産婦人科医の宋美玄さんのポッドキャスト番組「聴く婦人科診察室」。宋さんとLEEweb編集長・畑江が女性ならではの身体や心のお悩みを解決したり、女性の性にまつわる最新事情を紹介したりと、赤裸々トークを繰り広げます！　毎週金曜日18時更新です。今週のテーマは「二人目どうする問題」。夫からは二人目の子どもを望まれているものの、一人目の妊娠・出産・乳幼児時代の育児が辛かったことからご本人は躊躇している40歳女性からのSOSメールに、宋さんがアドバイスとエールをおくります。

宋美玄さんの「聴く婦人科診察室」#38
今週のよりぬき

• 40歳女性からの相談。一人目妊娠でつわり、切迫早産、妊娠高血圧症、と入退院を繰り返し、無痛分娩希望も間に合わず普通分娩に
• 生まれた娘がなかなか寝ない子でずっと抱っこしたままソファーで寝る生活。夫は娘が保育園に通うまで育児に参加してくれず
• 夫は二人目を希望。しかし相談者は再びあの辛い日々が続くと思うと、二人目は考えられない
• 夫に意志を伝えるも「また無痛にしたら大丈夫じゃない？」「きっと二人目は違うよ」などあまり深刻に受け取ってもらえず……一体どうしたら？
• 体の自己決定権、周囲や夫からの要望とプレッシャー、年齢のプレッシャー……色々な要素をはらんだ問題
• 夫に悪気はなさそうだが、相談者は出産の数時間だけが辛かったわけじゃない
• そもそも夫に理解してもらうことなんてできるのか？夫が代わりに出産してくれるわけでもないし……「共感」だけで解決できないこともある
• 「夜、何時から何時は何があっても夫が対処」「上の子は夫が対処」など、細かく取り決めては
• 二人目妊娠あるある、先延ばしとして選択肢なくなる年齢になると、みんなえいやっと生む
• 「ご自身がもう一人でいいよと思うのであれば、もっと自分を大事にして！」と宋さんがエール
• 無痛分娩は結果的にできないことも多いし、完全に無痛ではない。良いことばかりではない
• 二人目妊娠、早ければ早いほど良い。が、不妊治療の保険適用の42歳まで、を一つの目安にしていただければ

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イラスト／小迎裕美子