FOOD

長谷川あかりさんの“ほれ直し”定番おかず

ボウルと手が汚れるタネ作りをフライパン内で完結!

長谷川あかりさんの「ワンパン餃子」3種!発想の転換でより手軽に、よりおいしく!

  • 長谷川あかり

2025.05.07

この記事をクリップする

大定番だけど、ちょっと面倒でマンネリがちでもあるあのメニュー。手軽に、よりおいしく仕上がる発想の転換に感動! 作り続けたくなります。今回は「ワンパン餃子」 3種のレシピをご紹介します。

長谷川あかりさん

お話を伺ったのは

長谷川あかりさん

料理家・管理栄養士。「なんでもない日を幸せにする、シンプルで豊かなごはん」をテーマに、忙しい現代人の心に刺さるレシピを発信し、大人気となる。最新刊『わたしが整う、ご自愛ごはん』(集英社)も大好評。

あかり’s定番おかずのキホン

材料、調味料、使う道具は最小限に。“チャート図が一直線”になる作り方が理想
従来の作り方の、面倒な工程を洗い出す。残すのは“おいしさへのリターンが大きい”手間だけ
家庭料理は、お店ほどおいしくなくていい。味も作り方も“軽やか”だから続く

ワンパン餃子 3種

餃子作りで面倒な部分ってボウルと手が汚れるタネ作りの工程。フライパン内で完結させればいいんです

長谷川あかりさん

長谷川あかりさん

白菜とシラスの餃子

「白菜とシラスの餃子」レシピ/長谷川あかりさん

調理時間25分

「具材の塩は“野菜の重量の1.3〜1.4%”を守れば、他の葉野菜でも応用OK。水気を絞る工程は、片栗粉を入れれば省略可。深いうま味のカギはシラス!」(長谷川あかりさん)

材料・10〜12個分

  • 餃子の皮(大判)……10〜12枚
  • 白菜……100g
  • 大葉……10枚
  • A)
    • 豚ひき肉……80g
    • 釜揚げシラス(またはシラス干し*1)……25g
    • にんにくのすりおろし……小さじ1/4
    • 料理酒*2……大さじ1
    • 片栗粉、しょうゆ……各小さじ1
    • 塩……小さじ1/4
  • 油(米油などくせのないもの)……小さじ2
  • 〈酢こしょうタレ〉
    • 酢と粗びき黒こしょう各適量を混ぜる。

*1シラス干しを使う場合は、塩気がやや強いので塩の量を少し減らす
*2レシピの料理酒を清酒に代えて作る場合は、塩少々を適宜足してください(以下のレシピでも同様に)

作り方

  1. 白菜と大葉は粗く刻む。
  2. 深めのフライパンに①とAを加え、シリコンスプーン(なければ木べらなど)でよく混ぜる。
  3. 餃子の皮を手にのせ、中央に②の1/10〜1/12量をのせる。皮の縁に水をつけ、ひだを寄せながら包む。残りも同じように包む。
  4. ②のフライパンの汚れをペーパータオルでさっとふき取ってから油を引き、③を並べ入れて中火にかける。
  5. 底面がカリッと焼けたら、水50㎖を注いでフタをし、5分ほど蒸し焼きにする。皮が透き通ったら器に盛りつける。好みで酢こしょうタレにつけて食べる。
①とAを加え、よく混ぜる。餃子の皮を手にのせ②の1/10〜1/12量を包む。底面がカリッと焼けたら水を注いでフタをし蒸し焼きにする。
“酢こしょう”であっさりいただきます


Arrange

にんじんとチーズの餃子

「にんじんとチーズの餃子」レシピ/長谷川あかりさん

調理時間25分

「餃子は根菜でもおいしくできるんです。半量をすりおろすから、具材にまとまりが。にんじんの甘味+チーズとレモンで洋風に。お子さんもきっと好きな味」(長谷川あかりさん)

材料・10〜12個分

  • 餃子の皮(大判)……10〜12枚
  • にんじん……100g
  • A)
    • 鶏ももひき肉……80g
    • にんにくのすりおろし……小さじ1/4
    • 粉チーズ、料理酒……各大さじ1
    • 塩……小さじ1/3
    • 粗びき黒こしょう……適量
  • レモン、粉チーズ……各適量
  • オリーブオイル……小さじ2

作り方

  1. にんじんは、半量はすりおろし、残りはみじん切りにする。
  2. 深めのフライパンに①とAを入れ、シリコンスプーン(なければ木べらなど)でよく混ぜる。
  3. 餃子の皮を手にのせ、中央に②の1/10〜1/12量をのせる。皮の縁に水をつけ、ひだを寄せながら包む。残りも同じように包む。
  4. ②のフライパンの汚れをペーパータオルでさっとふき取ってからオリーブオイルを引き、③を並べ入れて中火にかける。
  5. 底面がカリッと焼けたら、水50㎖を注いでフタをし、5分ほど蒸し焼きにする。皮が透き通ったら器に盛りつけ、レモンを絞る。好みで粉チーズをかける。

Arrange

もやしと明太子の餃子

「もやしと明太子の餃子」レシピ/長谷川あかりさん

調理時間25分

「味わいをランクアップするのは明太子。今回は棒餃子の形に。もやしのシャキシャキ感がくせになる、おつまみ感覚の餃子です」(長谷川あかりさん)

材料・10〜12個分

  • 餃子の皮(大判)……10〜12枚
  • もやし……1/2袋(100g)
  • A)
    • 豚ひき肉……80g
    • 辛子明太子(またはタラコ)……(薄皮を外した状態で)20g
    • 料理酒……大さじ1
    • 片栗粉……小さじ1
    • 塩……小さじ1/4
  • 黒酢(または酢)……適量
  • ごま油……小さじ2

作り方

  1. もやしは粗く刻む。
  2. 深めのフライパンに①のもやしとAを入れ、シリコンスプーン(なければ木べらなど)でよく混ぜる。
  3. 餃子の皮の中央に②の1/10〜1/12量を横長にのせ、皮の縁に水をつけ、あんの上で合わせて閉じる(左右は開いたままでよい)。残りも同じように包む。
  4. ②のフライパンの汚れをペーパータオルでさっとふき取り、ごま油を引き、③を閉じ目を上にして並べ入れ、中火にかける。
  5. 底面がカリッと焼けたら、水50㎖を注いでフタをし、5分ほど蒸し焼きにする。皮が透き通ったら器に盛りつけ、黒酢をつけながら食べる。

野菜は何でも餃子のタネになる! 明太子やチーズなど塩気プラスがカギ

長谷川あかりさん

長谷川あかりさん

Check!

「長谷川あかりさん」関連記事


Staff Credit

撮影/濱津和貴 スタイリスト/駒井京子 取材・原文/福山雅美
こちらは2025年LEE6月号(5/7発売)「長谷川あかりさんの“ほれ直し”定番おかず」に掲載の記事です。

この記事へのコメント( 0 )

※ コメントにはメンバー登録が必要です。

LEE公式SNSをフォローする

閉じる

閉じる