと自分たちも同じような環境で育ってきた当然の帰結というか、やっぱり連鎖なんだろうな……と脱力してしまいます。だからこそ、いかにも繊細そうで、けれど暴力には嫌悪を示すダグラスは、絶対に許しがたい目障りな存在だったのでしょう。
栄養等々の物理的な問題はさておき、絶望や心の痛み、誰にも愛されない孤独感に打ちのめされる少年にとって、じっとそばで寄り添ってくれた犬たちの温もりだけが救いでした。理不尽な怒りや憎しみをぶつけてくる人間の対極にあるような、真っ直ぐで決して裏切ることのない犬たちの愛情。犬への感謝と愛と信頼の言葉は、大人になったダグラスのセリフに何度も登場します。
犬たちと罪を犯しこそすれ、困った人たちに乞われて町の悪党を退治する、ある種のヒーローとも呼べる人間に成長したのも、間違いなく犬たちとの互いに互いを信頼し合い、リスペクトし、阿吽の呼吸で気持ちを汲み取り合う深い関係性ゆえ。 ちなみに多数の犬がダグラスの合図で次々に悪党を退治するシーンは、たまらなく痛快です。そしてラストは……想像を超えた切ないものでしたが、尊厳を失わないダグラスの生きざまを深く感じてください!
3月8日(金)新宿バルト9ほか全国公開
2023年/フランス/1時間54分/配給:クロックワークス
脚本・監督:リュック・ベッソン
出演:ケイレブ・ランドリー・ジョーンズほか
『パリ・ブレスト 夢をかなえたスイーツ』
Story & Introduction
母親から育児放棄されたヤジッドは、温かな里親家族の元で過ごす時間が安らぎ。特に手作りのデザートを食べるのが楽しみで、いつかパティシエになることを夢見るように。やがて青年となった彼はパリから遠く離れた児童養護施設で暮らし始めますが、パリの高級レストラン見習いのチャンスを手にします。時に野宿をしながら180キロの道のりを通い、必死に学び続けるのですが――。なんと22歳でパティスリー世界選手権チャンピオンに輝いた天才パティシエ、ヤジッド・イシェムラエンの実話の映画化。
ヤジッドの母親も決して悪い人でも、息子を愛していないわけでもなく、友人も多い。ただ、報われない人生に拗ねているというか、貧しい境遇や男に裏切られた哀しさや不満や鬱憤を、お酒で晴らそうと依存症になっているのです。そうなると、すべてが悪循環に。
息子や里親家族に後ろめたさがあるからこそ、汚名挽回を狙って勢い余り、いつも上手くいかず裏目に出てしまう……。でも、せめて“叶えたい夢”を見つけた息子を邪魔しないであげてよ……と思わずにはいられません。
期待しては何度も母に裏切られてしまうヤジッドは、酔っ払った母が里親の家に迎えに来ても隠れてしまう状態ですが、それでもやっぱり“母への愛情”は消えないし、誰よりも認めて欲しい、喜んで欲しいのも母なんです。それが、また切ない!
