MONEY

身近なお金にまつわるニュースをわかりやすく解説!

【エアコン 2027年問題】いつから?その余波とは?買い替えを考えているなら今年がラストチャンス?【夏の電気代】

  • 松崎のり子

2026.06.09

この記事をクリップする

「エアコンの2027年問題」とは?

エアコン 夏の電気代、エアコンの2027年問題 イメージ画像

気象庁によると、2026年の夏(6月~8月)の平均気温は全国的に高くなる見通しです。40℃を超える「酷暑日」が続くかと思うと、今からぐったりしますね。ここ数年は8月どころか、10月上旬まで厳しい暑さが続くことも。今年もエアコンがフル稼働することになりそうです。

しかし、こんなニュースを聞くことが増えました。「エアコンの2027年問題」です。2027年4月からエアコンの新たな省エネ基準(2027年度基準)が開始され、今より基準が引き上げられることになっているのです。

今後は各メーカーが新基準に沿ったエアコンを製造することになり、現行機よりも価格が上がると見込まれます。そのため、2027年からは旧基準の手ごろな価格の機種がどんどん減っていくのでは…と危惧されているのです。

ちなみに資源エネルギー庁の試算結果によると、2027年度基準を満たした製品は、6畳用エアコン(2.2kW機)の場合、現行の2010年度基準より年間で約2760円、14畳向けエアコン(4.0kW機)では約1万2600円の、光熱費削減効果が期待できるとか。

エアコンの平均使用年数を約14年と想定すると、2.2kW機で約4万円、4.0kW機で約18万円の光熱費削減に。この金額が大きいのか、そうでもないのか微妙なところ。14年間分ならもう少し節約したいところですが…。

手ごろな価格モデルのエアコンがどんどん品薄に?

エアコン 夏の電気代 イメージ画像

なお、「エアコンの2027年問題」について、「現在使っているエアコンが使えなくなる」「修理もできなくなる」「新基準を満たさない低価格帯のエアコンは、販売できなくなる」などの不安の声がSNS等で上がっているようです。資源エネルギー庁はこれらについて明確に否定していますが、実際の販売現場では徐々に新基準のエアコンに切り替わり、低価格のエアコンの供給台数は減っていくでしょう。

安い機種が買えるうちに買い替えを、と考えるお客が増えれば増えるほど、品薄になったり、店頭価格がじわじわ吊り上がっていきそうです。ただでさえ夏に向かってエアコン需要が増えるので、買い替えを考えているなら一日も早く、が正解かも。

なお、東京都の「東京ゼロエミポイント」など、省エネ家電への買い替え補助を行っている自治体もいくつかあります。少しでも安く買えるように、そうした公的制度を調べてみましょう。

松崎のり子 Noriko Matsuzaki

消費経済ジャーナリスト

消費経済ジャーナリスト。雑誌編集者として20年以上、貯まる家計・貯まらない家計を取材。「消費者にとって有意義で幸せなお金の使い方」をテーマに、各メディアで情報発信を行っている。

この記事へのコメント( 0 )

※ コメントにはメンバー登録が必要です。

閉じる

閉じる