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福島綾香

頭皮の乾燥でフケに!?正しいシャンプーのすすぎ方、頭皮マッサージをプロが伝授!【30代・40代ヘアケア】

  • 福島綾香

2022.02.13

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頭皮の乾燥対策、していますか?

冬~春は「乾燥」が気になる季節。
顔や体の保湿ケアをする方は多いかと思いますが、実は乾燥するのは「頭皮」も同じ。
ケアを怠ると気付かないうちに乾燥が進み、毎日髪を洗っているのにフケが舞っていた…なんてこともあるそう!

そこで今回は、多くのヘアケア製品を扱う大正製薬株式会社から、乾燥時期の髪&頭皮ケアについて教えていただきました。
さらに“髪や頭皮のプロ”である美容師さんから、正しいシャンプー方法や、顔のたるみ対策にも繋がる頭皮マッサージをレクチャー。
仕事や育児に忙しい毎日でも「これだけは守ってほしい!」というケアなど、LEE世代が気になる情報もたっぷり伺いましたよ!

乾燥すると頭皮のターンオーバーが乱れ、フケの原因に

フケ髪イメージ

そもそも「フケ」とは、頭皮の古い角質がはがれ落ちたもの
頭皮にも、約28日で肌が生まれ変わる「ターンオーバー」という機能がありますが、正常な頭皮から発生するフケはとても小さく、洗髪で取り除かれるため目立つことはありません。

しかし、冬に注意したいのが「乾燥によるフケ」
皮脂の分泌量が少なくなり、水分が不足して乾燥した部位はターンオーバーが乱れ、未熟な角質まではがれるように。それが頭皮だと、目に見える大きなフケが大量に発生してしまうことも!

また、頭皮が乾燥するとかゆみも出やすくなり、かきむしってさらにフケが増えるという悪循環にも陥りがち。
毎日シャンプーしているから、フケとは無縁!と思っていても、こんな落とし穴があるんですね。

「頭皮の乾燥ケア」のために抑えたいポイントは?

シャンプーイメージ
頭皮の乾燥ケアをしてフケ髪を防ぐためには、以下のポイントに気を付けることが大切だそう。どれも基本的なことですが、改めて見直してみましょう。

◆保湿成分が配合されたシャンプーを選ぶ
洗浄力の高すぎるシャンプーは避け、頭皮にやさしい商品を選ぶことが大切。アミノ酸系シャンプーや保湿成分配合のシャンプーがおすすめ。

◆毎日のシャンプーは洗いすぎない&流し残さない
フケを気にして何度も洗髪すると、地肌に必要な水分や油分まで落ちてしまうことに。
また、シャンプーやリンスの洗い残しもフケの原因になりやすいので、最後は丁寧にすすぐことが大切。特に髪の毛の量が多いところや、耳の上は注意が必要!

◆頭皮や髪を触らない・摩擦を与えない
触れると摩擦でフケが出やすくなるので、必要以上にかいたり触れたりしない。
頭皮マッサージは、頭皮の健康のためにも積極的に行ってOKですが、間違った方法だと摩擦を与えることになるので要注意。



プロが徹底レクチャー!「正しいシャンプーのすすぎ方」

「シャンプーは丁寧にすすぐ」「間違った頭皮マッサージはNG」…では、具体的にはどうすれば?これが一番気になるポイントですよね。

そこで、“髪や頭皮のプロ”である美容師・宇梶光春さんに、まずは「正しいシャンプーのすすぎ方」について徹底レクチャーしていただきました!

美容師 宇梶さん

美容師の宇梶光春さん。スタイリスト歴14年のベテラン

◆フケ髪を防ぐ!正しいシャンプーのすすぎ方
強めのシャワーで流す。シャワーは壁に掛けずに手に持つのが◎。

・大まかな泡を流したら、ノズルを頭皮に近付けて、お湯がしっかりと頭皮に当たっているのを感じる。

顔を上に向け、①額、②左右側頭部、③頭頂部、④後頭部の順に流す。空いている手の平で器を作り、お湯を手の平に貯めると更に効果的。貯める→頭皮を軽く擦る、を3セット繰り返す。次に顔を下に向け、先程とは逆の順に流す

・お湯の温度は38℃のぬるま湯がベスト。熱すぎると皮脂を取り過ぎ、乾燥してフケの原因に。焦らずゆっくり流して。

「空いている手の平で器を作り、お湯を手の平に貯める」すすぎ方、確かに美容室でしてもらうシャンプーでも感じます!ぜひ意識したいポイントですね。

頭皮がたるむと顔もたるむ!「おすすめ頭皮マッサージ」

ヘッドマッサージ
続いては「頭皮マッサージ」について。
宇梶さん曰く「頭皮と顔の皮膚は繋がっているため、頭皮のたるみは顔のたるみとイコール。頭皮のたるみを抑えれば、顔のたるみも抑えられるのではないでしょうか」とのことです!

