\Akari’s Fresh New Classics/
おなじみの料理をもっと簡単に、新しく
長谷川あかりさんの“ほれ直し”定番おかず
大定番だけど、ちょっと面倒でマンネリがちでもあるあのメニュー。手軽に、よりおいしく仕上がる発想の転換に感動! 作り続けたくなります。今回は「塩こしょうのみ唐揚げ」 のレシピをご紹介します。
あかり’s定番おかずのキホン
・材料、調味料、使う道具は最小限に。“チャート図が一直線”になる作り方が理想
・従来の作り方の、面倒な工程を洗い出す。残すのは“おいしさへのリターンが大きい”手間だけ
・家庭料理は、お店ほどおいしくなくていい。味も作り方も“軽やか”だから続く
塩こしょうのみ唐揚げ

調理時間25分
「下味の要素を減らすほど、肉のおいしさを感じられるのが驚き。塩の濃度は肉の重さの1.3%。水をもみ込むこと、油が冷たい状態からじっくり揚げることがやわらかさの決め手」(長谷川あかりさん)
材料・2人分
- 鶏もも肉……300g
- A)
- 水……大さじ2
- 塩……4g(肉の重量のおよそ1.3%)
- 粗びき黒こしょう……小さじ1/8
- 薄力粉……大さじ1 1/2
- 片栗粉……大さじ6〜
- 揚げ油……適量
作り方
- 鶏肉は大きめのひと口大に切り、ポリ袋に入れる。Aを加え、しっかりともみ込む。薄力粉を加え、さらにもみ込む。
- ①に片栗粉を加えて、袋の口を持ってよく振り、鶏肉全体にまぶす。さらに袋の上から鶏肉を握り、しっかりと片栗粉を密着させる。
カリッと揚げるために、鶏肉1個1個を袋の上からしっかり握って粉を密着させる。スノーボールクッキーをイメージして、鶏肉全体に粉をつける
- フライパンの底面に行き渡る程度*の油を注ぎ、火をつける前に②を重ならないように並べる。中火にかけ、4分揚げ焼きにする。上下を返し、さらに弱めの中火で4分揚げ焼きにする。強火にして片面30秒~1分ずつカリッと焼き上げ、油をきって取り出す。
- ③を器に盛りつけ、好みで塩、粗びき黒こしょう各適量(ともに分量外)を混ぜ合わせ、つけながら食べる。
*直径22cmのフライパンを使用した場合、揚げ油の目安は大さじ3強
下味を思いきって最小限にすることで、鶏肉のうま味がぐっと引き立つんです。水をしっかりもみ込むと、肉がふんわり!

長谷川あかりさん
Arrange
大葉と梅の唐揚げ

①の薄力粉を加えるタイミングで、手でちぎった大葉10枚分程度を加える。梅干し(塩分10%程度の甘くないもの)を叩いてペースト状にしたものをつけながら食べる。
塩味だからこそアレンジ自在。大葉、青ノリ、カレー粉などで

長谷川あかりさん
Staff Credit
撮影/濱津和貴 スタイリスト/駒井京子 取材・原文/福山雅美
こちらは2025年LEE6月号(5/7発売)「長谷川あかりさんの“ほれ直し”定番おかず」に掲載の記事です。