いきなりですが、ライター津島はももいろクローバーZファン歴4年。子供が生まれる前は春夏冬にある大きなライブに参戦していましたが、産後はライブから遠ざかり、そうなると若干ももクロ熱も冷め気味……。
しかし、知っているんです、好きなアイドルやグループがいると生活にハリが出ることを。一方で母親がドルオタってどうよ、という気持ちもないわけではなく。そこで子供を巻き込んで追っかけをしているママたちに、親子で追っかけのよさをインタビューしました。

AKB48を応援しているえりさん親子。AKB48選抜総選挙にまつわるグッズが展示された『AKB48選抜総選挙ミュージアム』にて、指原莉乃さんの肖像画を前に娘さんが記念撮影。
BIGBANGで娘とガールズトークができます!
ママ/とんみさん39歳、推しメンはT.O.Pさん(2013年10月頃からファン)
娘/小学3年、推しメンはG-DRAGONさん

映画館で上映されたドキュメンタリー&LIVE映像を見に行った時に。
津島 BIGBANGにハマったきっかけは?
とんみ 友人にファンが多くて曲をよく聞かされていたからですね。アッパーでテンションが上がるんですよ! 韓流は興味がなかったけれど、英語や日本語混じりの曲もあってだんだん好きになりました。
津島 娘さんはどうやって巻き込みました?
とんみ ライブDVDを流しっぱなしにしたり、YouTubeでPVを見せたりしました。ストーリー性があるPVで、娘もじっくり見ているうちにハマりました。ただ娘の年齢でBIGBANGのファンになるのは珍しいかもしれません。
津島 小3の女の子だと、どんなグループが人気ですか?
とんみ まだ親の影響の方が大きい年齢ですが、ジャニーズやSEKAI NO OWARIなどメジャーなグループを好きになり始める子もいますね。BIGBANGのような男らしいグループが好きな女の子は少ないかも。

日本限定デザインのBIGBANGペンライトと。
津島 親子でBIGBANGのファンになってよかったことは?
とんみ 小学生相手だと四六時中怒ってばっかりなんですよ。「宿題しなさい」とか「寝なさい」とか。でもライブだと一緒に弾けられるし、怒らなくて済む(笑)。メンバーのここがかっこいい、とかガールズトークができるのは娘ならではかもしれないです。
娘とお風呂に入りながらSexy Zoneのラジオを聴いてます
ママ/かおりさん42歳、推しメンは佐藤勝利さん(2013年夏頃からファン)
娘/中学生、推しメンはマリウス葉さん

