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若山曜子さんの「手軽でしゃれてる大人おやつ」

「フライパンで作るガトーショコラ」レシピ/若山曜子さん

  • 若山曜子

2021.12.10

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テリーヌのような濃厚リッチな味わい
フライパンで作るガトーショコラ

「フライパンで作るガトーショコラ」レシピ/若山曜子さん

通常はオーブンで焼き込むガトーショコラをフライパンで作れるなんて! 小麦粉はごく少量、フタをして弱火でじっくりと火を入れるので、しっとりとなめらかな口当たりです。

材料・直径20㎝のフライパン1台分

  • 製菓用チョコレート(ビター)……120g
  • バター(食塩不使用)……100g
  • 卵……2個
  • グラニュー糖……50g
  • 薄力粉……20g
  • A)
    • 生クリーム……200㎖
    • グラニュー糖……大さじ1
    • 板チョコレート(トッピング用)……適量

下準備

*フライパンの底のサイズに合わせてアルミホイルを丸く折りたたみ、底に敷く。
*フライパンのサイズより大きめの正方形に切ったオーブンシートを十字に折り、その斜め半分、さらに斜め半分に折る。広げると円形になるよう端を切り落とし、両サイドの折り目と中央に端から長さ3㎝程度の切り込みを入れる。フライパンの形に沿うよう、上記のアルミホイルの上に敷く。

下準備 底が焦げつくのを防ぐため、フライパンの形に合わせて用意したアルミホイルとオーブンシートを重ねてから生地を流し込む

底が焦げつくのを防ぐため、フライパンの形に合わせて用意したアルミホイルとオーブンシートを重ねてから生地を流し込む

作り方

  1. チョコレートは粗く刻み、バターとともに耐熱ボウルに入れ、湯煎(※フライパンに水を入れ、沸騰したら火を弱めてボウルをのせる)で溶かして粗熱を取っておく。
  2. 卵は、卵白と卵黄に分ける。ボウルに卵黄を入れて泡立て器でほぐし、1/4量のグラニュー糖を加えてすり混ぜる。白っぽくなったら①を加えてよく混ぜる。
  3. メレンゲを作る。別のボウルに卵白を入れ、ハンドミキサーで泡立てる。白っぽい泡が出てきたら、残りのグラニュー糖を2~3回に分けて入れ、ピンと角が立つまで泡立てる。
  4. ②に③を半量加え、泡立て器でしっかり混ぜる。残りの③を加えゴムべらに持ち替え、切るように混ぜる。ザルなどで薄力粉をふるい入れ、粉気がなくなるまでさっくりと混ぜる。
  5. アルミホイルとオーブンシートを重ねたフライパン(下準備の画像参照)に④を流し入れ、表面を平らにならしフタをして、ごく弱火で約20分焼く。周りが固まり、中央は少しツヤがある程度で火から下ろし、フタをしたまま余熱で約10分ほど、冷めるまで蒸らす。

表面がこの状態になったら火から下ろし、フタをしてそのまま余熱で火を通す

表面がこの状態になったら火から下ろし、フタをしてそのまま余熱で火を通す

  1. ⑤を器に盛る。生クリームにAのグラニュー糖を入れて軽く泡立てる。⑤にのせて広げ、スプーンで削った板チョコレートを散らす。

「フライパンで作るガトーショコラ」レシピ/若山曜子さん

底が焦げやすいのでオーブン調理もおすすめ

④を全量、直径15㎝丸型に流し入れ、180℃に予熱したオーブンで40分、湯煎焼きする(型をのせた天板にお湯を張る)。


撮影/清水奈緒 スタイリスト/曲田有子 取材・原文/広沢幸乃
2021年12月号【若山曜子さんの「手軽でしゃれてる大人おやつ」】より

若山曜子

菓子・料理研究家

大学卒業後、パリ市立製菓学校に留学し、フランス国家資格を取得。パリのパティスリーやレストランで経験を積み、帰国後は書籍や雑誌、テレビなどで活躍。『フライパン煮込み』(主婦と生活社)『ジンジャースイーツ』(立東舎)など著作多数。

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