お肉と比べてバリエーションが少なくなりがちなのが、魚介類。
でも作りおきにしておけば、和洋中エスニック、気軽に楽しめちゃいます！

本誌連載も大好評の料理家、コウケンテツさんの作りおきレシピ、最終回は、子供も飛びつくおいしさとボリュームのサバのアレンジをお届けします。

作りおき
静かな弱火だと、煮崩れない
サバのトマト煮

「青魚をトマトペーストと一緒に煮るトルコ料理からヒントを得ました」ハーブ類でサバ特有の臭みを緩和します。

材料・作りやすい分量

• サバの切り身……6切れ
• ホールトマト……2缶
• にんにくのみじん切り…… 2かけ分
• 玉ねぎのみじん切り……1個分
• 塩、こしょう……各適量
• 酒……大さじ2
• オリーブオイル……大さじ1
• Ａ
  • 水……1/2カップ
  • 砂糖……小さじ2
  • タイム、ローリエ……各適量

作り方

1. サバは小骨を取って1切れを半分に切り、皮目に1本切り目を入れる。塩、こしょう、酒を振って5 分ほどおき、しっかりと水気をふく。ホールトマトはつぶす。
2. フライパンにオリーブオイル、にんにくを中火で熱し、香りが立ったら玉ねぎを炒める。しんなりしたらホールトマト、Ａ、塩小さじ1 を加え、煮立ったらサバを加えて弱火で7～8分煮る。塩、こしょうで味を調える。

★ 保存容器に入れ、冷蔵庫で3日保存可能。

ARRANGE
コクうまでツナよりも満足度高し
サバのトマトソースパスタ

本格派なパスタソースもあっという間に完成！なすを加えることでほどよいボリュームに。

材料・２人分

• サバのトマト煮……右ページの1/3量
• なす……2本
• パスタ（スパゲティーニ）……160ｇ
• オリーブオイル……大さじ2
• 塩、粗びき黒こしょう……各適量
• イタリアンパセリのみじん切り……適量

作り方

1. サバは粗くほぐす。なすはヘタを切り、1㎝幅のいちょう切りにする。
2. フライパンにオリーブオイルを中火で熱し、なすを色よく炒める。サバのトマト煮を加えてさっと煮る。
3. 袋の表示より1分短くゆでたパスタを加えて混ぜ、塩、こしょうで味を調える。器に盛り、こしょう、イタリアンパセリを散らす。

「作りおきは、持ち寄りパーティや、料理を速やかに出したいおもてなしにも実は便利。『これぞ、私のお得意』というレパートリーを2、3品持っておくと、すごくいいですよね！」（コウさん）

撮影／福尾美雪　スタイリスト／朴　玲愛　取材・原文／田中のり子

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