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池田清子

体内の熱を放出!担々風 きゅうりの冷や汁

  • 池田清子

2021.08.28

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プラントベースで野菜たっぷりごはんとおやつ

担々風 きゅうりの冷や汁

きゅうりをたくさん食べたい時にもおすすめな、今時期ぴったりなメニューです。

まだ続く夏の日、夏バテしてる方も多いのでは。

こんな時は、体内にこもった余計な熱を放出する夏野菜を食べて、クールダウンしましょう。

今回ご紹介するのは、夏野菜の代表格・きゅうりをたっぷり使った冷や汁。

火を使わずに調理し氷を浮かべる冷や汁は、見た目だけでなく調理中も涼しいですよ。

材料 2人分

昆布と干し椎茸の出汁の作り方は、水1Lに対して昆布5cm×15cm・干し椎茸4個程度を入れ、冷蔵庫で一晩置いて完成です。私は横にもできる、無印良品のアクリル冷水筒を使っています。

  • きゅうり……中サイズ1本(写真のきゅうりは大きめなので2/3本程度使用)
  • A)
    • 椎茸と昆布の出汁(またはめんつゆ)……300cc
    • 豆乳    大さじ2
    • 味噌 大さじ1
    • すりごま(今回は黒ごまを使用。白ごまでもOK)……大さじ1
    • ねりごま……小さじ1/2
    • 醤油 小さじ1
  • 大葉、ねぎ、みょうがなど好きな薬味……適量
  • ラー油……適量
  • 氷……各椀2個程度

作り方

  1. ボウルにA)の材料を全て入れ、味噌をよく溶かす
  2. きゅうりは薄くスライスし(スライサーを使うのがおすすめ)、薬味は刻んでおく。
  3. 器に、氷とスライスしたきゅうりを入れ、1.を注ぐ
  4. 薬味を盛り、ラー油を垂らして完成

きゅうりは極力薄した方が食べやく味も染み込みやすいので、スライサーを使っています。



column

実はこのレシピは、いつも野菜をお裾分けくださるご夫婦から『きゅうりのとっておきの食べ方』として教えていただいたものです。

「今年もきゅうりを沢山育てたんだけど、なんてったってこの食べ方が一番好きなの!」

と暑さも吹き飛ぶとびきりの笑顔で話してくださり、分量や材料のアレンジを加えてレシピに起こしたものです。

醤油などの調味料を多くして若干濃い味付けにすると、麺類のつけ汁としても美味しく召し上がっていただけます。

旬の野菜は、その季節を乗り切るのに必要な栄養素が多く含まれています。

きゅうりをはじめとしたミョウガ・大葉・ナス・ゴーヤ・トマトなど夏野菜の特徴は?

  • ビタミンや抗酸化作用物質が豊富

強い紫外線に当たる季節。肌の再生を促すビタミンCやビタミンE、抗酸化作用物質が含まれています。日焼け後は、体の内側からもケアしましょう。

  • カリウム豊富

余計な水分を排出する働きのあるカリウムが豊富に含まれています。むくみやだるさを改善・解消してくれます。

  • 水分が豊富

夏野菜の特徴は、水分が多くてみずみずしいこと。野菜の水分は腸で吸収され、脱水症状の予防やクールダウンに繋がります。

季節の旬の食材を食べるメリットは、他にも。

その季節を快適に過ごせるだけでなく、次の季節への準備にも繋がります。

季節の変わり目に肌トラブルが起こったり風邪を引くなどといったことが減り、徐々に気候の変化にあわせて体も適応していきます。

まだまだ暑い日が続きそうです。

オリンピアも「これまでに経験したことがないくらい過酷な環境」と嘆いた程、日本の夏は湿度が高く、体へのダメージも相当です。

旬の食材の特徴を上手く取り入れながらダメージを最小限に抑え、さらには秋も快適に過ごせる準備を今から始めていきましょう!

池田清子 Sayako IKEDA

アスリートフード研究家

ビオトープ株式会社代表。夫は7年連続日本代表マウンテンバイクプロライダー、池田祐樹。菜食・プラントベースを主とした「細胞から健康的に強く美しくなる」食事の研究と発信を行う。2014年より自身もサイクリング・ランニング・筋トレを中心とした運動をスタートし、国内外での大会出場経験も多数。著書に『EAT GOOD for LIFE』至上最高の私をつくる「食」×「ながらトレーニング」』『野菜のおいしい食べ方』https://biotope-inc.co.jp https://biotope-inc.co.jp

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