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LIFE

二拠点生活の中で見えてきた、子連れでの長距離移動&長期滞在のポイントとは?【帰省や旅行の参考にも!】

  • 藤本こずみ

2023.06.02

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二拠点生活を始めて8年、まだまだ試行錯誤中

“兵庫で育児”ד東京で仕事”の二拠点生活に挑戦中の私。この暮らしを始めたのは、長男を出産した2015年。8年経って、すっかり二拠点生活のベテランに……と言いたいところなのですが、この間に、長女の出産や二人の就園就学、そして予期せぬコロナ禍! があり、まだまだ試行錯誤中です。

世の中が落ち着いてきた最近は、私が取材などのために月に1~2回上京するのが、よくあるパターン。子どもたちの長期休暇中には、一家東京滞在もできたら、と思っています。

先日のGWには、久しぶりに一家東京滞在が実現。子どもたちが小学校3年生&幼稚園年中に、と成長した今ならではの気づきがあったので、まとめてみました。これから、帰省や旅行などの予定がある方の参考になる情報もあるとうれしいです!

【長距離移動編】車での移動を快適にするには?

1:移動時間=子どもたちは「おやすみなさい」

二拠点生活の中で、子どもたちの成長によって大きく変わった点……わが家の場合、それは移動手段! 子どもが一人で小さいうちは新幹線が定番だったのですが、小学生を含む二人になった今は、料金的にもスペース的にもハードルが高くなり、自家用車一択に(笑)。

時間はかかるけれど(私たちは、兵庫ー東京、休憩時間込みで、7時間を目安にしています……長い!)、出発時刻の融通が利く、車内で自由に過ごせる、途中の立ち寄りも楽しめる、荷物が増えても大丈夫、そして安い!……とメリットもたくさんあるんですよね。

最近は、休暇初日前夜に、みんなが帰宅してから出発→途中で夕食→子どもたちは「おやすみなさい」→深夜に到着→もうひと眠り、というリズムに。大人にとってはちょっとハードですが、子どもたちは移動時間をほぼ睡眠にあてられるし、渋滞も避けられるし、初日から現地で遊べるので効率的。帰りも、休暇最終日前夜に出発して→最終日は自宅でのんびり、のコースがお決まりになりそう。

そこで大事になってくるのが、車内環境。行き帰りの子どもたちの洋服は、ラクな部屋着に。ストレスなく眠れて、かつ、SAなどでも降り立たてるものにしています。これが、現地でのパジャマの洗い替えとしても活躍! また、暖かい時期でも各1枚の綿のブランケットは必ず座席に。

2:休憩地も目的地のひとつに

車移動のメリットのうち、子どもたちも喜んでくれるのが寄り道できること。最近は、休憩地も目的地のひとつのように選んでいます。それによって、今まで行く機会のなかったエリアも選択肢に入れられるようになったのはうれしい変化!

わが家はみんな富士山が好きなので(日本人のDNA!?)、その周辺に立ち寄ることが多く、過去には+1泊して、山中湖や富士急ハイランドを満喫したことも。前回は御殿場アウトレットで、大人はショッピング、子どもたちはミニ遊園地を楽しみました!

東西の地名にリアルに触れているうちに、「静岡県って広いね!」「伊賀とか甲賀って、忍者がいたところ!?」というような会話も出てくるように。親としては、地理や歴史に興味を持つきっかけになるといいな~、なんて淡い期待も抱いています(笑)。

3:長距離移動のおともにはエンタメを!

長い移動時間、私の楽しみはエンタメ。動画配信サービスで、気軽に映像作品を見られるようになったのは本当にありがたい~! 普段はなかなかまとまった時間が取れないので、一気見のチャンス。ここぞとばかりにわくわくセレクトしちゃいます。いい作品に出会えたら、道中の満足度が大幅アップ!

