LIFE

対談連載 はまじの「ずっと好きでした」

対談連載が最終回!

【浜島直子さん】あのゲストのあのコトバ。皆さんの言葉が私の生きる糧になっています!

  • 浜島直子

2024.02.22

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対談連載
最終回

はまじのずっと好きでした

\Special Thanks!/
みんな、ずっと大好きです!

はまじが“本気で会いたかった人”をゲストに迎え、愛あふれるトークを繰り広げてきたこの連載。多くの読者から好評をいただいていましたが、今回で最終回となりました。最後は、はまじの“人を好きになる力”についてインタビュー。

ゲストの方から、たくさんのことを学びました。皆さんの言葉が私の生きる糧になっています!

はまじ

【浜島直子さん】みんな、ずっと大好きです! 9年間で登場いただいたゲストは29名 ブラウス¥33000・パンツ¥29700/ル フィル ニュウマン新宿店(ル フィル) リング¥63800・ブレスレット¥143000/ガルニトウキョウ(ガルニ) 靴¥60500/カチム
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Naoko Hamajima

1976年、北海道生まれ。18歳でモデルデビューし、LEEをはじめ、雑誌や広告で活躍。ラジオ『CURIOUS HAMAJI』(bayfm)、NHK『あさイチ』など、多数のテレビ・ラジオ番組に出演。服にまつわる物語を綴ったエッセイ集『けだま』(大和書房)も好評発売中。
Instagram:hamaji_0912

\約9年間の連載を支えたヒミツに迫る!/

知りたい! はまじの“人を好きになるチカラ”

対談では、「そんなことまで知ってるなんて!」とゲストに感動されることも多々。こんなに熱く、人を好きになれるのは、好奇心がさびついていない証拠です。根っからの“推し上手”なはまじの生き方&考え方は、どこからきているもの?

浜島直子さん

素敵だなと思う人に出会うと、好奇心の芽がピッと出る感じ

「忖度なしに、私がずっと好意を抱いている人たちを呼んでいただくというとっても贅沢な企画でした」と連載を振り返るはまじ。例えば安達祐実さんは、はまじが中学生の頃から大ファンでした。

「私がかわいい女の子を好きになった原点で、30年以上も見守り続けているんです。安達祐実ちゃんにも『私のこと、私以上に詳しくてびっくり』って驚かれました(笑)。対談では、かわいいうえに大人の魅力も加わった祐実ちゃんに感動しましたね。

『あまちゃん』の大ファンだったので、のんさんや宮藤官九郎さんにお会いできたのもうれしかったし、単純に『なんでそんなにかっこいいの!?』ということで斎藤工さんに出ていただいたり。いや、本当に斎藤さんの色気がすごすぎて倒れるかと思いました(笑)」

ゲストのジャンルはさまざまで、その興味の幅広さやアンテナの感度の高さには脱帽しきり。

「自分の苦手なことを悠々とこなしている人を見ると、『わあ、すごい!』って魅力的に見えたり、『この人の発するオーラ、素敵だな』って感じたり。自分にないものを持っている人を見ると好奇心の芽がピュッて出る感じ。そして、その人が素敵な理由を知りたくなっちゃうんです」

一方、コミュニケーションの達人と言われるはまじも「対談ではいつも緊張していた」とか。

「大好きな人には嫌われたくないから、毎回『どこまで近づいて大丈夫ですか?』って、その人の温度やノリを探りながら、そろ~りそろ~りといく感じで。とにかくゲストの方の魅力を読者にいかにプレゼンするかがテーマだったので、いろいろな角度からボールを投げたり、自分のすっとこどっこいのところも見せたりして(笑)、相手にリラックスしてもらえるように心がけました」

浜島直子さん ワンピース¥59400/ル フィル ニュウマン新宿店(ル フィル) イヤリング(片耳)¥12100/ガルニトウキョウ(ガルニ) 靴¥60500/カチム
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妊娠・出産してからは、子育て話にも興味津々

さらにその驚異的な記憶力から繰り出される「大好き!」エピソードが強力な武器に。前田敦子さんの回では、「大島優子さんが総選挙で1位になった際に、サプライズで花束を持っていったあっちゃんが着ていたワンピースを、次の日にお店に試着しに行った(笑)」という熱量の高すぎるエピソードを披露。ゲストの方々は、はまじの本気度を感じて、気がつけばなごやかな雰囲気に。有意義なトークが繰り広げられました。

