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【発達凸凹】#13 特別支援学級の困り事、解消したい!~第三者機関を頼った話

  • ツナ

2023.11.10

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こんにちは! 059ツナです。
前回に続いて「シリーズ・発達凸凹にまつわること」。13回目は特別支援学級での困り事を学校に掛け合ったその後のこと、特に第三者機関の介入をお願いした話を書きたいと思います。

ここに書くのはあくまでもわが家が最善と考えて取った対処法であり、これを推奨する意図は一切ありません。ほんの一例として参考程度に捉えていただければ幸いです。

支援学級での困り事、解消した?

特別支援学級を利用する中で出てきた困り事。それを解消するべく学校に掛け合ったのは #12 で書いた通りです。

その後、どうなった?

面談後には校内関係者(校長先生・教頭先生・特別支援教育コーディネーター・支援学級各クラスの担任等)で話し合いが持たれたのだそう。
私が相談した内容についての事実確認、当該副担任への指導、支援学級全体における指導の見直しなどが行われたようで、対応状況を随時お伝えいただけたのも本当にありがたかったです。
お忙しい中、感謝しかありません。

当該副担任との話し合い・指導は特に重要視され、何度もくり返し行われたようです。

そのおかげで不安は解消されました!
…と言えたらよかったんですけどね。現実はそんなに甘くはなかった。

人は簡単には変わらない

具体的な指導方法ならともかく、考え方や子どもと向き合う姿勢って簡単に変えられるものではないですよね。教育者でなくても、親なら誰しも感じることじゃないかな。
私も身に覚えがあります…。

正直、前述の副担任に関しては「上から言われたところで改善されないのでは…」と諦めに近いものを感じていたんです。子どもだけでなく、保護者に対する言動にもかなり違和感があったので。。

#12 で取り上げた文書を読み返したら、当時の記憶がよみがえって黒い感情が渦巻きました…。

案の定というべきか、眉をひそめるような言動は何も変わらない。いくら学校側が真摯に向き合って働きかけてくれても、一個人の態度や思考までは変えられないよね…と絶望しました。

手を尽したのに支援学級での困り事は解消されず、モヤモヤはさらに募ります。
もはやこれまで?



第三者機関の介入を依頼してみた

いやいや、まだ諦めません!
通院している心療内科で特別支援学級に関する悩みを話したところ、とある第三者機関を紹介していただいたんです。すぐに電話で問い合わせました。

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相談にのっていただいたのは学校心理士・臨床発達心理士などの資格もお持ちの方。学校と保護者の連携サポート、学校コンサルテーションなどを特別支援教育の視点から行っているそうです。
息子の特性、支援学級での困り事、学校に掛け合った経緯などをお伝えしたところ、さっそく学校に連絡を取ってクラスを視察いただけることになりました。
この時も #12 で取り上げた文書が役立ちました。

視察後、学校とどんな話し合いが持たれたかは聞かされていません。
でもそこからの動きは早かった!

積極的に補助の先生を入れ、副担任が1人でクラスを受け持つ時間帯(1日のうち2時間程度)を減らす措置を取っていただけることになったんです。
時には教頭先生みずからが補助に入ってくださったことも。恐縮ながらも本当にありがたく、心底ほっとしたのを覚えています。


私感ですが、学校内で状況が改善されるのならそれに越したことはないと思います。
実は #12 の面談前にも何度か個別相談しています。
でもそれが難しい場合もある。学校側が真摯に対応してくれたとしても、です。先生と保護者では認識にズレがあるのはやむを得ないし、そもそも多くの業務でお忙しい先生方、支援学級のことばかりに注力していられない…というのが現実かもしれません。
あくまでも私個人の考えです。

そんな時は、第三者機関にサポートをお願いしてみるのも手かなぁと。
保護者の話を聞き、学校や子ども、指導の様子を見たうえで専門家としてのアドバイスをいただけるのは、親にとってはもちろん、学校にとってもメリットが大きいように感じたんです。

くり返しますが、これはあくまでも私個人の考えです。これを推奨する意図は一切ありませんが、ほんの一例としてシェアさせていただきました。

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自分のことも大切に!

