FOOD

何度作っても感動! わが家の「レジェンド鍋」

お正月で疲れた胃袋に「きのこたっぷりの豚しゃぶ」レシピ/麻生要一郎さん

  • 麻生要一郎

2024.01.13

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料理上手なあの人のNo.1レシピ、大公開
何度作っても感動!

\わが家の/
「レジェンド鍋」

手軽に栄養をたっぷりとれる一方で手抜きの印象もあり「また鍋?」と家族に言われかねない鍋を、今年の冬は格上げ! 人気料理家が、家族や友達と食べている、周りでも大好評の鍋レシピを特別公開。「さすが」と「なるほど」な手順と食材の組み合わせから生まれる格別なおいしさは、まさにレジェンド級です。

麻生要一郎さん

教えてくれたのは

麻生要一郎さん

Yoichiro Aso

料理家

雑誌などの撮影現場や、舞台へのケータリングなどで話題に。雑誌や書籍でのレシピ紹介のほか、エッセイも好評。年明けに3冊目の著書『365 僕の食べもの日記』(光文社)を発売。

疲れた胃袋に。大切な友人たちを癒してきたやさしい味

きのこたっぷりの豚しゃぶ

お正月で疲れた胃袋に「きのこたっぷりの豚しゃぶ」レシピ/麻生要一郎さん

「軽めに味わいたい人は、きのこをたくさん。おなかが空いている人は、豚バラの脂で元気に。同じ料理で、みんなが満足できるのが鍋のよさ。きのこのだしが存分に出た、シメも余さず味わって」(麻生要一郎さん)

材料・4人分

  • 豚バラしゃぶしゃぶ肉……480g
  • 生しいたけ、えのきだけ、しめじ、エリンギ、まいたけ、はなびらたけなど好みのきのこ……各1パック(計500〜600g)
  • 長ねぎ……1本
  • A)
    • 昆布……50g
    • 水……1L
  • 酒……大さじ2
  • 塩……小さじ1
  • ごま油、柚子こしょう、ラー油、黒こしょうなど(好みで)……各適量

下準備

鍋にAを合わせ、1時間ほどおく。

作り方

  1. しいたけは石づきを切り落とし、放射状に4等分に切る。えのきだけとしめじは根元を切り落とし、ほぐす。エリンギは縦3等分に切り、長さを半分に切る。まいたけとはなびらたけはほぐす。長ねぎは斜め薄切りにする。
  2. Aに酒と塩を加え弱めの中火にかけ、沸く直前まで10分ほど温める。昆布を取り出し①を入れて中火で煮る。豚肉を入れ、さっと火を通して食べる。好みでごま油や柚子こしょう、ラー油や黒こしょうなどで味を変えながら楽しむ。

シメには

残ったスープにゆでた中華麺を入れて温め、塩やしょうゆで味を調える。好みで黒酢を垂らしても。



料理家

麻生要一郎さんのレジェンド鍋

麻生 要一郎さんのレジェンド鍋

ベースはあくまでやさしく淡く。具材は主役を決め、卓上でそれぞれが食べたい味に仕上げます

「鍋を食べたくなるのって、年末年始でごちそう続きだったりする“食べ疲れ”のときだと思うんです」(麻生要一郎さん)

だから鍋のベースは、調味料を控えた昆布だし。加える素材によって、味わいはいかようにも変化。

「今回は、わが家の集まりで好評の鍋。元気な人は、ごま油やラー油を足してこってりと。鍋って、自分好みの味にできるのもいいんです」(麻生要一郎さん)

「おいしいLEEレシピ」に伝説級の鍋レシピ、まだまだあります!

Staff Credit

撮影/濱津和貴 取材・原文/福山雅美
こちらは2024年LEE1・2月合併号(12/7発売)『何度作っても感動! わが家の「レジェンド鍋」』に掲載の記事です。

麻生要一郎

料理家

雑誌などの撮影現場や、舞台へのケータリングなどで話題に。雑誌や書籍でのレシピ紹介のほか、エッセイも好評。2024年に3冊目の著書『365 僕の食べもの日記』(光文社)を発売。

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