LIFE

藤本こずみ

“関西で育児”ד東京で仕事”の大変なこと「トップ5」/ママライターの二拠点生活レポート【前編】 

  • 藤本こずみ

2017.06.06

この記事をクリップする

はじめまして。今月から「暮らしのヒント」に参加させていただく、ライターの藤本です。

夫@関西 × 私@東京の遠距離結婚生活を経て、出産を機に、2人の実家もある関西を暮らしの軸に。現在は、“関西で育児”と“東京で仕事”の東西二拠点生活に挑戦中です。

――と言うと、必ずといっていいほどかけられる言葉が「大変じゃない!?」。実際は……「大変、なこともあります(笑)。が、ドタバタながらも楽しくやってます」といったところでしょうか。

最近では、平日は都心で働き休日は田舎でのんびり過ごす“デュアルライフ”のようなスタイルも見聞きするようになりましたよね。我が家の場合は、“積極的に今の暮らしを手に入れた”というよりは、“育児と仕事を両立する方法を考えて今の暮らしに行き着いた”というのが正直なところなのですが、ここではそんな我が家なりの二拠点生活について書いてみたいと思います。まずは、大変なところから。

二拠点生活の大変なところとは?

①お金がかかる

二拠点生活をする以上、2つの住居費+移動費は必要不可欠。我が家は基本的に新幹線で新大阪―東京間を移動しているのですが、早特やひかりの利用などで少しでも出費をおさえるようにしています。

②時間もかかる

新大阪から東京までは、のぞみで約2時間半。個人的には、出産前から頻繁に行き来していたこともあり、この時間はほとんど気になりません。むしろ、単身上京の場合は貴重な1人時間を満喫してしまうことも。ただ、当然ながら距離は遠いので、急な予定変更などに対応しにくくなってしまったのは事実。また、例えば午前中は西で息子と公園で遊び、午後から東に移動して取材、という時などは、翌朝「あれ、私、今どっちにいるんだっけ?」と、時差ボケならぬ場所ボケ状態になったりします(笑)。

③体力も必要

上京するのは、月1~2回。私が0~2泊で単身上京することが多いのですが、数ヶ月に一度は息子を連れて一家で東の家に長期滞在することも。1人の場合は、限られた時間に予定を詰め込むことに。息子同伴の場合は、「せっかく一緒に来たからには!」と欲張って出かけたくなり、さらにバタバタ……。先月、息子が2歳になって初めて東で過ごしたのですが、西でも実感していたものの、そのパワーアップ具合は半端なく、移動と遊びでヘトヘトになりました(笑)。これからますます大変になるんだろうなぁ、という課題。

④友人や仕事仲間に会えない

関西出身とはいえ、大人になってから人生の半分を東京で過ごしてきた私。そこから離れて育児という未知の世界に踏み出すことには、もともと不安を感じていました。実際に始めてみると、普段、東の友人や仕事仲間に会えなくなったのが辛かった! 特に産後1年は、思うように上京もできず西にママ友もできず、地元にいるのに“ぼっち育児”状態でコドクを感じていました……。

⑤家族への負担

私の中では、これが一番の問題だったかもしれません。1人で上京する時は、息子は家族にお願いすることに。家族で上京する時は、小さな息子に長距離移動をさせることにもなる。これってどうなの……? 答えは出ませんが、今のところ、ありがたいことに家族は全力で協力してくれていて、息子は両方の暮らしを楽しんでくれています。だからこそ、続けられている二拠点生活。感謝!

――と、今回は大変な点ばかりになってしまいましたが、実はこれらはある程度、事前に想像できたことばかり。

一方、今、私が感じているいい点は、ほとんど予想もしなかったところにありました。次回は、始めてみて分かった二拠点生活の魅力をご紹介したいと思います。

藤本こずみ Kozumi Fujimoto

ライター

1979年、兵庫県生まれ。雑誌やWEBで、インタビュー、ライフスタイル、占いなどの記事を執筆。趣味は、テレビドラマ鑑賞&リラクゼーションスポット巡り。夫、長男、長女との4人暮らし。兵庫・東京の二拠点生活に挑戦中。

LEE公式SNSをフォローする

閉じる

閉じる