頼れるものはどんどん頼ろう

年度途中でクラス替えをしてもらったり、支援学級外に学習スペースを確保してもらったり等、支援学級では(学校的には)少々イレギュラーな対応をしてもらっているお子さんをちらほら見かけます。
先生方のご尽力には本当に頭が下がります。

それと同時に、保護者のみなさんの必死な思いにも胸が熱くなるんです。
個別相談をしたり、放課後デイサービスと連携して支援会議を持ったり、聞くと多くの保護者がお子さんのために奔走されているんですよね。知り合い程度の方にも「お互いがんばりましょう!」と戦友のような思いを抱いてしまいます。笑


先ほどさらっと書きましたが、私はここ数年心療内科に通っています。
息子の特性が強く出始めた頃は発達凸凹に関する私の知識も不十分。保育園ではトラブルの連続だし、息子の感情が高ぶった時の対処法も分からない。相談先も十分見つけられていない上に、心配をかけたくなくて実の親にも言えなかったんです。
ようやく話せたのは1年ほど経った後でした。

そりゃ追い詰められますよね。。
母の不安感は当然息子に伝わるし、そうなるともう負のスパイラルは止まりません。

「私がつぶれたらこの子もおしまいだ…」
そんな思いから心療内科への通院を始めたんです。

この時期は退行が起こっていたのに加え、訳もなく不安そうな表情をしたり、何度も手を洗う強迫症のような行動が見られたり、普段朗らかな息子らしからぬ姿が続いていました。私的最大のトラウマ…。

私の場合、これが功を奏しました。
幸運なことに、紹介いただいた医師が息子の主治医のお弟子さん的な方だったんです。
子どもの心の診療を専門にしてみえたそうで、私自身のことと併せて息子の相談もできるありがたさときたら…!

ちなみに以前ブログに書いた “不登校児のための支援センター” のことを教えてくださったのもこの先生。息子の主治医とは違った角度から有益な情報をいただけて、今も本当に助かっています。

今では当時のような大幅な気持ちの落ち込みはほとんどなく、相談というよりグチを聞いてもらう場所になっている感が。
でも先生からの「吐き出すことは大事ですよ。言いたいことはどんどん言っちゃってください」というお言葉に甘えています。笑


子どものことを優先して自分を後回しにしたり、過度に無理してしまったり。保護者(特に母親)ならついついやりがちですよね。

でも、自分のことも大切にしてほしい!
医療機関や地区の支援センター、放課後デイに親の会など、頼れるものはどんどん頼っていいんじゃないかな。
少しでも自分を楽にして、子どもと向き合うエネルギーをためておいてほしい。自戒を込めてそう思います。

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おいしいものを食べて自分を甘やかすのも◎

***

#8 から始まった特別支援学級の利用にまつわる話はこれにて終了。ここまでお付き合いくださった方がいらっしゃったら、心から感謝を申し上げたいです…!涙

ここまでお読みいただきありがとうございました◎

ここで書くことはすべて息子を通した私の経験、およびそれに基づいた個人的な考えです。内容に違和感を覚える方もいらっしゃるかと思いますが、必要とする方に情報が届けばと考えて書いていますので、その旨ご理解いただければ幸いです。

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ツナ

主婦 / 長野県 /

44歳/夫・息子(8歳)/手づくり部・料理部・美容部/生まれ育った東海圏を離れ、自然豊かな信州でゆるりと暮らしています。カフェや雑貨屋めぐり、読書が大好き。手作りや文章を書くことにも興味があります。にぎやかすぎる息子中心のドタバタな毎日を、笑顔で心穏やかに過ごせるよう奮闘中!服も暮らしもシンプル好みですが、ノスタルジックで温かみのある東欧・中欧の雑貨には目がありません。

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