黒柳徹子さん主演の朗読劇が、3年連続で上演!
初日公演の前に、ゲネプロおよび取材会が開催されたので、その模様をお届けします。
60歳の年の差恋愛を描く物語『ハロルドとモード』
自分らしく生きる破天荒な79 歳の女性・モード(黒柳徹子)と、狂言自殺を繰り返す愛に飢えた19歳の少年・ハロルド(佐藤勝利)。真逆の死生観を持つ二人の出会いから物語は始まります。
共通の趣味である“赤の他人のお葬式への参列”で、何度か顔を合わせたことにより仲が深まり、ハロルドは次第にパワフルな生き方のモードに惹かれ、愛を感じるように。周囲の人々は二人の交際にひどく反対するが、おかまいなし。生きることの楽しさをモードから学んだハロルドは、モードの80歳の誕生日パーティーを開き、プロポーズをしようとするが……という内容です。

ピストルを持ったり、ナイフを手にし腹を切ろうと狂言自殺を繰り返すハロルド。所々に動きもあり、視覚でも楽しめる内容になっています。

モードに歌を教えてもらったハロルド。ハロルドがギターを弾きながら、モードと二人で歌うシーンは何とも微笑ましい光景でした。
出演者は、黒柳さん、佐藤さんのほかに、北乃きいさん、林田一高さん、近藤芳正さん、常盤貴子さんと豪華キャストです。

(写真左)北乃きい、(写真右)常盤貴子

(写真左)近藤芳正、(写真右)林田一高

朗読劇と言えども、感情表現もアクションも豊か。佐藤勝利さんの涙が光る熱演。くるくると変わる出演者の表情も見どころの一つでした。
「人間って素晴らしいものと思いながら稽古をしてました」(黒柳さん)
ゲネプロ上演後の取材会には、黒柳徹子さんと佐藤勝利さんの2名が登壇。
取材会で、まず黒柳さんが「勝利くんは、本当にハンサムで、顔が国宝って言われてるそうですけど、いつも横からしか見てなくて、たまに前から見ることがあると、“なるほど、国宝だ”と思いました。そういう方とご一緒できて、素晴らしい作品ができて、本当によかったなとつくづく思ってます」と笑顔で話し、会場を和ませました。
佐藤さんへの印象については、「穏やかで一生懸命で、日増しにセリフが上手になっていくし、いろんなことに気がついて行動する方」とベタ褒め。それに対し、佐藤さんは「やんちゃな面もありますよ」とハロルドを思わせる返し。
また佐藤さんは、「朗読劇が初めてですし、『ハロルドとモード』という素敵な作品の中で、ハロルドとして生きられることに喜びを感じています。その分、プレッシャーも少し感じています」と話しながらも、「(藤井)流星くんから“徹子さんは本当に国宝のような人だから、一緒にいられるだけですごい経験になったよ”と聞いていたので、国宝と国宝で……こんなに貴重な経験をさせていただけることはないと思います。本番の一回一回をちゃんと大事に朗読していきたいです」と笑顔で意気込みを語っていました。
恋人役については、「日常だとなかなか聞かないような話ですけど、“こんなにすてきなモードだったら好きになるよね”と思ってもらえることを大事に演じました。ハロルドとしては、60歳差は考えないようにしています」と佐藤さん。黒柳さんも、「私も年齢のことは考えないようにしています。これはお芝居ですけど、人間がピッタリと感じ合えば、世の中にはこういう人たちもいるかもしれないと思ってみると、人間ってなかなか素晴らしいものと思いながら稽古をしてました」と話していました。

すっかり仲睦まじい様子の徹子さんと佐藤さん。アイスクリームデートの約束、実現するといいですね。
「コロナ禍が明けたら何をしたいか」とのインタビュアーの問いには、「約3年間、外でごはんを食べていないので、お店でアイスクリームをいっぱい食べてみたい。誰かと銀ぶら(銀座をぶらぶら散歩)をして楽しみたい」と話した黒柳さん。海外旅行を希望する佐藤さんも、「僕もニューヨークで演劇を観に行きたいですし、アイスクリームをいっぱい食べたい」と話し、黒柳さんは「ニューヨークは特にいろんな色のアイスクリームがありますからね。できたら(一緒に)行きましょうね」と返し、お二人のトークから仲睦まじい様子が感じられました。
さらに、「小学4年の時に、担任の先生が、毎朝朗読してくれたんです。その作品が『窓ぎわのトットちゃん』でした」と思い出話もしてくれた佐藤さん。「朗読を聞いて、トットちゃんは、素敵な人、素敵な生き方だなと思っていたんです。それが徹子さんの作品で、こうしてお仕事で初めての朗読劇で徹子さんと共演するなんて想像していなかった! “奇跡の交差”をしたなって思ってます。担任の先生は”読んでよかった”ってガッツポーズしていると思う」と話すと、黒柳さんは「まあ素敵! いい先生ですね」と喜んでいました。
最後に、黒柳さんは、「この何年間か、芝居を観に行くチャンスがなかった方も多いと思います。ぜひ最初に観るものとして『ハロルドとモード』を選んでもらえたら大変ありがたいと思います。そして、純粋な少年と、どういう生活をしてきたのかわからないおばあさんのお話、ちょっとありえないみたいだけど、本当はガマンをしているかもしれなくて、実生活にもあるかもしれないようなお話です。素晴らしい劇なので、ぜひ皆さんに観ていただきたいです」と締めました。
『ハロルドとモード』
<東京公演>
2022年9月29日(木)~10月13日(木)
EX THEATER ROPPONGI
[チケット料金]S席 ¥9,800、A席 ¥8,000(全席指定)
<大阪公演>
2022年10月15日(土)~10月18日(火)
森ノ宮ピロティホール
[チケット料金]¥9,800(全席指定)
※公演時間や、当日券販売についてはホームページでチェックを。
ハロルドとモード 公式HP●あわせてお読みください
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