新生活シーズンに母、プチパニック!
春休み、新生活シーズンですね。毎年思っている&書いているような気がするのですが、この時期の“お母さん”って、バタバタ!(ではありませんか?)
わが家の息子は新3年生、娘は新年中。卒入学・卒入園のタイミングではないため、「今年はそこまで大変ではないだろう」とのんびり構えていたら……まったくそんなことはありませんでした(苦笑)。
▼過去の卒園式・入学式準備の記事はこちら▼
兄は小学校、妹は幼稚園に通っているので、早帰りが始まる日も、終業式や始業式の日も違います。小学校の卒業式の日は在校生も登校するけれど、幼稚園の卒園式の日は在園児はお休み。ある日は兄は給食で、妹はお弁当。別の日はその逆。兄の新学期はこの日から、妹はその数日後から。さらに兄妹それぞれの習い事やお友達と遊ぶ予定などが加わって……母、プチパニック!
もっと大変な方もいるはずですが、みなさん一体どうしてるんでしょう? 私は、そのうち何か1つくらい忘れてしまいそう~。
そこで今回は、自分自身の「うまくいった!」「こうすればよかった!」という満足点や反省点をもとに考えた、新生活シーズンをスムーズに乗り切る工夫をまとめてみたいと思います。
新生活シーズンをスムーズに乗り切る工夫5つ
①持ち帰ったプリントや学用品には即対応!
春休みに入る前には、子どもたちがいろいろなものを持ち帰ってきますよね。たくさんのプリント、お道具箱、絵や工作などの作品、上靴、植木鉢……。これらはなるべく“即さばく”ようにしています。プリント類は、1枚1枚その都度チェック。鍵盤ハーモニカも絵の具セットも、持ち帰ったら、その日に拭いたり洗ったり。汚れたり壊れたりしているものがあれば処分して、買い足すものをリストアップ。後回しにするとどんどんたまって面倒になりそうなので、球を打ち返すように即対応! ……が理想ではあるのですが、現実は全てを完璧にとはいかず。わが家ではまだ、旧学年の教科書や工作類が、整理されるのを待っています。なかなかのボリュームなので、圧がスゴイ(苦笑)。
②名前つけや縫い物などの手仕事は早め早めに
進級の準備といえば、パッと思いつくのが、名前つけ。2年前、息子が入学した時は、算数セットをはじめ、大量のアイテムの名前つけに気が遠くなった覚えが。
▼過去の名前つけや入学スケジュールの記事はこちら▼
名前つけ以外にも、伸びたゴムを取り替えたり、小さな傷や破れを補修したり、雑巾を縫ったり……地味で細かい“名もなき手仕事”って、いっぱいありますよね。私の場合、不器用なのでまとめてスマートに片づけるのはハードルが高く、これらも“早め早めの即対応”作戦で。今は、娘の新アイテムの記名が終わったところなのですが、これをしておくと、持ち物のお知らせがきたときに慌てずにすみ、「あの日の私、エライ!」と思えます(笑)。
③買うものリストを作ってまとめて購入
一方、まとめて済ませたいのは買い物。わが家では、進級時にスニーカーや上靴、下着や靴下をサイズアップして新調するのが、いつものパターン。そのほか、今年の場合は、くたびれてきた息子の筆箱や水筒カバー、足りない色がでてきた色鉛筆や絵の具などを買う必要が。こういったものは、なるべく本人たちと選びたい。できれば品数豊富なお店で、一気に揃えてしまいたい。そこで、買い足すものを思いつくたびに、スマホのメモ機能でリストに追加。先日、ほぼ購入できたのでちょっと気がラクになりました。
④習い事の体験や見学は時期をずらして
今年のわが家の一番の失敗がコレ! 今、毎日バタバタしているのは、ほぼ兄妹の習い事が原因と言えそう……。進級時って、習い事を見直す機会にもあたりませんか? わが家の場合は、兄が習い事を変更、妹が初めての習い事に挑戦しようとしているところ。「せっかく習うなら、体験や見学をしてから」と思ったのですが、これが2人分となると、予想以上にハードでした。
ただでさえイレギュラーな春休みに、これまでになかった予定が入る。初めての場所で初めてのことをするので、緊張もするし、ルートの確認や持ち物の準備も必要。兄はこれ、妹はこれを習うことにした場合、何時にどこまで送迎する? その間、もう一人の子はどうする?……などなど、考えることも山積みです。
さらに、いざ入会を検討してみると、希望の曜日や時間は埋まっている、ということも。見学や体験の日程が決められている場合は別ですが、そうでないなら、時期をずらして少し早めに申し込めばよかった! と痛感しました。
④1日のto doを書き出してアラームを設定
普段は、家族の予定はアプリに入れて夫婦で共有、自分の予定は手帳に書いてスケジュールを管理しているのですが、この時期はそれだけでは回らなくなってきて……。1ヵ月どころか1週間の予定を把握するのも難しいので、毎日、1日のto doを書き出すことにしました。最近活躍しているのは、子どもたちのお絵描き用に3COINSで買った、電子メモパッド。
前日の夜に、翌日の予定を確認しておき、朝起きたら、その日の動きをザッと書き出します。夫は出社で何時帰宅、私は在宅でこれとこれの原稿を書く、息子は学童を早帰りして習い事、娘は預かり保育後にお昼寝、できれば郵便局に行きたいな、子どもたちのヘアカットも予約しなきゃ……。頭で考えていると複雑に思える予定も、“見える化”すると、自分に関わるところとそうでないところが明確になり、家で集中するべき時間帯や外で用事をこなすべき時間帯がわかります。
ただ、そうしていても何かを忘れてしまいそうな毎日なので、送迎や予約がある時は、出発5分前にスマホのアラームを設定。1日に何度も鳴るため、一瞬「何のアラームだっけ?」となることもしばしば(笑)。この春休みは、これらの合わせ技で、1日1日をなんとか乗り切っています~。
子どもたち一人ずつとの時間を持てたら最高!
こんな調子で余裕のない日々ではあるのですが、長期休みのたびに持てたらいいな、と思っているのが、子どもたち一人ずつとの時間。家族全員で出かける時間は、楽しくて平和。それが、私一人で息子と娘を連れて出かけると……騒ぐ兄妹を注意したりケンカを止めたりしているうちに、私もぐったり、子どもたちともまともに話せずに終了、ということばかり(涙)。
でも、一人ずつと出かけると、こちらに心の余裕があるぶん、じっくり子どもと向き合える気がするんですよね。この春休みには、娘とは、お友達と一緒に動物園、息子とは、リクエストされた映画『THE FIRST SLAM DUNK』(2回目!)に行きました。娘が初めての幼稚園生活でできたお友達と仲良くはしゃぐ姿に和んだり、息子と並んで大好きな作品を楽しめるようになったことに感動したり。この時間を捻出するためにはいろいろ調整も必要だけれど……それだけの価値はある! これからも、長期休みの目標&楽しみにしたいと思っています。
トライ&エラー真っ最中の、わが家の工夫・現在地。来年こそはもう少しスムーズに……進められるでしょうか。同じように新生活シーズンを迎えられる方のヒントになることもあるとうれしいです。
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藤本こずみ Kozumi Fujimoto
ライター
1979年、兵庫県生まれ。雑誌やWEBで、インタビュー、ライフスタイル、占いなどの記事を執筆。趣味は、テレビドラマ鑑賞&リラクゼーションスポット巡り。夫、長男、長女との4人暮らし。兵庫・東京の二拠点生活に挑戦中。