最近では、子どもたちが起きている間に、『SLAM DUNK』のアニメシリーズを見て映画の予習をしたり、ディズニーランドの帰りに『ベイマックス』を見て余韻に浸ったり。大人タイムに、『First Love 初恋』の世界にどっぷりハマったり。移動中に見た作品は、その時の季節や家族の様子とセットになって、記憶に残りやすいような気がするんですよね。

【長期滞在編】現地での“暮らし”を楽しむには?

1:子どもたちの持ち物をチェック

二拠点生活のいいところのひとつは、第二の場所で、“日常と非日常の間”を味わえるところかもしれません。おなじみの空間でありながら、いつもとはちょっと違う気分になれる、というような。

わが家の場合、東京滞在は、やっぱり“旅行”というより“生活”に近いもの。家族の着替えや日用品も一応あるし、料理や洗濯も一応できます。だから、特別な準備は必要ないのですが……唯一、チェックするべきなのは、子どもたちの持ち物

特に衣類は、久しぶりに行くと、サイズアウトしていたり季節に合わなかったり。一度、春に薄着メインで行ってしまったところ、寒い日や雨の日が続いて上着が乾かず焦ったことが(反省)。それからは、子どもたちの衣類だけはよく考えて持って行くようにしています。1年通して、長袖は必須。これからの時期なら、レインコートもあったほうがよさそう。夏には、水遊び用の水着やラッシュガードも車に積んでおこうかな?

衣類は買うこともできるけれど、すぐには手に入らないのが薬類。いつも使っている保湿剤や、万一の場合の解熱剤なども忘れずに。そうそう、前回は学校の宿題という持ち物が加わったのも新鮮でした(笑)。

2:“THE観光地”に行ってみる!

前回、前々回の東京では、息子リクエストにより、スカイツリーと東京タワーに行ったんです。これが予想以上に楽しくて! 二人とも、景色も楽しみ、タワー内の施設でも遊び倒していました。

そして、ハッとしたんです。関西ではあまりこういうお出かけをしていないな、って。地元の観光地には、意外に行っていなかったりしませんか? わが家の場合、普段行くのは公園。あとは動物園や水族館、スペシャルな日にはテーマパーク……という感じ。そういえば、神戸ポートタワーにも通天閣にも登ったことはありません。実はこれって、もったいないことかも? これからは、関西でも“THE観光地”へのお出かけを楽しもう、と思ったのでした。早速、2023年の行きたい場所リストに、“姫路城”を追加(笑)!

3:1日はゆっくり過ごす

あれこれ予定を入れたくなる長期滞在ですが、このところ実感しているのが休息日の大切さ。というのも、パワフルな息子に合わせて連日出歩いていたところ、娘に疲れが出てしまったことがあり……(猛省)。最近は、「また来ようね」を合言葉に、欲張りすぎず、滞在中1日はゆっくり過ごすようにしています。午前中に近くの公園で遊んだり、夕方に駅前へ買い物に行ったり、と普段の暮らしと同じように。

関西でも“THE観光地”に行くように、東京でも“日常”を楽しめばいいんだ、とようやく気づいた今日この頃(笑)。

わが家の二拠点生活は、子どもたちの成長とともに、少しずつ変化していくことになる予感。これからも、バランスをとりながら東西の暮らしを充実させていけたらいいな、と思っています。

▼過去に紹介した、二拠点生活の大変なこと/いいことの記事はこちら!▼

“関西で育児”ד東京で仕事”の大変なこと「トップ5」/ママライターの二拠点生活レポート【前編】 

“関西で育児”ד東京で仕事”のいいこと「トップ5」/ママライターの二拠点生活レポート【後編】

 

 

 

藤本こずみ Kozumi Fujimoto

ライター

1979年、兵庫県生まれ。雑誌やWEBで、インタビュー、ライフスタイル、占いなどの記事を執筆。趣味は、テレビドラマ鑑賞&リラクゼーションスポット巡り。夫、長男、長女との4人暮らし。兵庫・東京の二拠点生活に挑戦中。

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