そんなヤジッドが、夢に向かって真っ直ぐに走り出せたのは、もちろん本人の性格やヤル気や才能もありますが、やっぱり支えてくれた里親家族あってこそ。彼らが素晴らしいのは、決してヤジッドの母を悪く言ったりせず、時に怒りながらも母親の方にも愛情をもって接すること。観ながらもう、本当に見習いたい器の大きさ、人間力に感服しきりでした。
今ひとつ里親制度が広まらない日本ですが、子どもの成長や幸せのためにも、日々目にする虐待のニュースを一つでも減らすためにも、本作で描かれているような安全で効果的な里親制度をしっかり広めていくことが重要なんだなぁ、と実感させられます。
美味しいデザートや料理過程、いくつもの高級レストランの厨房の様子を覗き見られる、お楽しみ付きです! 是非、彼の奇跡のようなサクセスストーリーを味わってください。
2024年3月29日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国順次公開
2023年製作/110分/フランス/配給:ハーク
監督:セバスチャン・テュラール
出演:リアド・ベライシュ、ルブナ・アビダル、クリスティーヌ・シティほか
家業を継ぐのも楽じゃない!? 『アイアンクロー』
Story & Introduction
1980年代初頭、元AWA世界ヘビー級王者のフリッツ・フォン・エリックの息子たち、ケビン、デビッド、ケリー、マイクの兄弟は、父に従ってプロレスラーになり、プロレス界の頂点を目指していた。しかし、世界ヘビー級王座戦への指名を受けた次男のデビッドがプロレスツアー中に急死。それ以降、一家は次々と悲劇に見舞われていくーー。長男ケビン役にザック・エフロン、監督は「不都合な理想の夫婦」のショーン・ダーキン。
父親のフリッツ・フォン・エリックは、ジャイアント馬場やアントニオ猪木らと闘い、日本でも得意技“鉄の爪=アイアンクロー”で知られる超有名なプロレスラーだったそうです。そんな父親のマッチョな子育てのお陰(せい!?)もあって、観たところ長男ケビンは自ら望んでプロレスの道に飛び込んだようにも見えます。
でも明らかに次男以降は、本当は別の道に進むことを望んでいたーーように感じました。それでも父から言われるままに、次々とプロレス界に入っていくのです。観ながら“ナゼだ~!!!”と不思議というか、憤りを覚えてしまって……。
言うなれば“ネグレクト”の逆を行く、過干渉!? 家業を継いで欲しいと思うのは親の勝手だけれど、親が望む生き方を強いるのは、明らかに虐待では……と私には感じられてなりませんでした。無理がたたって次男が亡くなった後、一家に漂う不幸の陰や負の空気が、どんどん濃くなっていくのです(映画的には、それが本作の味わい深さでもあるのですが…)。
とはいえ自分の周りに目を移すと、そういうレールの敷き方をする親って少なくないものかもしれない。家業を継ぐ継がない問題や、親の職業や学歴と同等かそれ以上を求めるとか。“子供のため”という思い込みほど質(たち)の悪いものはないな、と客観的に見ると思います。でも実際に自分のこととなると、多かれ少なかれ子どもに何か強いているのかもしれない、と我が身を振り返りたくなりました。一方で父親の暴挙を止められない母親にも疑問が残りましたが、先の『DOGMAN ドッグマン』の母親とうっすら共通しているーー夫を恐れるあまり子どもを守れない、苦い思いも抱かされました。
長男を演じるザック・エフロンの他、次男に『逆転のトライアングル』のハリス・ディキンソン、三男に配信ドラマ「一流シェフのファミリーレストラン」でゴールデングローブ賞主演男優賞を受賞したジェレミー・アレン・ホワイトなどキャストも豪華。
実話を元にしながらも、美談とは逆を行く踏み込んだ描き方に驚かされた意欲作です。
4月5日(金)TOHOシネマズ 日比谷ほか全国ロードショー
2023年/アメリカ/132分/配給:キノフィルムズ
監督・脚本:ショーン・ダーキン
出演:ザック・エフロン、ジェレミー・アレン・ホワイト、ハリス・ディキンソンほか
居場所のない9歳女の子が大暴れ!『システム・クラッシャー』
目にした途端、どうしようもなく心が騒ぐ…。もはやどうしていいのか分からない、けれど目が離せず、頭からも離れない……。それが本作の主人公、9歳のベニーに対する素直な感想です。ベルリン国際映画祭アルフレッド・バウアー賞(銀熊賞)の他、世界各地の映画祭で数々の賞に輝いた強烈な必見作です。
