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LIFE

LEE DAYS club clara

~五感を研ぎ澄まし心地よく暮らすvol.39~

夏の終わりのおひとり様時間「盛岡・仙台」弾丸トラベル【LEE DAYS club clara】

  • LEE DAYS リーデイズ

2023.09.15

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いざ盛岡へ

岩手県立美術館で開催中の「フィンランドのライフスタイル展」を見に、週末を利用してひとり盛岡に行ってきました。

写真 フィンランドのライフスタイル
盛岡の開催が終わると、来年にかけて広島、いわきと回るようです!

盛岡のあとは友人に会いに仙台に移動する予定だったため、限られた時間を有効に使うべく、事前リサーチしたリストを片手に盛岡の街を闊歩してきました。

モーニング@「treflod」

朝イチの新幹線で盛岡に向かい、まずはコーヒーが美味しいと評判のコーヒーショップ「treflod」でカフェオレとショコラクロワッサンのモーニングをいただきました。

写真 盛岡 treflod
週末も朝8時からモーニングをやってます!ありがたい!※写真撮影許可いただいてます。

フィンランドのライフスタイル展@岩手県立美術館

写真 岩手県立美術館フィンランドのライフスタイル
展覧会最終週ということもあり、午前中から多くの方で賑わっていました。今回は嬉しいことに全ての展示が撮影可だったので、気になる作品は遠慮なくパシャパシャとカメラに納めてきました。

生活に寄り添うデザインが長い年月を経た今も世界中で大衆に愛される「アアルト」のスツール60や「カイフランク」のティーマなどの名作をはじめ、アートピース的な「オイバ・トイッカ」のガラス作品など、様々なデザイナーによる作品を数多く見ることが出来ました。

写真 フィンランドのライフスタイル展
今回協賛がscopeさんということで、古い時代のアアルトのクラッシックスツールや、歴代のドムズチェア、オイバ・トイッカの1点もののアートピースなど、かなりの数の作品がscopeさんからの出展でした。

巨匠たちのデザイン

生誕125周年を記念して、この秋に映画『アアルト』の公開も決定している、巨匠アルヴァ・アアルトのコーナーから展示がスタートします。彼を支えた最初の妻アイノとの出会いを綴った映画も今からとても楽しみです!

写真 フィンランドのライフスタイル展
こちらはアルヴァ・アアルト作品のコーナー。シンプルで機能的なデザインは現代でも変わらず人気ですよね。
写真 フィンランドのライフスタイル展
アルヴァの妻、アイノ・アアルトデザインのタンブラー。溝の深さや間隔など、改良を重ねて今のシンプルで機能的なデザインに落ち着いたのだそう。
写真 オイバ・トイッカデザインのキゥイ
オイバ・トイッカデザインのバードシリーズより、初期の作品。小さくて愛らしい姿が目を惹きました。

フィンランドを代表するデザイナーたちの生い立ちや代表作を余すことなく魅せてくれた今回の展覧会。名作の誕生から現在までの知られざる道のりに触れることで更に魅力を再確認した作品もたくさんありました。



レリーフ・オブジェのコーナー

自分のペースで、好きなだけじっくり時間をかけて気になる作品を眺めては、行ったり来たり……。そんな至福の時間を過ごす中で、特に時間をかけて観ていたのがこちらの壁に一面に飾られたレリーフやオブジェのコーナーです。

写真 カイピアイネンデザインのウォールプレート

圧巻だった壁一面を覆う「石本藤雄」さんと「カイピアイネン」のお二方によるデザインの陶器の作品たち。

写真 石本藤雄先生の陶器の作品
自然のモチーフを愛らしく表現されてる石本先生と、華やかで独創的なデザインが印象的なカイピアイネン。それぞれ異なる魅力をもつ作品がお互いを惹きたてるように並ぶ様はいつまでも眺めていられるほど、ステキな空間でした。
写真 陶器のアートピース作品
カイピアイネンの代表作、パラティッシを彷彿させるような作品も幾つか飾られていました。細かな装飾とシックな色遣いがとてもステキです。

周りで観ている方が、「飾られてる作品のなかでどれが1番好き?」と話されてるのを聞いて、自分の1番好きな作品はどれかなーと、わたしも真剣に考えたり……。

写真 石本藤雄先生の陶器の作品
ちなみにわたし的ベスト!は、この柔らかい色合いの石本先生デザインのお花かな。おおらかで優しいお花の雰囲気と、落ち着いた茶系のグラデーションがとても好みです。

