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エンジョイ!ハロウィン2018

ダコワーズポテロンのレシピ/八田真樹さんの絶品スイーツ

  • 八田真樹

2016.10.11

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ダコワーズポテロンのレシピ/八田真樹さんの絶品スイーツ

10月です。
いまやすっかり公式行事となったハロウィンの月。今回もかぼちゃのお菓子をご紹介します。
フランス語でかぼちゃは「ポテロン」(・・・かわいい 笑)
かぼちゃのクリームを挟んだダコワーズです。

ダコワーズはメレンゲにたっぷりのアーモンド粉と粉砂糖を加えて焼き上げます。
表面に「ペルル」という粉砂糖の結晶を作るのが特徴。このペルルでダコワーズ特有の食感がでます。
ポイントはメレンゲの気泡が消えないように粉類を加えたら手早く混ぜ合わせること。
メレンゲは焼きすぎるとカリカリになるので、焼き加減も大切。きれいなきつね色を目安にしてくださいね。

かぼちゃのクリームは ブラウンシュガーがなければほかの砂糖でもOK。三温糖やきび砂糖など風味のあるものがおすすめです。
ちょっとリッチに仕上げたいときは、牛乳の半量を生クリームにして作っています。
冷めるとかたくなるので、ちょっとゆるめで火を止めてくださいね。
トーストにぬったり、アイスクリームに混ぜてもおいしいクリームです。

写真2

ダコワーズポテロン

【材料】

(ダコワーズ生地)
・ 卵白 3個分
・ グラニュー糖  20g
・ アーモンド粉  85g
・ 粉砂糖  40g
・ 好みのナッツ(くるみ、ピスタチオ、アーモンドなど)、粉砂糖  各適量

(かぼちゃクリーム)
・ かぼちゃ(正味)  100g
・ ブラウンシュガー  15g
・ 牛乳  100ml
・ バター  10g
・ シナモン  適量
・ レモンの皮(すりおろす) 1/3個分

【作り方】
*天板にオーブンシートをしく
*オーブンを170℃に温める
*ナッツ類を細かく刻む

1 アーモンド粉、粉砂糖をよく混ぜておく。

2 ボウルに卵白を入れ泡立てる。十分に泡立ったら、グラニュー糖を加え、角がピンとたつまで泡立てる。(写真a)

3 (2)に(1)を振るい入れ、ゴムベラで手早くさっくりと混ぜ合わせる。

4 (3)を丸口金(直径1㎝)をつけた絞り袋に入れ、天板の上に絞り出す。ナッツを散らしのせ、軽く押さえて粉砂糖を全体にふる。1~2分ほどそのままおき、もう一度粉砂糖を振りかける。(写真b)

5 170℃に温めたオーブンで10~13分焼く。

6 かぼちゃのクリームをつくる。かぼちゃは種とわたを取り、皮をむき、一口大に切る。耐熱皿にのせ、ふんわりとラップをして3分ほど電子レンジで加熱し、熱いうちに裏ごしする。

7 (6)にブラウンシュガーを加え、よく混ぜる。牛乳を少しずつ加え、ときのばす。火にかけ、絶えず混ぜながら炊く。ぽってりとしたら火からおろし、バターを混ぜる。シナモン、レモンの皮を加える。表面にぴったりとラップをして冷ます。

8 (5)に(7)のクリームをはさむ。(写真c)

(a)写真3

(b)写真4

(c)写真6

製作・撮影/八田 真樹
お菓子研究家。短大卒業後、会社勤めを経て幼い頃から好きだったお菓子の道へ転身。フランスに留学、ル・コルドン・ブルー パリ校卒業。ルノートル、ベルーエ・コンセイユなどでも学ぶ。著書に『フラン』『ケーク・サレ』(共に文化出版局)、『野菜・豆・果物のヘルシーお菓子』(扶桑社)、『板チョコスイーツ』(主婦と生活社)などが。

八田真樹 Maki Hatta

お菓子研究家

短大卒業後、会社勤めを経て幼い頃から好きだったお菓子の道へ転身。フランスに留学、ル・コルドン・ブルー パリ校卒業。ルノートル、ベルーエ・コンセイユなどでも学ぶ。著書に『フラン』『ケーク・サレ』(共に文化出版局)、『野菜・豆・果物のヘルシーお菓子』(扶桑社)、『板チョコスイーツ』(主婦と生活社)など。

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