「本当に学ぶことがたくさんありました。例えば青山有紀さんから、家族でケンカしていても食事のときは、仲直りして食べるようにしている。嫌な空気で食べるとおいしくないから、という話を伺って。それ以来、私もそれを見習って、食事中は子どもを厳しく叱ったり、愚痴を言ったりしないよう気をつけるようになりました。

それと、自分がエッセイを書くようになって、よく思い出すのが湊かなえさんのお話。私が『湊さんの小説を読むと、人の心は井戸みたいだなと思う』と言ったら、井戸だと思って深く掘ったら、黒い油が湧き出てきて、マグマまで到達することもある、というようなことをおっしゃっていて。自分と比べるのはおこがましいけれど、エッセイで日常を深掘りしていくときに、『あ、湊さんが言っていたのはこういうことかな』と思い出すことがあります」

出産してからは子育てトークでも盛り上がるように。

「『探究学舎』のやっちゃん(宝槻泰伸さん)との対談も勉強になりました。今の日本社会では、ある基準に適合するように子育てをしなければならないという固定観念がみんなの中にあると。でも、はまじさんは創造的な子育てをしていて素晴らしい、ということを言っていただいてうれしかった。わからないことだらけの子育てだったけれど、間違いじゃなかったんだなって安心しました」

ゲストの方には、「心から感謝したいし、こういう場をくださった編集部と応援してくれた読者の方方にも感謝です」とはまじ。

実は2024年は、モデルデビュー30周年、結婚25年で銀婚式、夫が還暦で、息子が10歳でハーフ成人式と、おめでたいことが重なるメモリアルイヤー。対談での学びを糧に、さらに飛躍する予感!

「家族とゆっくり旅もしたいし、仕事もまだやりたいことがたくさんあります。読者の皆さん、これからもよろしくお願いします!」



\はまじが忘れられない/

あのゲストのあのコトバ

ゲストの方々とのトークで、たくさんのことを学んだというはまじ。そんな中でも特に心に刺さった金言をピックアップ。これからの人生を前向きに生きるヒントが見つかりそうです。

  • 「あがるってことは相手に敬意を払っていること」

笑福亭鶴瓶さん(’14年LEE11月号)

「私が『対談などで人と話すとき、すごくあがるんです』と言ったとき、鶴瓶さんがこうおっしゃってくださって。以来、緊張はしても萎縮しなくなりました。この言葉が私にとって大切なお守りになりました」

  • 「母は『あなたは世界で一番、運がいい!』と言い切っていました」

寺尾玄さん(’17年LEE9月号)

「寺尾さんのお母さんの言葉は、子どもにとって魔法のような素敵な言葉。子育てする私の心にもダーンッと響きました。これをマネして、私も毎朝、息子を小学校に送り出すとき、『あなたは世界一のラッキーボーイ!』と言っているんですよ」

  • 「同業者からは『八方美人だよね』って言われるから、『失礼なこと、言うんじゃない。十六方美人だ! 三十二方美人だ! 八方で済ませるな』って返してます(笑)」

ムロツヨシさん(’19年LEE1月号)

「私もこの連載でいろんな人に『好きでした!』と言っているので、八方美人だと思われているだろうなと気にしていたんですけれど、ムロさんの話を聞いて、いや、これでいいんだと。私は堂々と自信を持って八×八=六十四方美人を目指します!」

  • 「あ、黒いセーターがないわ。買いに行こう。っていう生活がいいなと思います」

松たか子さん(’14年LEE2月号)

「やみくもに空間を埋めるのではなくて、本当に必要なものだけを持つ、静かで堅実な暮らしが好きだという松さんの考え方。当時の私はまだ物欲まみれで、よく理解できなかったんですけれど(笑)、今この言葉が私のひとつの道しるべになっています」

みんな、ありがとう! ずっと好き!! ♡ はまじ

◆今後、浜島直子さんの新連載がスタート予定! お楽しみに。


Staff Credit

撮影/芹澤信次 ヘア&メイク/ナライユミ スタイリスト/福田麻琴 取材・原文/佐藤裕美
こちらは2024年LEE3月号(2/7発売)「はまじのずっと好きでした」に掲載の記事です。
※商品価格は消費税込みの総額表示(掲載当時)です。

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