何年も前に表参道のSPIRAL HALLで石本先生のデザイン展とトークショーにお邪魔したことがあるのですが、その時を懐かしく思い出したりしました。

写真 ヒンメリ
日本人作家さんによるヒンメリの作品展示もありました。風に揺られて静かに回る姿が美しく、つい見入ってしまいました。

お土産

ミュージアムショップではこちらのポストカードセットを購入しました。

写真 石本藤雄さんのポストカード
石本さんデザインの可愛いポストカードたち。

展覧会の後は楽しみにしていたランチタイム!お目当ての「盛桜閣」に行きました。人気店のためこの日も行列でしたが、少し並んで無事入店。

写真 盛桜閣の焼肉ランチ
盛岡と言えば冷麺ですが、せっかくのひとり旅なので迷うことなく「焼肉上定食」をいただくことに♡。厚切りロースを鉄板で1枚ずつ丁寧に焼きながら、ひとり焼肉をじっくり堪能しました。あー美味しかった!

「光原社」「ホームスパン」

ランチの後は再び歩いて盛岡の街中を散策し、盛岡ならではのお店にお邪魔してきました。

写真 盛岡 光原社
いつもたくさんのお客さんで賑わう光原社さん。
写真 盛岡 光原社の可否館
コーヒーを飲もうと思っていた可否館も長蛇の列でした……。

ちょいと一杯@「BAEREN BEER」

帰り道、こちらも事前にリサーチしていた駅近くの地ビール専門店「BAEREN BEER」へ。この日の歩いた距離は10㎞!頑張ったご褒美に……と、美味しいビールで乾ききったのどを潤しました♡クラフトビール専門店だけあり、様々な種類の地ビールがあり迷いましたが、チェコ産ザーツホップをふんだんに使ったキリリと苦みの効いた「ゴールドピルスナー」をいただきました。

写真盛岡 BAEREN BEER
この美しい泡〜!最高に美味しかったです。秋の連休にはオクトーバーフェスもあり、クラフトビールの飲み放題チケットもあるのだとか!とても楽しそうです~!

Jazz Festival@仙台

そのまま再び新幹線に乗り、仙台の友人宅へ。タイミングよく仙台Jazz Festivalが開催中だったため、翌日は勾当台公園から定禅寺通りを抜け、西公園までの会場を歩きながら様々なジャンルの音楽に身をゆだね、心地よいひと時を堪能しました。

写真 仙台jazz festival
こちらは勾当台公園の野外ステージ。気持ちの良い屋外での演奏を皆さん楽しそうに聴きながら過ごしていらっしゃいました。

途中寄り道してお気に入りのお店にも立ち寄りました。

光原社@仙台

作り手の方の想いを丁寧にお話してくださるこちらでのお買い物がいつも楽しみなのです。

「光原社」では季節柄、ガラス作品が数多く展示されていたのですが、中でも地元秋保で活躍されているガラス作家「村山耕二」さんの作品が目に留まりました。「ご当地ガラス」を制作されているという村山さん。なんでも各地で採取した砂を原料に時間をかけガラスとして溶かすことでその土地固有の色味が作品となって表れるのだとか。仙台の広瀬川の砂はスモークグリーンのような色味、サハラ砂漠の砂は深緑、とそれぞれ異なる雰囲気に仕上がっていて、とても不思議な魅力を感じました。

写真 村山耕二さんのガラス作品
私は普段の食卓に合わせやすそうな「白瑠璃」と名付けられたシャンパンゴールドの色を選びました。ガラス発祥の頃のものを現代的に再現した色なのだとか。冷酒や小さなおつまみを入れて使いたいな、と思います。

Antique show

「Antique show」では、イギリスで買い付けてきたという可愛いアンティークのモノが店内至るところにあり、宝探しをするようなわくわく気分でお買い物を楽しみました。

写真 アンティークのサイの置物
アンティークの木製のサイの置物。小さくて丁寧なつくりにキュン♡
写真 アンティークのワインストッパー
古いワインのボトルストッパー。丁寧でチャーミングなこの手の作品は、現在はもう作られていない貴重なものなのだとか。早速自宅で空きビンに刺して飾っています。

1泊2日の短い滞在ではありましたが、ひとり気の向くまま大好きな盛岡の街を歩き、気の置けない友人と音楽やおしゃべりを楽しんだり、夏の終わりにまたひとつステキな思い出ができました。

↓去年も同じ時期に仙台旅行に行ってましたね。

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