◆効果的な頭皮マッサージ方法とポイント
手のひら全体を使って、側頭部(耳の上〜頭頂部)の筋肉の緊張をほぐす。大きく円を描くように優しく動かす。

頭筋、後頭筋をほぐす。同じく大きく円を描くように10回。

こめかみや首の後ろに指をあて、頭頂部に向かってらせん状にもみほぐす。上に向かって血を巡らせていくイメージで行うのがポイント。

側頭部に指の腹を当てて、頭皮を上に持ち上げるように動かす。頭頂部に向かって、指の位置を1㎝ずつ上にあげていく。

指の腹を、前頭部から側頭部にかけての髪の生え際に押し当て、小さな円を描いて筋肉を引き上げながら下から上にもみほぐしていく。

頭皮を指で押してみて、気持ちいいと思えるツボを探す。(例:頭頂部のほぼ真ん中にあるツボには自律神経を整える働きがあり、心身ともに正常に導く作用があるそう。)

⑦ ①で行ったように、手のひら全体を使って側頭部の筋肉(側頭筋)、頭筋、後頭筋をほぐす。大きく円を描くように10回動かせば終了。

やってみると、スマホやPCの使用で凝り固まりがちな頭から目の周りまでスッキリして気持ちいい…!

ちなみに、頭皮マッサージは「押せば良い」というものではなく、深呼吸しながら、1か所に付き3秒程度軽く押すのがコツとのこと。「自分が気持ちいいと思う強さ」を目安に、リラックスしながらやってみてくださいね。

忙しい毎日でも、これだけは抑えたい!髪&頭皮ケアのポイント2つ

ドライヤーとヘアブラシ
とはいえ、毎日仕事や育児などで忙しいLEE世代。「お風呂も子どもとバタバタ…」「なかなか時間を確保できない」という方も多いはず。そこで、最低限これだけは!という、日常の中でできるケアについて質問してみました。

すると挙げてくださったのは2つのポイント。「基本中の基本ですが、この2点を抑えることが一番の時短に繋がります!」とのお話でしたよ。

◆ヘアケア効果のあるシャンプー&トリートメントを使う
質の高いものを使うことで、頭皮と髪の健康が保ちやすくなり、髪のハリコシや指通りがアップ。健康な髪は髪の中の水分量を適切に保つので、ドライヤーの時間が短縮でき、うねりや寝癖も抑えてくれる効果が。

◆必ず髪はしっかり乾かす!
一番面倒くさいけれど、一番効果大!
髪が濡れている=キューティクルが開いた状態なので、枕や衣服に擦れてダメージ、うねりや寝癖と悪いことだらけ。生乾きも、雑菌が繁殖して頭皮の臭いの元に。
しっかり乾かすことでキューティクルが閉じ、髪の中の水分量も適切に保たれ、潤い、ハリ、コシが出て、朝のスタイリング時間が短縮。

速く乾かすためには、タオルドライをしっかりすること。擦らず押し当てながら、一番乾きにくい後頭部の水分をしっかり取って。
乾かす時は後頭部から。頭皮付近を先に乾かし、髪全体が9割乾いてきたら最後は冷風で髪を引き締めるのがベスト。

特に「しっかり乾かす」のは、基本とはいえ子どもと一緒だと難しいもの。しかしここを抑えることで、朝の時短や髪のお悩み軽減につながると思えば、一番の近道ですよね。
私も3歳の息子とお風呂に入った時は、ドライヤーをかける間も急かされて大変なこともありますが、どうにか待ってもらえる方法を工夫して…今後も徹底したいと思いました!

2月に入り、春の気配は感じつつも、まだまだ乾燥が気になる季節。髪&頭皮のケア、毎日の生活にぜひ取り入れてみてくださいね。

乾燥ケアにぴったりのシャンプー&トリートメント

リジェンヌシリーズ

【大正製薬】リジェンヌシャンプー・トリートメント スムース&ボリューム/モイスト&ボリューム シャンプー300mL /トリートメント 200g 各¥2200(税込)※化粧品

大正製薬株式会社で人気を博す「リジェンヌ」シリーズの、髪&頭皮の乾燥ケアができるシャンプー&トリートメント。
髪の水分や油分を補い、ハリや潤いを高めてくれるほか、天然植物由来の保湿成分を独自に7種配合し、頭皮をすこやかに保ちます。

細い髪で絡まりやすい方はスムース&ボリューム、毛先がパサついて広がる方はモイスト&ボリュームがおすすめだそう。シャンコン迷子の方、ぜひチェックを!

大正製薬株式会社「リジェンヌ」ブランドサイト

福島綾香 Ayaka Fukushima

ライター

宮城県仙台市出身。夫、息子(2018年9月生まれ)と3人暮らし。これまでフリーペーパー、旅行情報誌などの編集を経験。趣味は食べること、旅行、読書、Jリーグ観戦。

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