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子どもと一緒にお金に強くなるワークBOOK

【子どもに伝える・一緒に学ぶ】お金を「かせぐ」ための3つの方法とは?

2023.01.03

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自分でお金を手に入れるにはどうすればいいのでしょうか?それを子どもに上手く伝えるには?
お金をかせぐための方法はいろいろ。親子で一緒に学んでいきましょう!

親子でお金に強くなるPART3
自分でお金を手に入れるには?お金を「かせぐ」とは

教えてくれたのは・・・
ファイナンシャルプランナー キャサリンとナンシーさん

ファイナンシャルプランナー キャサリンとナンシーさん

「お金のことをかんたんに!おもしろく。そして投資をもっと身近に。」をモットーに、子ども向けマネー教育・大人向け投資教育を行う。二人一組で公立小学校など公的機関を中心に330以上の授業や講座を開催。ともに元証券会社社員で子育てママ。
キャサリンさん(写真左)は、高2息子、中3娘、小6息子の3児の母。ナンシーさん(写真右)は、中3息子、中1娘の2児の母。
公式サイト:www.katherineandnancy.com

まずは親子でチェック!一緒に考えてみよう!

親子で一緒に (  )、□□□に どんなことばが入るか 考えてみて!

Q1 どうすればお金をもらえる?あと2つ考えてみて!
( 仕事をする ) (   ) (   )

Q2 人からお金をもらえるのは、だれかが自分では□□□□ことや、だれかが□□□□□くれることをしたとき ※どちらもひらがなです

Q2のヒント
自分がお金をはらってもいいなと思えるのは、どんなとき?

Q3 お金は(    )のしるし。お金をたくさんもらえる人は(    )をたくさん受け取った人です ※同じことばが入ります



Q1の答えと解説
お金のかせぎ方1|仕事をする

仕事をする

「お金をかせごうと思ったときに、最もリスクが少なくてリターンが大きい方法は、自分が働くことだと子どもに伝えています。
『働く』とは、自分のまわりにいる人をラクにすることだと私は考えていて、ラクになった人から『ありがとう』の感謝の気持ちとしてもらえるのがお金だと思います。
仕事は①好きなこと、やりたいこと ②そばにいる人や社会のためになる ③収入に満足できる、の3つが重なっているものを選べるといいですね」(ナンシーさん)

「苦労して働くからお金をもらえる、仕事とは苦しいものだと言われることもありますが、決してそうではなくて、ラクではないけれどやりがいを感じて楽しく働くことはできると思います」(キャサリンさん)

Q1の答えと解説
お金のかせぎ方2|お金を貸す

お金を貸す

お金のしくみを利用してかせぐ方法も。

「お金を一定期間貸すと『貸してくれてありがとう』とお金が増えて返ってくるしくみがあります。
例えば、銀行にお金を預けると利息がもらえますよね。この利息はどこから来るか知っていますか?銀行に預けたお金を、銀行がお金を貸してほしい人に貸して、返してもらうときに『貸してくれてありがとう』のお金が一緒に返ってくる。その一部が利息として自分のところに来る。
銀行にお金を預けるほかにも、お金を貸してほしい国や企業の債券(国債・社債)を買うと直接その国や企業にお金を貸すことができます」(キャサリンさん)

Q1の答えと解説
お金のかせぎ方3|投資をする

「投資とは、自分の今すぐ使わないお金を社会の経済活動のために代わりに使ってもらって、その利益の一部をリターンとして受け取ることです。具体的には、応援したい企業の株式や投資信託などを購入する方法があります。
わが家では、子どもが小学生のときに親子で一緒に企業を選んで株式を購入し、応援し続けています。ただ投資にはリスクがあり、お金が減ることもあると知っておいてください」(キャサリンさん)

「自分が成長するためにお金を使うのも投資です。例えば新しく何かを学ぶために本を買ったり、習い事をしたり。自分が成長することで『ありがとう』をたくさんもらえる人になれるといいですね」(ナンシーさん)

Q2の答えと解説
だれかが自分ではできないこと、だれかがよろこんでくれることをすると、お金をもらえます

だれかがよろこんでくれるとお金をもらえる

PART1で、お金は信用される人のところに集まってくると紹介しました。だれかが自分ではできないこと、だれかがよろこんでくれることをすると『ありがとう』とお金をもらえて、その積み重ねが信用につながります。
お金をたくさんかせぐ人というのは、悪く言われることもありますが、『ありがとう』をたくさんもらった人なんです。
おうちの中にも、お風呂掃除や洗濯物たたみなど、『ありがとう』をもらえる仕事がたくさんあります。自分がどんなことをするとまわりの人によろこんでもらえるかを考えるのは楽しいですね」(キャサリンさん&ナンシーさん)

Q3の答えと解説
お金は「ありがとう」のしるし

・・・でも、ずるいことをしてお金をもうける人もいるのでは?ありがとうは言われないよね?

「例えば詐欺などでお金をもうけることができても、だれかを悲しませているのでそれは『ありがとう』のしるしではありません。一時的にお金を得られることがあるかもしれませんが、その代わり信用を失うんです。
最終的には、人生をかけてそのツケをずっとはらっていかないといけません」(キャサリンさん)

お金はありがとうのしるし

「子どもと一緒にお金に強くなるワークBOOK」記事一覧

イラストレーション/とつかみさこ 取材・原文/佐久間知子
こちらは2022年LEE12月号(11/7発売)別冊付録『子どもと一緒にお金に強くなるワークBOOK』に掲載の記事です。

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