FASHION

男がドレスアップするとき

  • LEE編集部

2017.01.24

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2月号で「ここぞの日のジャケット」という特集がありましたが、男達のここぞの日って何だろう。自由な服装で仕事場を闊歩する「出版系男子」のジャケット談義をどうぞ。

ぷーすけ:T本さん、ジャケットを年間50回も着てるんですか?
T本先輩:はははっは。
ヒラっち:そんな着てます?
父さんK:テキトー言ってるでしょ。そんな見ないですよ。
T本先輩:だって脱いじゃうじゃん。中で着ることはないよね。夏は暑いし。
ヒラっち:それだと日常的ですね。月に3、4回の計算。週一か。
父さんK:うちらの業務だと、下手すると3、4ヶ月に一回くらい?
ぷーすけ:まあ、すげぇまれですよ。
T本先輩:ツイードジャケット着てるときない?
ぷーすけ:それはKさんかな。
父さんK:俺は”ツイードジャケットを似合うおじさんになりたい病”なんだよ。
ヒラっち:ああ、分かります。私も一緒。
ぷーすけ:ヒラっちさん絶対似合わないでしょ! 七五三みたいでしょ。
ヒラっち:だからこそ憧れる英国紳士。
父さんK:でもヒラっち、イタリアっていうか、「ボリオリ(ジャケットで有名なブランド)」好きって感じだよね。
ヒラっち:決して「ラルディーニ(同じくジャケットで有名)」ではないですよ。
T本先輩:その違いが分からない。
ぷーすけ:どっちでもいい。
ヒラっち:ラルディーニは花のピンズがついているから、ひとめでそれと分かるんですよ。ちょっとやらしい。
T本先輩:へええええ。
ぷーすけ:ヒラっちさんのはよく恥ずかしげも無くという着方ですよね。
T本先輩:どんな着方だっけ?
ぷーすけ:広告代理店の人みたい。
父さんK:ヒラっちのセンスってそこに通じるよね。
T本先輩:ジャケットは1着しか持ってないの?
ヒラっち:1着といえば1着? ボリオリのドーバーという型を2着。夏用と冬用、同じ形です。
父さんK:着る機会あまりないの?
ヒラっち:今年はまだゼロ回。
ぷーすけ:え、たいした用もないのに着てるときないですか?
T本先輩:なんでボリオリなの。
ぷーすけ:なんかで見たんでしょ。
ヒラっち:どうせ着る機会が少ないのであれば、ずっと着られる1着ですよ。何がいいかというと。ラペルのラインの美しさといいますかね。
ぷーすけ:そういう風に雑誌に書いてあったんでしょ。多分、書いて無かったら気づかない。
父さんK:そんないいのに着ないの?
ヒラっち:かっちりしすぎちゃうんですよね。どうしたのってなる。今日ちょっと…って。
T本先輩:女の子と会うときにキメていくとか?
ヒラっち:そこはハズしたいんですよ。あえてシャツぐらいの方が「自由な会社、仕事なんだね」ってなるはず。堅苦しさと無縁な感じ。
父さんK:そんなんじゃ、ツイードジャケットなんて程遠いね。
ヒラっち:ツイードジャケットは軒先に3年かけてから。そんぐらいくたっとしてからが…。
父さんK:…。白州次郎好き?
T本先輩:ははははは。
ヒラっち:かっこいいじゃないですか。
父さんK:ツイードジャケット着ると、どうも狩猟ですか? ってなる。
ヒラっち:ゴルフ場にも時々居るんですよね。
ぷーすけ:ニッカボッカ? いるの? マチャアキみたいな。
ヒラっち:いるんだよ。ハイソックスで。
父さんK:あと、「ツイードラン」流行ってるじゃん。いい感じのチャリンコでさ。
ぷーすけ:ああああ、コスプレっぽいやつだ。
T本先輩:そういえば会社でやった100人隊のパーティーのとき、3人はコスプレぽかったね。

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ぷーすけ:それこそツイードのベスト着ました。南部でバーボンを出すバーの親父のイメージ。
父さんK:俺は「H&M」で調達して。意外と飲食系の人が着てそうな服がありますね。
ヒラっち:僕はシャツをイタリアのものに変えました。前の年は「セオリー」の。
ぷーすけ:ヒラっちさんは毎年、白シャツから乳首が透けてるって評判ですからね。
父さんK:もはや100人隊の一部で評判になってるらしいよ。
ヒラっち:まいったなぁ。ええっ、どうしよう。
T本先輩:そんなことで、満更でもなさそうな顔するもんじゃないよ!

《登場人物》
バナー左より、父さんK・ぷーすけ・T本先輩・ヒラっち。女性だらけのLEE編集部ライフに、時折、神保町の片隅でくだを巻く日々。

おしゃれも暮らしも自分らしく!

LEE編集部 LEE Editors

1983年の創刊以来、「心地よいおしゃれと暮らし」を提案してきたLEE。
仕事や子育て、家事に慌ただしい日々でも、LEEを手に取れば“好き”と“共感”が詰まっていて、一日の終わりにホッとできる。
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