Sexy Zone推しメンのタオルとペンライトはコンサートの必需品。 「デビュー5周年を迎えてセクゾは熱いですよ!今から目をつけておいたほうがいいです!」とかおりさん。
津島 かおりさんがSexy Zoneにハマったきっかけは?
かおり 最初は娘が嵐からSexy Zoneの中島健人くんに担降り(担降り=応援する相手を変えたり、応援しなくなること)した時、コンサートに付き添いで行ったら、まぁ楽しい(笑)中高生時代以来、20年以上アイドルにハマったことがなくて、でもSexy Zoneってアイドルとしての立ち振舞がその頃ハマってたアイドルに似てる気がするんですよね。「私が好きなの、これだった!」と。そこから娘と一緒に応援しています。
津島 追っかけ活動はどのくらいしていますか?
かおり TVや雑誌は全てチェック。ツアーや舞台はチケットが取れた所はどこでも行く。春は札幌、代々木、大阪2DAYSと1ツアーで5回行きました。去年のジャニーズ関連の現場は30回ですが、今年は10月時点で30を越えちゃいました。
娘は一度Jr.に降りたけど、娘の好きな子たちがSexy Zoneのバックについているから、一緒にコンサートには行っていました。連れ回していたら、またSexy Zoneに戻ってきて今はマリウスくんにハマっています。
津島 かおりさんの方がアツいんですね(笑)。
かおり たしかに(汗)。ママがスポンサーで何公演も行けるから、娘の友達には羨ましがられているかもしれないですね。娘の友達が全然チケットが取れなくて、娘は何公演も見に行っているから、娘のチケットを譲って娘の友達と見に行ったこともあります(笑)。
津島 娘さんのお友達とコンサートに行くってことは、親子関係も良さそうですね。
かおり 娘とのLINEは日々の業務連絡以外はほぼSexy Zone。一緒にお風呂に入りながらラジオをリアルタイムで聞いてキャーキャーすることも。思春期の娘と一緒にお風呂入るってまずないですよね。精神年齢が一緒なので会話はスムーズです(笑)。
あと最近驚いたことがあって。実家の自分の部屋からかつてハマってたアイドルのデビューから2年分くらいの雑誌の切り抜きやチケットが出てきたんです。娘も切り抜きをするので、血は争えないと思いました。
ママがファンになったことで、娘の夢がAKB48加入に
ママ/えりさん47歳、推しメンはAKB48渡辺麻友さん(2011年7月頃からファン)
娘/中学1年、推しメンはHKT48矢吹奈子さん
津島 えりさんはAKB48の前に追っかけていたアイドルはありましたか?
えり 全然追っかけ体質ではなかったんですよ。それなのに、娘が幼稚園くらいの時、走り廊下渡り隊7としてTVに出ていたまゆゆに一目惚れしまして。「こんな可愛い子がいるのか!」と。
津島 娘さんをどうやってAKB48にハマらせたんですか?
えり 小学校に上がったら一緒に握手会に行けるかな、と思って、「この子、可愛くない?」って、まゆゆの写真を見せたり、じょじょに洗脳していきました(笑)。握手会に連れて行くとメンバーが娘を可愛がってくれて、それでますます好きになっていきました。
津島 AKB48のファンって男性が多いイメージだから、小さな子が来るとメンバーも新鮮なんですかね?
えり 確かに男性の方が多いですが、40〜50代の女性もいて年齢層は幅広いですよ。娘は推しメンの奈子ちゃんと年齢が近いのもあり、熱心に応援していますね。

AKB48グループ総支配人の茅野しのぶさんとパチリ。
津島 中学生になると娘さんも難しい年頃になると思いますが、親子関係は良好ですか?
えり 良好です。AKB48を追っかけている時は姉や友人のようだし、AKB48以外の話もしてくれるので母としてもうれしい。AKB48が好きな娘の同級生を現場に引率することという、なかなかできない経験も(笑)。
娘はAKB48加入を目標にしているし、私も応援しています。親子でAKB48が生活の一部になっています。
息子よ、モノノフにならないか

ライター津島のあーりんグッズ。普段ピンクを着ないけれど、これは別。
ライター津島はピンク担当のあーりんこと、佐々木彩夏さん推し。この取材中にあーりん初のソロコンサートがあり、久しぶりに現場に行きました。
やっぱり現場はいい! あーりん最高!ってことで、童謡に反応するようになった1歳の息子に、ももクロのノリのいい曲を聞かせると体を揺らすように。やっぱり音楽は言葉を超える!
息子はまだ何でも舐めたがる年頃なので、口に含みやすいサイズ感のペンライトを持つと大興奮です。ももクロのライブはファミリー席もあるし、この調子でモノノフ(ももクロファンのこと)になってくれないかなぁ。
ママでドルオタでもいいじゃないか! むしろ同じグループを追っかけていたら、子供と共通の話題ができていいじゃないか! 親子で追っかけの先人たちのお話を聞いて、そう感じました。
最近子供と会話が少なくなってきた、と感じていたらお子さんの好きなグループに興味を持ってはいかがでしょうか? もしかしたら会話のとっかかりになるかもしれません。
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津島千佳 Tica Tsushima
ライター
1981年香川県生まれ。主にファッションやライフスタイル、インタビュー分野で活動中。夫婦揃って8月1日生まれ。‘15年生まれの息子は空気を読まず8月2日に誕生。