Story & Introduction
赤ん坊の時に父親から受けた暴力的な虐待(オムツを顔に押し付けられる)によるトラウマが消えないベニーは、一見どこにでもいる女の子。でも怒りのスイッチが入った瞬間、吠え、叫び、物を投げつけるなど、もはや誰も近寄れないほど凶暴になってしまいます。そんなベニーは里親、グループホーム、特別支援学校などをたらい回しにされるのですが……。監督・脚本は本作が長編デビューとなるドイツの新鋭ノラ・フィングシャイト。
ベニーの願いはただ一つ、「ママと一緒に暮らしたい」。ママはベニーを愛しながらも、どうしてよいのか分からず、さらに下に幼い妹と弟がいるのもあって、施設にお任せ状態にあります。そうしてしまう気持ちも、痛いほど分かる! だってベニーがなぜ、こんなにまで暴れるのか専門家にさえ分からないのですから……。
顔に触られると発狂したように吠える姿から、いかに赤ちゃんの頃の記憶に狂いそうなほどの嫌悪感として刻み込まれているのかが分かりますが、それ以降の育て方――もし母から愛が溢れんばかりに与えられていたら、こうはならなかったのかどうか、きっと誰にも分からない。
だからベニーの母親を一概に毒親とは呼べませんが、何度も「今度こそ一緒に暮らせる」と約束しながら毎度反故にするのはナシだよなぁ、とは思う。その度にベニーはさらに怒り、さらに失望してしまうのですから。何ができるのか、見ながら何度も途方に暮れてしまいました。
そんな時、非行少年の更生を担当する非暴力トレーナーのミヒャエルが、ベニーを森の奥深くの山小屋で3週間、2人だけで原始的な生活を送る隔離療法を試してみることに。暴れていたベニーもやがて心を開き、絶対的な信頼をミヒャエルに寄せるようになります。ところが今度は――。いかにベニーに愛情が不足しているのか、いかに自分だけを見て欲しいのか、痛いほど分かると同時に、またも途方に暮れ――。
ベニーを心から心配する、ホーム職員や里親など大人たちの真剣さや思いやりにも頭が下がります。そんな大人たちを時に思い遣ることが出来るくらい、ベニーは優しくもあり頭が良い子でもあるのです。それでもシステムから外れてしまった子ども=システム・クラッシャーは、社会から排除して然るべきなのでしょうか。母親はどうすればよいのか。最近、最も心がガクガク揺らされた強烈な1作です。
4月27日(土)よりシアター・イメージフォーラムほか全国順次公開
2019年/ドイツ/125分/配給:クレプスキュール フィルム
監督・脚本:ノラ・フィングシャイト
出演:ヘレナ・ツェンゲル、アルブレヒト・シュッフ、リザ・ハーグマイスター、ガブリエラ=マリア・シュマイデほか
この親は本気で許せない……『あんのこと』
そして最後はこちら。母親は、毒親中の毒親、とも呼びたくなるヒドさ。6月と少し先の公開なので、また改めてこちらの連載で紹介させていただきたいと思いますが、チラリとご紹介。
足の悪い母親の世話を娘に押し付け、自分は男を連れ込んで娘に当たり散らすこの毒母の姿は、『52ヘルツのクジラたち』の母親と重なりますが、愛に飢えていること、男に依存していること、娘に酷い仕打ちをしながらも娘に依存していること、自分の人生が上手くいかなかったのに娘が幸せになることを許せないなど、たくさんの共通点を見出すことが出来ます。
そんな毒親から抜け出すには、やっぱり外部から手を差し伸べられることしかありえないんだな、と強く思わされました。だって子供の頃から虐待され、洗脳に近い近い状態に置かれているために、自己評価が異様に低く、自分から行動を起こすなんて本当に難しいことが良くわかります。
誰かの苦しみやトラウマに気付ける人間でいたい、他人の痛みを思い遣れる人間でいたい、勇気を出して手を差し伸べられる人間になりたい、そんなことを強く思わされる6作。『あんのこと』の詳細レビューは6月までお待ちください!
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折田千鶴子 Chizuko Orita
映画ライター/映画評論家
LEE本誌でCULTURE NAVIの映画コーナー、人物インタビューを担当。Webでは「カルチャーナビアネックス」としてディープな映画人へのインタビューや対談、おススメ偏愛映画を発信中。他に雑誌、週刊誌、新聞、映画パンフレット、映画サイトなどで、作品レビューやインタビュー記事も執筆。夫、能天気な双子の息子たち(’08年生まれ)、2匹の黒猫(兄妹)と暮らす。